虫取り大会の仕様と攻略法について。
注:いわゆる「虫取りバグ」に関する情報は扱いません。
毎週火・木・土曜日に自然公園にて開催されるイベント。公園内の虫ポケモンを捕まえて得点を競う。
大会中はエンカウントテーブルが書き換わり、草むらには虫ポケモンしか出現しなくなる。
時間帯は問わないが、1日に1回しかプレイできない。
ゲート内の係員に話しかけることでエントリー可能(そうしない場合、通常の公園のまま)。
ちなみに開催日にゲート内でセーブしていても、日付が変わるとプレイできなくなる。
既に始まっている場合はプレイ中に日付をまたいでも継続する。
イベント中はレポートができなくなる。かわりに「やめる」コマンドが出現する。
20分の制限時間または20個のパークボールを使い果たすか、「やめる」コマンドか係員に話しかけて中断するまで続く。
自分のポケモンが力尽きても終了となるが、この場合は全滅扱いにならず(持ち金はそのまま)結果発表となる。
手持ちポケモンは1匹しか連れていけない。道具は使えないがポケモンの持ち物は作用する。
大会中に持ち替えることも可能。毒消しの実と麻痺治しの実をいくつか用意しておくと安心。
捕まえたポケモンは1匹しかキープできないが、2匹目を捕まえた時にHPとLvを比べてどちらを残すか選ぶことができる。
また、ポケモンを捕まえた時点で図鑑に記録される。途中またはその場で逃がしてもOK。
Pokemon Analysisさんの情報によると、
「最大HP*4 + 攻撃+防御+特攻+特防+素早さ+
個体値ボーナス + 残りHPボーナス」 がスコアとなる。
各パラメータについては、個体値などではなく実数値がそのまま得点のベースとなる。
上記の解析結果には最後に「+1」とあるが、通常は入らないことを確認。
どうやらアイテムを持っていた場合の加点らしい(未確認)。
個体値ボーナスとは、各々の個体値(HP以外)が、「4で割った余りが2以上になる数(2,3,6,7,10,11,14,15)」の場合に加算。
攻撃:+8
防御:+16
素早:+1
特殊:+4
色違いであれば自動的にすべての条件を満たすのだが、そうでない場合も含めて各1/2、全てでも1/16の確率で条件を満たす。
大会中に可視化されているのはHPのみなので、実態としてはランダムボーナスのようなものである。
残りHPボーナスは、HP/8(切り捨て)が加算される。理想的には無傷で捕まえたほうがよい。
しかし、ストライクやカイロス等であれば普通に削って捕まえることをおすすめする。
5ポイントが上限であることを踏まえると、捕獲率が上がらずにボールを無駄に消費するリスクが大きいのだ。
得点への貢献は最大HPのほうが遥かに高いので、無傷にこだわってボールを消費するより高HPの個体を探すことを優先しよう。
HPを削らずに捕まえるのは、あくまでも峰打ちや固定ダメージが無い場合の消極的手段である。
(リメイク版では残りHPボーナスが非常に大きいためか、「HPは削らないほうがよい」としているサイトを結構見かけるので注意)
詳しくは後述するが、無傷捕獲ならコンパンを狙うのがおすすめだ。
基本的に能力値が高いほど高得点になり、4倍されるHPが最重要。
結論。「HPが1ポイントでも高いストライクかカイロスを捕まえろ」
詳しくは下の一覧表を参照。
ポケモン | Lv | 能力上限 | 基本点 上限 |
被捕 | 要注意 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
下限 | 上限 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | ||||
キャタピー | 7 | 18 | 49 | 21 | 23 | 17 | 17 | 26 | 300 | 255 | |
トランセル | 9 | 18 | 51 | 17 | 30 | 19 | 19 | 21 | 310 | 120 | |
バタフリー | 12 | 15 | 47 | 23 | 24 | 33 | 33 | 30 | 331 | 45 | 毒の粉、痺れ粉、眠り粉 |
ビードル | 7 | 18 | 47 | 23 | 21 | 17 | 17 | 28 | 294 | 255 | 毒針 |
コクーン | 9 | 18 | 49 | 19 | 28 | 19 | 19 | 23 | 304 | 120 | |
スピアー | 12 | 15 | 49 | 33 | 21 | 23 | 33 | 32 | 338 | 45 | |
パラス | 10 | 17 | 44 | 33 | 28 | 25 | 28 | 18 | 308 | 190 | 痺れ粉、毒の粉 |
コンパン | 10 | 16 | 50 | 27 | 25 | 22 | 27 | 24 | 325 | 190 | 金縛り、超音波 |
ストライク | 13 | 14 | 47 | 40 | 31 | 24 | 31 | 38 | 352 | 45 | |
カイロス | 13 | 14 | 46 | 44 | 37 | 24 | 28 | 33 | 350 | 45 |
※パークボールの被捕獲度補正が1.5倍なので、被捕獲度190と255の捕まえやすさは変わらない(255でカンストするため)
大方の予想通りだろうが、ストライクとカイロスが2トップ。
計算式ではHPの評価が高い関係で、ストライクが僅差でカイロスを上回る。
その分カイロスは他の能力が高いので、HPとLvが同じならストライクよりカイロスのほうが高得点となる可能性が高い。
また、♂と♀は攻撃の個体値で決まるので、♂のほうがわずかだが高得点を期待できる。
可視パラメータで判断する限りで最も高得点が期待できるのは「Lv14、HP47のストライク♂」であり、
たとえ現在HPを1まで減らしていたとしても最低334点は保障される(個体値でいえば9101または9110のケース)。
また、個体値ボーナスが保証されているので色違いは基本的に高得点となる。
もっとも色違いの確保よりも大会の得点を優先するようなケースは普通はないだろうが…。
カイロスとストライクの比較に関しては、優先度は「HP>種族>性別」である。
高得点を目指すための戦術としては以下のようになる。
得点で上の2種に続くのがスピアー、バタフリー。
とはいえ、被捕獲度(捕まえやすさ)はストライクらと同じなので、わざわざ捕獲を試みるのはあまりおすすめできない。
注目すべきは次点のコンパン。190という高めの被捕獲度も考慮するとかなりのコストパフォーマンスを誇る。
HPを減らさずとも捕まえやすいので、現在HPボーナスの上乗せを考慮すると期待得点はバタフリーに並ぶ。
金縛りと超音波は使ってくるが、後に残る状態異常技はこのレベルではまだ覚えていない。
捕獲要員がいないうちは素投げによるコンパン狙い一本に絞るというのも十分現実的である。
ところで、捕まえたポケモンのHPはそのままでは見られず、2匹目と比較する画面で初めて表示される。
HPを見るための比較対象として(容易に捕獲できる)キャタピーかビードルを事前または事後に捕まえておくという小技がある。
それら以外のポケモンは得点狙いなら捕まえる必要はない。
万が一色違いが出てきたならともかく、そうでなければ図鑑用に一度捕まえれば十分だ。
なお銀版においてはここでしか野生のバタフリーが出現しないので、レアアイテム「銀の粉」を入手する唯一の機会でもある。
逆に金版ではスピアーがここにしか出現しないが、奴が持っている「毒バリ」は金曜日のカネコからでも入手可能。
持ち物は大会が終わるまでわからないので、泥棒で盗むのが手っ取り早い。
理論上の最高点を出せるのは、個体値が全て最大のストライクLv14を、7ダメージ未満で捕まえた場合。
具体的な点数としては「168 + 164 + 29 + 5 = 386」となるはずだ。
まずは捕獲要員を確保しよう。言うまでもなく、峰打ちとキノコの胞子を覚えたドーブルが理想である。
泥棒を覚えさせておけば捕獲ついでに銀の粉の収集も狙っていける。
ちなみに逃げるポケモンは出現しないので対策は不要。
まだ用意できないという場合は、上記の表のHPに注目しよう。いずれも上限値の場合は40を超えている。
(ついでに、Lvさえ最大なら個体値が0であっても必ず40ダメージに耐える)
すなわち、竜の怒りの固定ダメージでぎりぎりまで削れることを意味する。
手軽に済ませるなら、いかりの湖のイベントに出現する色違いギャラドスをそのまま流用してもいい(実際は色違いエフェクトが煩わしいが)。
また、毒状態とノーマル技を無効にするゴースト(ゲンガー)もおすすめ。ナイトヘッドと催眠術は捕獲に使える。
以上で述べたのは高得点をとるための方法。
しかしながらこのゲームの目的は「高得点をとること」ではなく「優勝すること」である。
優勝するためには高得点も大事だが、強力なライバルキャラとの鉢合せを避けるのも重要なテクニック。
ずばり「エリートトレーナーのケンと戦わない」というのが優勝への近道である。
事前にセーブし、池の西側あたりに青髪の奴を見かけたらリセットしよう。
また、高HPのカイロスまたはストライクを厳選する必要もない。
Lv14を捕まえた時点ですぐに中断して結果を見て、駄目ならリセットしたほうが早い。
アイテム収集や図鑑埋めとの並行作業であればこの限りではないが、優勝のみが目的ならひたすら回すのが良い。
優勝賞品の太陽の石はここでしか手に入らない。キレイハナとキマワリのために最低でも2個必要。
2位の変わらずの石も貴重ではあるが、消耗品ではないので数を揃えても意味がない。回収プレイでは進化の石の副産物だ。
3位の黄金の実も、タイムカプセル経由でダグトリオなどを捕まえればいくらでも手に入る。
よって、やるからには優勝を目指したいところだ。
ちなみに3位までに入れなければ、参加賞として木の実がもらえる。
ポケモンを何も捕まえなくても、それどころか開始直後に速攻でリタイアしてももらえることを覚えておこう。
HP47のストライク、あるいはHP46のカイロスは、その時点で攻撃と防御の個体値が奇数であることは確定。
つまり目覚めるパワーのタイプが悪・氷・鋼・虫のいずれかであることを意味する。♂であれば威力51以上も確定。
例えばホーホー(夜の自然公園で通常エンカウントする)などのノーマル飛行に撃ってみて「今一つ」であれば虫タイプであることが判明する。
運が良ければ大会優勝と並行して「実用レベルのめざパ虫を使える虫ポケモン」が手に入るかも知れない。
他のポケモンにおいても、HPが一定以上高いのであれば同様のことがいえる。
わざわざここで厳選する意味はないのだが、もしシナリオ攻略中に入手できたのなら、ぜひ連れ歩いてみてほしいものである。
金銀クリスタルにおいて虫タイプの主力技を攻略に活用するというのは珍しい体験となるはずだ。