初代ポケモン 意外と知られていない事
赤・緑・青・ピカチュウ版における、今の人があまり知らないような小ネタ。
特に説明が無い限りはGB版の話だが、身代わりの詳細以外はスタジアムでも同じはず。
主にhiwasaさんや#z80さんの所からの情報を元に。
身代わりの効果については青版にて自力検証。
おまけ:個体値計算機
身代わりの効果
技「みがわり」で出現した身代わり人形に関すること。
身代わりで防げるもの
- 毒(「どくどく」含む)
- 混乱(「あばれる」等の自分自身による混乱は防げない)
- 能力低下
- 「すいとる」等の体力吸収技(技そのものがミス扱いになる)
- 攻撃技の追加効果全般(「ふぶき」の凍り、「のしかかり」の麻痺など)
技のダメージで身代わりが破壊された場合でも、その技の追加効果は防ぐ
身代わりで防げないもの
- 眠り・麻痺(追加効果ではなく「でんじは」等の直接状態異常を与える技)
- 「しめつける」等の技およびその効果
- 「かなしばり」
- 「やどりぎのタネ」
- 「ほえる」「ふきとばし」
その他備考
- 現在HPが最大値の1/4ちょうどの時でも身代わりを出せる。当然、その直後に瀕死状態になる。
- 身代わりが受けたダメージも「カウンター」「がまん」で反射できる
- 身代わりが受けたダメージも「いかり」のボルテージを上げる効果がある
- 「はかいこうせん」で身代わりを破壊した場合、使用者は反動硬直を受けない
- 「とっしん」等で身代わりを破壊した場合、使用者は反動ダメージを受けない
- 「じばく」等で身代わりを破壊した場合、使用者は瀕死状態にならない。
ただし、敵CPが使用した場合は常に瀕死状態になる。
いずれの場合も、身代わりを出した側が回避した場合は瀕死状態になる。
- 「みだれづき」等の連続技は、身代わりを1撃で破壊した場合に限り以降の攻撃はキャンセルされる(本体への追撃が無い)。
2発目以降で破壊した場合は残りの攻撃が本体に及ぶ。
この性質上、2回固定の「ホネブーメラン」等は身代わり破壊以上のダメージを与えられない。
- 一撃必殺技は、本体のHPに関係なく身代わりを一撃で破壊できる
- 身代わりが受けた一撃必殺技をカウンターすると必殺ダメージとなる
(少なくとも身代わりや本体の最大HPの2倍を上回るダメージとなる)
- 「いかりのまえば」のダメージは、常に本体の現在HPに依存
- 身代わりを出しており、なおかつ混乱中に、自分で自分を攻撃した場合、
なぜか敵の分身(身代わり)がダメージを受けたというメッセージが出る。
この時、敵が身代わりを出していなければ誰もダメージを受けない。
敵が身代わりを出していた場合はメッセージ通りに敵の身代わりがダメージを受ける。
ダメージ次第では敵の身代わりを破壊することも可能。
- 身代わりに対する「スピードスター」は命中判定を無視して必中する。
(ポケスタ2以降では基本となった効果が、なぜか身代わり相手にしか有効ではない)
相手が空を飛ぶ/穴を掘る状態であっても、身代わりが出ていればスピードスターが当たる。
よって、「我慢」と同タイプの必中効果のようだ。
なお「ヨクアタール」の必中効果は地上のみ有効である。
追加効果の発動率
攻略本掲載データや金銀以降の値よりも高めに設定されているものが多い。
特に重要そうなもの、間違えそうなものをピックアップ。発動率は100分率における近似値。
技名 | 追加効果 | 発動率 |
だいもんじ | 火傷 | 30% |
かみなり | 麻痺 | 10% |
オーロラビーム | 攻撃ダウン | 33% |
バブルこうせん | 素早さダウン | 33% |
サイコキネシス | 特殊ダウン | 33% |
初代といえば「ふぶき」の強さが目立つが、「だいもんじ」もなかなかの性能。
まして前者が弱体化されているスタジアムなどの環境ではより効果的。
同種戦を意識した場合、ケンタロスに持たせるには意外とおすすめできる技だったりする。
また、1/3の確率で能力を下げる技、特にサイコキネシスの存在も大きい。
エスパーを相手にする場合は何らかの物理技を仕込ませておいたほうが良いケースも多いだろう。
麻痺の追加効果について
「のしかかり」「かみなり」等の技の追加効果の麻痺は、同タイプのポケモンに対しては発動しない。
例えばノーマルタイプのポケモンは「のしかかり」で麻痺せず、
電気タイプのポケモンは「かみなり」で麻痺しない。
ちなみに、この法則が当てはまるのは麻痺のみである。
具体例としては「ダブルニードル」でも虫タイプに毒を与えられる。
能力低下や混乱、怯みに関してもタイプの影響は全く受けない。
毒タイプは毒を受けない、炎タイプは火傷を受けない、氷タイプは凍らないというのはまた別の法則だと思われる。
余談
「おじさんの きんのたま だからね!」のような台詞は初代には存在しない。
初出は金銀である。
「ちいさくなる」が回避率2段階アップになったのは第五世代以降の話である
(なぜか誤解している例を複数箇所で見たので念のため)。
スペシャルサンクス:ゴールドさん
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