ネギぼう冒険記 10章
ついにセキエイ高原のポケモンリーグまでたどり着いたブラウン達。彼らの前に待ち受けるものは?
ネギぼう「たのもーっ!ってあれ?四天王は?
ブラウン「中はポケモンセンターになってるのか。とりあえず一休みって事か。アイテムも売ってるしな。」
ネギぼう「ということは四天王はこの奥だな。」
ネギぼう「さてと、回復もしたし、四天王に挑戦するぞ!」
ブラウン「ここを勝ち抜けば殿堂入りか・・・ついにここまで来たんだな・・・」
ネギぼうとブラウンは長い階段を下りていった。
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ネギぼう「今度こそ本当に四天王だな。」
カンナ「私は四天王のカンナ。氷ポケモン使わせたら右に出る物はいないわ。」
ネギぼう「いきなり苦手なタイプか・・・」
カンナ「凍っちゃったら全然動けないんだから!覚悟はいい?」
ネギぼう「ならば凍る前に倒すのみ!剣の舞!」
カンナ「ジュゴン、オーロラビーム!」
ブラウン「ネギぼう、空を飛べ!」
ネギぼう「わかってるよ、空を飛ぶ攻撃!」
ジュゴンは倒れた。
カンナ「次はパルシェン、行くのよ!」
ネギぼう「硬い奴には剣の舞、空を飛ぶ!!」
パルシェンは以外とあっさり倒れた。もちろんこの調子で他のポケモン達も。
カンナ「なかなかやるようね。でも四天王の実力はまだまだこんなもんじゃないわよ!」
次の部屋への扉が開いた。
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ブラウン「ん?ここは洞窟の中か?」
ネギぼう「次の相手は誰だ?」
シバ「オレは四天王のシバ。人もポケモンも鍛えればどんどん強くなる。オレ達のパワーを受けてみろ!イワーク、行け!」
ネギぼう「岩か・・・また苦手なタイプだな・・・」
ブラウン「でも力には力で対抗。剣の舞だ!」
ネギぼう「剣の舞!」
シバ「イワーク、たたきつけろ!」
ネギぼう「うわーっ・・・というほど痛くないな。今のうちにもう一度剣の舞!居合い切り!」
シバの攻撃をかいくぐり、最大限に高められた攻撃力で居合い切り連発!シバのポケモン達は全滅した。
シバ「このオレが負けるとは・・・くそっ!次へ行ってくれ!」
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ネギぼう達は次の部屋へ進んだ。
ネギぼう「げ!何だこの墓石群は?趣味悪いなぁ。」
キクコ「あたしは四天王のキクコ。あんたオーキドのじじいにかわいがられてるんだって?」
ブラウン「別にそんな訳じゃないけど・・・」
キクコ「じじいは昔強くていい男だった。今じゃ見る影もないがね。
ブラウン「え?オーキド博士と昔何かあったの?」
キクコ「ポケモン図鑑作ってるようじゃダメだ!あんたにも本当の戦いってものを教えてやる。行け!ゲンガー!」
ブラウン「別に図鑑作ってるわけじゃないんだが。ゲンガーか・・・ゴースト系だな。」
ネギぼう「ゴースト系か・・・切り裂くは使えないな・・・とりあえず剣の舞!」
キクコ「ゲンガー、妖しい光!」
ネギぼう「空を飛ぶ・・・体が勝手に・・・ぐっ!」
混乱したネギぼうは床に突っ込んで大ダメージ!
ブラウン「気をつけろ!下手に動くと奴の思うつぼだ!回復しながら混乱が解けるのを待ってろ!」
ネギぼう「よ、よし。傷薬、っと。」
薬を塗ってるうちにネギぼうの混乱が解けた!
キクコ「ゲンガー、もう一度妖しい光!」
しかし、ネギぼうはすでに空高く飛び上がっていた。
ネギぼう「同じ手を2度もくうか!空を飛ぶ攻撃!」
防御の低いゴーストポケモン達は剣の舞一回で十分だった。
キクコ「ほっほう。たいしたもんだよ。さっさと次の部屋にすすみな。」
部屋の奥に階段が現れた。
ネギぼう「この先に最後の四天王が・・・」
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ブラウン「この通路の先か。」
ネギぼう「次の相手は誰だ?」
ワタル「オレは四天王の大将、ドラゴン使いのワタルだ。ドラゴンは伝説の生き物。捕まえるのは難しいけど強さは天下一品だ!」
ネギぼう「ドラゴンか・・・まだ戦ったことのない相手だな・・・」
ワタル「さてと、そろそろ始めよう。それとも今からしっぽ巻いて帰るかい?ブラウン?ギャラドス、行け。」
ブラウン「ちょっと待て!ギャラドスは水、飛行のはずだ。どの辺がドラゴンなんだ!」
ワタル「うるさい!破壊光線!」
ネギぼう「うわっ!いきなり大技!」
ブラウン「大丈夫か!?」
ネギぼう「な、なんとかな。ギャラドスは固まってるな。今のうちに剣の舞!」
ワタル「ギャラドス!もう一度破壊光線!」
ネギぼう「遅い!居合い切り!」
ギャラドスは倒れた。
ワタル「くっ、ハクリュー行け!」
ネギぼう「念のためもう一度剣の舞!」
ワタル「ハクリュー、破壊光線!」
ネギぼう「またか・・・でもギャラドスのに比べると大したこと無いな。」
ブラウン「その隙にもう1回剣の舞だ!」
ネギぼう「言われなくてもわかってる。剣の舞、空を飛ぶ!」
ハクリューは倒れた。
ワタル「ハクリュー!行け!」
ネギぼう「もう一匹いたのか・・・でももう攻撃力は最大!居合い切り!」
ワタル「プテラ、行け!」
ブラウン「岩、飛行か・・・ドラゴンじゃないし。」
ネギぼう「居合い切り!」
ワタル「超音波で混乱させろ!」
ネギぼう「当たるか!空を飛ぶ攻撃!」
プテラは倒れた。
ワタル「こうなったら最後の切り札。カイリュー!」
ネギぼう「空を飛ぶ攻撃!!」
カイリューは一撃で倒れた。攻撃力最大のネギぼうの前に敵はいない。
ワタル「オレの負けだ。君はポケモンリーグ新チャンピオン・・・といいたいところだが、もう1人戦わなくてはならない・・・」
ブラウン「ま、まさか・・」
ワタル「そう、イエローだ。イエローは君たちより早く達四天王に勝った。今や彼こそポケモンリーグチャンピオンなのだ。」
ネギぼう「あいつこんな所まで・・・とにかく行こう!」
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イエロー「よう、よく来たな。オレは今ポケモンリーグの頂点にいる。この意味が分かるか?このオレが世界で一番強いって事なんだよ!」
ブラウン「世界じゃなくてカントーだろ。そういうのを井の中の蛙って言うんだよなぁ。」
イエロー「うるさい、勝負だ!ピジョット、行け!」
ネギぼう「まずは剣の舞!」
イエロー「結局最後の最後までその戦法か・・・ピジョット、吹き飛ばし!」
当然何も起こらない。
ネギぼう「オレがそんなくだらない挑発に乗ると思うか!剣の舞!!」
イエロー「やはりな。ピジョット、ゴッドバードだ!」
ネギぼう「ため技だな・・・今のうちに剣の舞、空を飛ぶ!」
ピジョットは倒れた。
イエロー「フーディン、行け!サイコキネシスだ!
ネギぼう「その前に居合い切り!」
イエロー「サイドン、乱れづき!」
ネギぼう「なんか懐かしい技だな・・・しかしそんなの効かん!居合い切り連発!」
あとの展開は大体予想できるだろう。そう。ネギぼうの圧勝だ。
イエロー「どうして負けてしまったんだ・・・オレの育て方、間違ってなんかいないはずなのに・・・」
オーキド博士「ブラウン、とうとう勝ったな!」
ブラウン「博士!いつの間に!?」
オーキド「イエロー、おまえが勝ったと聞いてここに来たのに残念だ。なぜ負けたかわかるか?」
イエロー「・・・・・・」
オーキド「ポケモンへの愛情が足りなかったからだ。それではどんなにがんばってもトップには立てんぞ。
さて、ブラウン。ポケモンリーグ制覇おめでとう。ここにブラウンとポケモン達を記録する。」
ネギぼう「それってもしかして殿堂入りってやつか?」
オーキド「そうじゃ。」
ブラウン「殿堂入り・・・!ついにやったぞ!!」
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ついに念願の殿堂入りを果たしたネギぼうとブラウン。次回から新たな旅が始まる・・・11章へ!!!