〜路線バスの旅−長編シリーズ〜
北海道の旅 -2007年春-
作成日:2007/07/18


久々の長編シリーズの更新です。今回はゴールデンウィークを利用して、今まで行った事がない、岩内・寿都と江差・松前をグルッと回って来ました。 今回はマニアのページらしく、バスの写真を大きくしてみました。



1.札幌駅前ターミナル ⇒ 小樽駅前
北海道中央バス・JRバス北海道(1時間3〜4本:1時間)


▲ 北海道中央バス


▲ 札幌駅

▲ 車窓から(見晴バス停付近)
快晴の青空のもと、札幌から高速バスに揺られて小樽を目指します。この路線は2社の共同運航で本数が多いので利用し易いですね。 途中、高台から街と海が見渡せる所があり景色が良かったです。そこには「見晴」という、場所にピッタリの名前のバス停があります。

2.小樽駅前 ⇒ 岩内ターミナル
北海道中央バス・ニセコバス(1時間1本:1時間20分)


▲ 小樽駅前
小樽から岩内を目指します。札幌からの高速バスだと中央バス、小樽始発の路線バスだとニセコバスになります。中央バスの方が良いバスが来るので快適だと思います。


▲ 小樽運河

▲ 手宮線の廃線跡
小樽は駅の近くに幾つか観光名所があります。海に向かって歩いていくと、手宮線廃線跡の遊歩道があり、その先に有名な小樽運河があります。 GWということもあってか、小樽は観光客らしき人達が多かったですね。

【 ちょっと寄り道〜積丹神威岬〜 】


▲ 北海道中央バス(岩内→積丹神威岬)


▲ 神威岬

▲ 車窓から
GWで時間もあるので、以前行った小樽からではなく、岩内から神威岬に行って来ました。見た目は立派なバスですが、路線で使っている為、車内はかなりくたびれていました。 岩内の時点で乗客は数名しかおらず、終点の神威岬まで行ったのは、私と行動が怪しげなお兄さんの二人だけでした。

3.岩内ターミナル ⇒ 寿都ターミナル
ニセコバス(2時間1本:1時間15分)


▲ ニセコバス
岩内からは、小樽からやって来た寿都ターミナル行きのニセコバスに乗車します。寿都は「すっつ」と読みます。乗客は僅かで運転手氏と皆さん顔馴染みらしく、ローカルバスらしさいっぱいの路線です。 海岸線を走るので車窓の景色もなかなか良いです。


▲ ニセコの山々?

▲ 岩内ターミナル
岩内からはまだ雪が残るニセコ(?)の山々が良く見えます。岩内ターミナルは廃止になった岩内線の岩内駅跡地にあります。ここは駅の設備はすべて撤去されていて、駅だった面影は殆どありませんでした。


▲ アスパラガス発祥の地記念碑

▲ 車窓から
街の中をウロウロしていたら珍しい記念碑を見つけました。アスパラガスは岩内が発祥の地のようです。へぇ〜ぇ〜(ふるっ)。 車窓からは富士山かと思うような山が綺麗に見えました。何山だろう・・・。

4.寿都ターミナル ⇒ 長万部駅
ニセコバス(1日2本:1時間)


▲ ニセコバス
ちょっと前までは、このまま大成→江差と日本海沿いをバスが走っていたのですが、ニセコバスの路線が廃止されてしまったので、函館バスの路線がある太平洋側に向かいます。 この長万部線もすぐに私の貸切となってしまうような状態だったので先行きが怪しいですね。こんな立派なバスでなく、マイクロバスでもいいんじゃないかと思ってしまいます。


▲ 寿都ターミナル

▲ 車窓から
寿都は風力発電が有名な所なのでただでなくても風が強い所です。そして今日は北海道中が強風の為、ここ寿都は「暴風」でした。台風の時の暴風域ってこんな感じなんだろうなぁ〜って実感できましたね。 ターミナル傍のコンビニに行くだけで、本気で体が飛ばされるかと思いました。恐るべし自然の力・・・。

5.長万部駅 ⇒ 函館駅
JR北海道・函館バス


▲ 特急「北斗」

▲ 長万部駅前バス停
長万部から函館バスで函館に行くことも出来るのですが、前に1度乗ってるし、函館まで3時間も掛かるので、JRの特急に乗って函館までワープする事にしました。 長万部駅前には、ニセコバスと函館バスのバスポールがあります。函館バスは長万部ターミナル発着となっていますが、このターミナルは市街地から外れた所にあるただの空き地でした。。。

6.函館駅 ⇒ 江差ターミナル
函館バス(2時間1本:2時間)


▲ 函館バス
函館から中山峠を超えて再び日本海側に向かいます。ここまで乗ったバスは常にガラガラだったのですが、この江差行きはかなり混雑していました。 運転手氏は親切な人で「車内の温度は平気ですかぁ〜」なんて聞いてくれる人だったのですが、乗客の反応はゼロでしたね(苦笑)。途中でトイレ休憩があります。


▲ 函館市街

▲ 函館山


▲ 朝市

▲ 函館駅
函館は有名な観光地だけあって見る所がいろいろあるし、観光客向けの巡回バスなどもあって便利ですが、GWなので名所もバスもかなり混雑していました。 函館で食べているというだけで「海鮮丼」がとてもおいしく感じるのは不思議ですよね〜。

7.江差ターミナル ⇒ 松城
函館バス(1日4本:1時間30分)


▲ 函館バス
1つ前の江差行きのバスとの乗り継ぎはわずか2分!!しかも江差行きが函館駅の時点で10分遅れだったので乗り継ぎは無理かと思ったのですが、ギリギリセーフでした。 写真は途中の時間調整の時に撮りました。頭から入れて止まったのでお尻から。。。 地元神奈中ではバスの車内でお菓子を売っていますが、このバスでは「パンの缶詰」を売っていました。1缶300円也。


▲ 江差ターミナル

▲ 車窓から
江差ターミナルでは写真を1枚撮るのが精一杯でした。市街地の外れにあるので周りには何もありません。 この路線は細めに集落に立ち寄るのですが、結構な狭隘区間が沢山あります。

8.松城 ⇒ 木古内駅前
函館バス(1〜2時間1本:1時間30分)


▲ 函館バス
国鉄松前線の代替バスで、今回の旅の終点JR木古内駅に向かいます。「松城バス停」は松前城に近いバス停なので、観光客向けに立派な待合室があります。今日は桜祭り開催中なのでバスは観光客で混雑していました。 松前の街を出るとそこから先は乗客が殆どなく、国鉄松前線が廃止になった理由もわかりますね。途中で青函トンネルの入り口を見る事が出来ます。


▲ 松前城

▲ 松前市街
桜祭り開催中だったので人は結構居ましたが、肝心な桜はまだ早かったようです。GWでまだ桜が開花していないというのは関東人にはなんか違和感ありますね。 観光地という事で、電柱は地中に埋められ、銀行などの建物も城っぽくなっています。

【 旅の感想 】
久しぶりに時間を掛けて北海道をまわりました。人口が少ない地域が多かったので、のんびりローカルバスの旅という感じでした。 いつ無くなってもおかしくない路線もありましたが、いつまでも走り続けて貰いたいものです。。。



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