本音

ゆめをみた。
久しぶりにあなたがでてきた。
辛いとき、弱いとき、助けてもらいたいとき、
必ず夢で
私に力をくれたあなた。
本物は
口もきいてもらえなくって、
でも、いまは、
姿が見る所にいるからね。
ちょっとだけ、元気がもらえる。

夢の中では優しいあなた。
夢の中では勇気をくれるあなた。
夢の中では愛する気持ちを思い出させてくれるあなた。

でも、
やはり、
大きな壁の向うのあなた・・・

手を伸ばせば、触れられそう・・・
でも
手を伸ばすことは、無い。
それは許されないことだから。

by Haruki Murase