リュウキュウアサギマダラ



 奄美では、他では見られない珍しい生き物をみることがあります。ルリカケスやハブやオカヤドカリなどはその代表でしょう。
 私が、まぢかにその姿をみて心をおどらせたものは、蝶の一種であるリュウキュウアサギマダラの越冬風景です。奄美大島西端の西古見の近くの曽津高崎(そつこうさき)という海に突き出た半島の灯台への連絡道路の脇で遭遇したものです。
 この蝶は「冬は風当たりの弱い林間に多数集まって過ごす」と説明されていますが、いわば数十から百くらいの蝶が集まって木の枝にとまり「うつらうつら」しているのです。人が通りかかるとびっくりして舞い上がりあたり一面が蝶だらけの状態になってしまいます。

   
リュウキュウアサギマダラの越冬風景(読売新聞より)



リュウキュウアサギマダラ(鹿児島県立博物館資料より)


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