なんだかんだとイロモノを良く持ち出しますが、一番の愛用銃が普通の電動ガンだったりします。
さすがマルイ・・・扱いが簡単でよく当たるｗ

ベースはAKベータスペツナズらしいです・・・
「らしい」というのは、オクで木スト＆アルミレシーバー付きが格安で出ていたのを入手したからｗ
前所有者が外装部品を取り付けるにあたって、本来のパーツの組み合わせが分からなくなってしまったようで、切ったり貼ったりの痕跡多数。
最終的にまとめきれなくなったのでジャンク扱いで放出、となったようです。
もっとも、内部機関は快調そのものだったので、作動機構はノーマルパーツ中心にして、外装は社外品やらジャンクパーツ類で色々組み替えました。

まず、機関部は、不要なグリスを除去し、ノーマルパーツの再研磨＆シム調整といった定番チューン。
次に、使用するインナーバレルの長さを決めます。
クリンコフサイズのままだとMP5と同じなので、遠距離狙撃にはいささか不向きの弾道になります。
そこで、内蔵されている加速シリンダーがM4用と共通であることを考慮し、バランスの取りやすいM4用ノーマルを選択します。
そして、それに合わせてフルサイズAK用のノーマル・アウターバレルをカットし、外装をまとめていきます。
マズルには紛争地帯で一番よく見かけるAKMタイプの斜めカットハイダーを取り付け、ダミーのクリーニングロッドはアルミ材から自作しました。

メーカー不明のレシーバーが付いていますが、塗装が妙に綺麗すぎました。
テカテカの事務用スチール棚みたい・・・・ｗ
AKはくたびれた外装が持ち味！とばかりに、金属ブラシとペーパーで「気合いを入れて」塗装を落としています。
アッパーレシーバーは、ベータ用のものですが、不要なリアサイトを外して、穴をアルミリベットで埋め直し。
一旦綺麗にブルーイングしてから、これもブラシやペーパーで出っ張り部分を研磨して、くたびれた外観にまとめました。

CAWと思われる木製部品にも手を加えます。
紛争地帯で流通しているカラシニコフの木製部分は、ロシア（旧ソ連）製の場合ニスがかなり頑丈なので、結構明るめの色合いが多いです。
しかし、ニス仕上げは夏場に汗ばんだ手で握ったりすると結構滑るので、個人的には使い勝手が宜しくない。
やっぱり、ゲームユースが大前提なので自分の手の感覚に合う仕上げにした方が良いのではないか・・・
つーことで、ニスを削り、染色して、オイル仕上げにしました
やはり、直接手で触れる部分は、個人的に使い慣れている表面仕上げの方がいいですね。
バットストックは、木製のものが若干長めで構えにくかったので知人に譲り、ベータ用のプラストックを木製部分と同じような色合いになるように塗装しています。

命中精度が非常に良いマルイ電動ガン・シリーズ。
その性能を十分に生かすには、ノーマルAKのサイトではちょっと使い勝手がよくありません。

左右の調整が出来ない上に、リアサイトの縦に細長いスリットでは、瞬間的なサイティングをする時に微妙な上下のずれを生じやすい。
そんなわけで、たまたまオクで見つけた安いRPK用リアサイトの大陸製をゲットしました。
で、ブレードをかなり削って低くし、ノッチをV字型に掘り直します。

レシーバーカバー上部の前方にあるベータ用リアサイト取り付け用の部分が出っ張っていてリアサイト下部に干渉するので、アルミハンダで埋めてからフラットに削り直しています。

フロントサイトは、市販品に好みのデザインが見あたらないので自作しました。
スチール製のM6ボルトを電動ドリルのチャックに取り付け、回転させながらサンダーで大まかに成型し、ヤスリとペーパーで仕上げ。
ご覧の通り、先端部分を球形にして、そこからカーブの付いたテーパーをかけた形にしています。
ノーマルのストレートな形よりも、この形状とリヤサイトのＶノッチの組み合わせの方が個人的には見やすいです。
ブルーイングしてから、前後に蓄光塗料でドットを付けています。

三点保持式のスリングを使うには、ノーマルのレシーバーサイドについているスリングスィベルの位置があまりよろしくありません。
実銃のAKMでよく見かけるバットストック下部にスリングスィベルを取り付け、そこに自作のストラップを通してベルクロ固定することにしました。
バットプレートに滑り止めのラバーが貼ってあるので、ストラップを締めるとバットプレートの脱落防止にもなり、一石二鳥です。

と、色々やっていたら、フルサイズとクリンコフサイズのちょうど中間くらいになり、なかなか良いバランスになりました。
ブッシュ内での取り回しも楽で、近距離火力戦から40mオーバーの遠距離狙撃まで使える万能火器に仕上がりました。
内部はノーマルパーツベースですので、0.2g-90m/sで安定しています。