さくら
(1)バラ科サクラ属の落葉高木または低木。北半球の温帯と暖帯に分布し
二〇〜三〇種がある。日本に最も種類が多く、奈良時代から栽植され、
園芸品種も多い。春、葉に先立ちまたは同時に開花。花は淡紅色ないし
白色の五弁花で、八重咲きのものもある。西洋実桜(みざくら)の実は
サクランボといい、食用。材は器具・版木・薪炭用。重弁の花を
塩漬けにして桜湯として飲み、葉は桜餅に使用。染井吉野が代表的であるが、
山桜・江戸彼岸・大島桜・八重桜も各地に植えられている。日本の国花。[季]春。
(2)馬肉の俗称。
(3)「桜色」の略。
(4)露店などで、客の買い気をそそるため、客のふりをして買い物する仲間。〔「ただで見る」の意から芝居の無料見物人の意となり、そこから生じたという〕
(5)「桜襲(がさね)」の略。
(6)家紋の一。桜の花、花と枝葉をかたどったもの。
出典:goo 辞書
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