EL34 三結 PP アンプの製作
2008/08 宇多 弘
1 どうして今ごろ
EL34 をいろいろ料理の対象にしてきましたが、どうしてもどこにでもあるような標準的なアンプに仕立てて、伝統的な音を時々聴かないといけないな・・・とはフィリップスのパワ−IC TDA1553Q のアンプを夜中に省エネ・モードで聴きながら思ったのですね。
シャーシおよびパワートランスは、大形管専用のユニバーサル超三結 V1 アンプを追い出して、出力トランスは遊んでいるタンゴ CRD5 を載せて、配線変更すればオシマイ。 早速改造にかかりました。
2 簡単な回路で
パワートランス、出力トランスの規格・容量ではなんとかギリギリ ULPP でも収まりそうです。 しかし無帰還にはできないだろうしさほどにパワーが欲しいわけでもありません。 長期安定稼動でき、音質的にも問題のない安全設計として、三極管接続に決めました。 このようなアンプなら人様に使って戴くにも抵抗が少ないことですし・・・
回路図を下記に示します。
3 素っ気無く・・・
素っ気無いことは良いことみたいです。 スピーカは選ばないしソ−スも選り好みしないのは、特徴とは言い難いですが個性が少ないからこそ対応力がある・・・
以上
改訂記録
2008/08:改造〜運用開始