◎謎解き『セロ弾きのゴーシュ』 作:宮沢賢治 問題と読解、解説:山戸朋盟 2002/06/08
本を読んで、問に対する答を考えてください。
問一 始めの第六交響曲の練習の場面で、楽長がゴーシュに注意したことを、三点にまとめよ。(一点は七字以内)
問二 ゴーシュはどういう生活をしているか。それはどこで分かるか。
問三 猫が来たことのゴーシュにとっての意味は? なぜ猫は「トロメライ」をリクエストしたのか。
問四 ゴーシュが猫の舌でマッチを擦ったら猫はものすごくおどろいた。なぜそんなに驚いたのか。
問五 かっこうが来たことのゴーシュにとっての意味は?
問六 たぬきが来たことのゴーシュにとっての意味は? 二番目の糸がおかしいのを指摘されて、セロを買い換えたわけでもないのに、なぜ上手になったのか。
問七 ねずみの親子が来たことのゴーシュにとっての意味は?
問八 「あんないじわるなみみずくまでなおしていただいたのに」とあるが、みみづくがなぜ意地悪なのか。
問九 「わたしもいっしょについて行きます。どこの病院でもそうですから。」という母ネズミの言葉から、このネズミの親子がどういう生活をしていることが想像されるか。
問十 「おっかさんの野ねずみはきちがいのようになって」とあるが、なぜ「きちがいのようになっ」たのか、また、「いかにも心配そうにその音のぐあいを聞いていましたが、とうとうこらえきれなくなったふうで、「もうたくさんです。どうか出してやってください。」といいました。」とあるが、この辺のねずみのおっかさんの気持ちを説明せよ。
問十一 「ゴーシュは何がなかあいそうになって、『おい、おまえたちはパンは食べるのか』と聞きました。すると野鼠はびっくりしたようにきょろきょろ…」とあるが、なぜびっくりしたのか。
問十二 「いえ、もうおパンというものは、」以下のネズミのセリフから、ネズミがゴーシュのパンを盗んでいるのが分かる。どのような点から分かるか。三点答えよ。
問十三 ゴーシュが「いや、そのことではないんだ」と言っているのはどういう意味か。
問十四 なぜ楽長はアンコールに一番下手なゴーシュを指名したのか、他の団員も、「君だ、君だ。」と言ったのか。
問十五 なぜゴーシュは「印度の虎狩」を弾いたのか。
問十六 ゴーシュのアンコールの演奏が名演奏になったのはなぜか。
問十七 最後にゴーシュがかっこうに謝ったのはなぜか。また、かっこうには謝ったのに猫には謝らなかったのはなぜか。
問十八 この話全体を通じて、対立する二つのものは何と何か。
問十九 前問に関連して、この話全体を通じて、作者が読者に突きつけている謎は、どういう謎か。
問二十 その謎を解くと、この話の主題が明らかになる。その主題を述べよ。
問二十一 ところで、『第六交響曲』とは、どんな曲?
問二十二 ゴーシュはこんなにセロが下手だったのに、なぜ金星音楽団に採用してもらえたのか。
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