ネギぼう冒険記 3章

 

ハナダシティの北の橋。

ブラウン「この先にマサキの家があるのか・・・」

イエロー「ようブラウン!マサキに会ってきたぜ!おまえはどんなポケモン捕まえたんだ?見せてみろよ!」

ネギぼう「やれやれ、めんどくさいのが出てきた。」

イエロー「行け、ピジョン!」

ブラウン「何でそこでいきなり戦いにはいるかなぁ・・・行け、ネギぼう。剣の舞。」

ネギぼう「よっしゃ、剣の舞!」

ブルーバッジのおかげか、ネギぼうも言うことを聞くようになってきた。

ブラウン「乱れづきで一気に倒せ!」

ネギぼう「おう!」

敵のピジョンは、乱れづきの1発目で倒れてしまった!

イエロー「くっ、行け、ケーシィ!」

ネギぼう「無駄だ!乱れづき!」

イエローのポケモン達は、ネギぼうに歯が立たなかった。

イエロー「マサキはポケモンの通信システムを作ったんだ。おまえも使ってるんなら一度会いに行けば?じゃあな。」

ブラウン「別にオレは通信システムは使っていないが・・・」

・・・・・・・・

マサキの家までの道で何人ものトレーナーが出てきたが、ネギぼうの敵ではなかった。そして難なくマサキの家へ。

???「こんちは僕ポケモン・・・ちゃうわい!」

ネギぼう「いきなり1人ボケつっこみか?」

???「わてはマサキや。実験中にポケモンとくっついてしもたんや。元に戻してくれへん?」

ネギぼう「ふーん。どうしようかなぁ・・・」

マサキ「そんなあ…よっ色男!にくいねーっ 大統領!ほな、オッケーやな! 決まりや!」

ネギぼう「決めるとは言ってないが・・・まあいいだろう。」 

ブラウン「えーとこのパソコンのスイッチを・・・ポチっとな。」

ガチャ、ウィーン、ガチャ、ピコピコーン!マサキは元に戻った。

マサキ「おおきにー。そや、サントアンヌ号パーティーのチケットがあるんやけど、わてパーティーとかすきじゃあらへんからな。
     代わりに言ってくれへん?」

ブラウン「パーティーか。面白そうだな。」

ネギぼう「何かいい物があるかもしれないからな。」

ブラウン「というわけでありがたくもらっておきます。それじゃ!」

・・・・・・・・

というわけでクチバシティへ。

ブラウン「お、あれがサントアンヌ号だな。」

ネギぼう「早速行ってみようぜ。」

 

船員「ようこそサントアンヌ号へ!ちょっと待って、お客さん、チケットは?」

ブラウン「えーと、はい。チケット」

船員「はい結構です。ようこそサントアンヌへ!」

 

ネギぼう「で、どこへ行くんだ?」

ブラウン「とりあえずパーティ会場に行こうと思ってるんだけど・・・」

ネギぼう「で、それはどこにあるんだ?」

ブラウン「さぁ・・・」

ネギぼう「これだもんなぁ・・・とりあえずしらみ潰しに探してみるか・・・」

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・・・1時間後。

ネギぼう「何だ!この船は!どの部屋に入ってもいきなり勝負挑まれる!しかもパーティーは終了しただと!」

ブラウン「まあまあ、ここで怒ってもしょうがないだろ。あっちに船長室があるはずだから行ってみよう。」

イエロー「ボンジュール、ブラウン!図鑑の調子はどうだ?道一本違うだけでとれるポケモンも違うんだぜ。
      おまえはどんなの捕まえたんだよ、見せてみろよ!」

ブラウン「何でおまえがこんな所に・・・オレはあくまでカモネギ1本で行くぞ!いけっ、ネギぼう!」

ネギぼう「おう!わかった!」

イエロー「行けっ、ピジョン!」

ブラウン「まずは剣の舞だ!」

ネギぼう「またいつもの戦法かよ・・・まぁ、技がないからしょうがないけど。剣の舞!」

イエロー「ピジョン、風起こしだ!」

ネギぼう「くらうか!そんなもん!乱れづき!」

イエローのポケモン達は乱れづきで次々と倒れていった。

イエロー「手加減してやったのに。ここの船長は居合い切りの達人だってから会いに行ったらこれがただの船酔い親父。
      でもこの技がなかなか使えるんだよな〜。じゃ、あばよ。」

ネギぼう「なにっ、居合い切り?」

ネギぼうは一目散に船長室へ。

ブラウン「おい、ちょっと待て!」

ネギぼう「船長!オレにも居合い切りを教えてくれ・・・船長?」

ブラウン「船酔いしてるみたいだな・・・背中をさすってあげよう。」

すりすり すりすり すりすり すりすり ・・・・・・

船長「ふう、だいぶ楽になったみたいじゃ。元気なときなら居合い切りを見せて上げられるんじゃガ・・・
    そうじゃ、これをポケモンに使えば居合い切りを覚えさせることができるぞ!」

ブラウン「おお!これは秘伝マシン1!ありがたくもらっておきます!」

ネギぼう「早速使ってくれ!」

ブラウン「よーし。これをこうして・・・」

ネギぼうは居合い切りを覚えた!

ネギぼう「これが居合い切りか・・・早く使ってみたい!」

船長「もうすぐこの船も出航じゃ。この次にクチバに来るのはまた1年後じゃ。」

ブラウン「じゃあ船長、さようなら!」

ブラウン達がサントアンヌ号から降りると、すぐに船は出航していった。

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4章に続く!