初代ポケモン サントアンヌ号の豆知識

ちょっとしたメモ。

地形区分について

便宜上、「船外」と「船内」に分けて説明する。
どちらも屋外でもダンジョンでもない室内フロアとして扱われ、「テレポート」「空を飛ぶ」「穴を掘る」いずれも不可。

船外

クチバから入った直後の場所。桟橋と船体が見える。
波乗りを使えば例のトラックがあったり、ピカ版であればLv10シェルダーが釣れたりする場所。
タウンマップ使用時の地区名は「クチバ」。

船内

船の中。タウンマップ使用時の地区名は「サントアンヌごう」。

出航条件

以下の2つの条件を満たすことで船が出港する。

よく知られたテクニックとして「秘伝マシンをもらった後に全滅する」というのがある。
これならば船外マップを経由せずに脱出できるので船を留めたままにできるというわけ。
また出航条件は「船内マップから船外マップに移動」なので、外から船外マップに立ち寄っても出航はしない。
つまり、秘伝マシン入手後であっても船外マップでシェルダーを釣りに来るだけなら、出航させずに脱出できる。

裏技

船のチケットがなくても、出港した後でも、サントアンヌ号に強制進入する裏技が存在する。
セレクトバグも壁抜けも使わず、ごく簡単な操作で実行可能だ。
とはいえバグの一種だろうから使用の際は自己責任で。

まず準備として「波乗り」が使える状態でなければならない。
(そのため、通信なしプレイにおける攻略ショートカットには使えない)
そして、下の写真のように海のほうを向いて右キーを入れながらメニューを開き、レポートを書く

リセットして再開後、主人公が右を向いたままだったら成功。
そのまま十字キーをいれずにメニューを開き「波乗り」を使用する
うまくいけば地形を無視して下方向に波乗りする。つまり、見張りの船乗りにめり込むように移動する。
そのまま下を押せば陸波乗り状態も解除され、普通に入ったときと同じように船内に進入できる。
出航後であっても船は存在しており、内部の探索も可能である。
同様に、出航イベントも何回でも見ることができる。

解説

おそらく、主人公の向いている方向が何らかの理由により2つに分かれているためだと思われる。
上記の状態では、実際の進行方向は下側にも関わらず、波乗りの使用判定(水に面しているか)は右側になっている。
普通にレポートを書いて再開した場合は両方とも下側に固定されているのだが、
メニューを開いた時点で方向キーを入れていた場合、その向きが不完全に保存されるようだ。
会話イベントなどは見た目どおりの方向に行えるのだが、なぜか波乗りだけがおかしくなっているようだ。
ちなみに波乗り以外の秘伝技やアイテム使用に関してはこのような現象は起こらない。

出航済みの船がいる件については、そもそも「出航」自体がイベントムービーのようなもので、
マップとしては「船が出港した状態」のものは存在しないと考えて良いだろう。
フラグの状態がどうあれ、何らかの形で船外マップに入れば常に船は存在しているのである。

ちなみに陸波乗りについては、移動先が地上であれば即座に解除される。
1マスであれば地形や人物を無視して進めるので、場所によっては境界の外に出てしまい非常に危険。
なお、地形を無視できるだけであって、そのマスで発生するイベントを避けられるわけではない。
例えばサントアンヌの例で言えば、船員の左側でやった場合は通常と同様に押し戻され、
カンナの部屋にある銅像で行った場合も同様である。


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