衣の会




◆『あなただけの縞結城展』 99年11月23日◆

第2回目の『あなただけの縞結城展』が行われました。
衣の会の主催者・本多教子先生が、一人一人のためにオリジナルでデザインした縞結城のショーです。着て出たのは、衣の会の会員さん達。同じく本多先生の手がけた染め帯や格子の帯を締めて、それを着たときのエピソードなどを話しました。=

当日は曇り空ながらなんとか天気も持って、大勢のお客様がいらしてくださいました。着物をお召しの方も多く、着物雑誌の撮影などもあって華やかな雰囲気。スタッフは全員衣の会の会員、つまり素人なのでちょっと不安でしたが、大きな不手際もなくショーは進みました。来ていただけなかった方のために、少し内容をご紹介。

まずハワイアンの音楽と海の映像から始まります。最初に登場するのはその海のそば、湘南にすんでいる二人。一人は縞結城に熱帯魚模様の染め帯、もう一人は黄色の無地に麦わら帽子模様の染め帯。その次の4人は、縞結城・染め帯・格子シルクハットに菫の染め帯帯いろいろな組み合わせ。シルクハットに菫の染め帯の方も。(下左の写真)それからご高齢のお二人。その後、扇美和師匠と私の三味線演奏、最後に曲は『さくらさくら』になります。

そしてさくらの帯の二人が登場。夜桜と川流れ。それから本多先生が杉村春子さんに縞結城を作って差し上げたときのお話を。その後、扇美和師匠と私が登場。師匠の帯はこれも桜に蛇の目。私の帯は、杉村先生が舞台で小道具として使ったかんざしを描いたもの。(右上の写真)次の4人は書家の方(下中の写真)など格子の帯が中心。そして今まで出た人が着物や帯を替えて登場、最後は全員が舞台に揃いフィナーレです。

私自身が出演したので、舞台の写真はありません。写真はすべて打ち上げでのもの。裏方を引き受けてくださった人や、お手伝いをしてくれた講義の生徒さん、お客様として来て下さった方などと共に。これから反省会などしなければいけないのでしょうけれど、まずは終わってホッとした表情です。
  格子の帯 衣の会会員

 


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