NLS

Last update: 1999/03/04

NLS (Native Language System) は、システムの各コマンドを多言語対応にするための仕組み(XPG4 準拠)です。 特に、シェル上で起動されるコマンドのエラーメッセージに使用されます (X Window Syetem 上のアプリケーションはリソースで管理する方が多い)

特徴は、

などです。

いわゆる 商用UNIX と呼ばれるものは対応していることが多いのですが、 いわゆる フリーUNIX と呼ばれるもの(FreeBSD/Linux 等)はほとんど対応していません。 理由は人手不足が大きいのでしょう。 より重要度が高い機能的な日本語対応(多言語対応) -- 日本語入力/表示/編集、正規表現の `[あ-を]' など -- やマニュアルの日本語訳でさえ、 多くの方々の努力にもかかわらずまだ完全でないため、 NLS にまで手が回っていないと思われます。

しかし、今後英語圏以外で フリーUNIX が普及するためには NLS の整備は非常に重要だと思います。 ただ問題なのは、NLS カタログを作るのは面白くない(-o-) ということがあります (たぶんマニュアルよりも)。 作る人は英語のメッセージを(ある程度は)理解出来ないといけないんですが、 理解出来るならその人には必要ないわけで…

ところが、このあまり面白くない NLS カタログ作りを とっても楽しい作業にしてしまった方々がいます。 tcsh の NLS カタログ を標準語にするのでなく「萌えているキャラ」や「方言」風の NLS カタログを作ってしまった人達です (znc HomePage を見てください)。 私も、故郷の「土佐弁」風カタログ を作ってみましたが、 作る時も楽しかったですし使っていても楽しいです。 だって私にとっては `Native' とは 「土佐弁」ですもん。

『めざせ、土佐弁 UNIX!』ちや(笑)


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