衣の会




◆平成13年度定期講座・第1回 2001年4月5日◆
講義風景
 新年度第1回の講義です。どんな方たちが来てくださるか、本多先生も全員揃った事務局の委員もドキドキ。着物姿もチラホラ見受けられます。今年の生徒さんは全体にお年が若そう。初めての授業を、熱心に聞いてくださっていたようです。

 1回目のテーマは草木染。コチニールや茜など、染料になる材料やそれらで染めた布を実際に見ていただいて。初回なのでみなさんまだ緊張していらっしゃるようでしたが、回を重ねれば生徒さん同士も顔見知りになって、うちとけた雰囲気になっていくことでしょう。

 この日の先生の着物は無地の紬。縦に絹糸、横に結城の紬糸を使ったオリジナルです。さわやかな色だから、単衣にして6月に着ても素敵。帯は桜模様の型染め。もう派手だわとおっしゃ
本多先生 生徒さん
いますが、そんなことはありません。下の写真、左が先生です。

 右の写真は生徒さん。羽織が素敵です。現代のものではないなと思ったら、やっぱりそう、お母様の物だったとか。写真ではわかりませんが、模様に沿って刺繍などもしてあります。そして羽裏はご覧の通り、華やかな模様。赤い地に花札が散らばっていて。

 この日、道行きを着るには気温が高かったのですが、羽織なら見た目も暑苦しくなくて、この季節にはちょうどいいですね。これからもみなさんのお着物が楽しみです。

羽織

 


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