志木第九の会

第11回定期演奏会
(05.12.23) から       
客席から、お客様の感想から    
  • 長い曲を聴衆を退屈させないで、皆で頑張っていたのが、たいへん好ましかった。志木でこの曲をやれたのがすばらしい。 < 朝霞のAさん>
  • エリア役のドイツ語がすばらしい。最近ここまでドイツ語がきちんと歌えるのを聴いたことがない。すごい!!  <朝霞.の Bさん>
  • 志木でこんなに本格的な演奏が出来るなんて!!よかった、、CDを一般に販売しては...。 <志木のCさん>
  • もう、今回が何回目でしょうか? ほとんど毎回聴かせていただいております。両親も近くにいるため聴かせていただいております。皆様の日ごろのお稽古のたゆまぬ努力の結果でしょうか。回を 重ねるごとに、すばらしい演奏会Lこなっていると感じます。これからも毎回のお稽古に全力を注ぎ、永く皆さんのすばらしい歌声を聴かせてください。  <志木のDさん>
  • 今回初めて志木の合唱団を聴いた。思ったより(は失礼だけれど〉ずっとレベノレが高く、これみんな市民? と思った。聴衆の誰もが「すげーや」を連発していた。オーケストラもきれいで、熱演だったが、随分物入りだったでしょうね。それが心配。三澤氏の指揮は 素晴らしい。各パートの出の指示が正確で、しかも曲想に合わせて強弱の変化をうけていた。合唱団はさぞ歌い易かったろうなと思った。小学生の息子を連れて 行ったのだが、あのじっとしていられない年代の子が、身を乗り出して聴いて疑た。 (富士見市のKさん)
  • 毎回聴いているが、今回は今までで最高のパーフォーマンスであった。合唱団の皆さんには余裕が感じられ、破綻なく歌い切った。合 唱とオーケストラのバテンスは、前半ではイマイチという感もあったが、後半に入ると気合(熱)が一段と上がって、オケもそれによく応えた。最後は、まさに 感動もの。しびれた。字幕は効果的で、内容をよく理解することができた。毎度のことだが、プログラムのデザイン、内容ともに秀逸。記事のバランスが良く無 駄がない。挟み込みの歌詞はありがたかった。運営についても、会の縄織力を感じさせられた。 (さいたま市のIさん) 
  • 実に感動的な演奏。これが1回だけで消えてしまうのはもったいない。今のような混沌として、先の見通しがつかない世の中にあっ て、エリアのような預言者が必要であると心から感じた。とくに日本人は"神"の存在感が希薄であり、今度のエリアを持って来た三澤音楽監督の意図も、そう いうことなのだと思った。コーラスの中から、歌のもつメッセージがよく伝わって来た。来年の演奏会を期待している。(佐倉市のMさん)
  • 前回のフォーレが、あまりに素晴らしかったので、また志木に来ました。素人なので口はばったいのですが、とりあえず下記のような 印象です。   (相模原市のFさん)
    • 三澤洋史氏の見事な指揮 合唱指揮の権威、コーラス、ソロ、オーケストラの見事な調和。さすがですね。とくに人数の差の 故か、女声部が強くなりがちのコーラスを、管(ズァゴット、ホルン〉弦(チェロ、コンiトラバス〉を上手に使い、男声部をさりげなくフォローして、バラン スをとっておられました。
    • 8人のソロ 若手の実力者、粒ぞろいの8名。良く選ばれましたね。今回の成功は、彼らに負うところも大きいと感じまし た。エリア役の初鹿野さんの素晴らしい歌唱は、言うまでもありませんが...。
    • ニューシティの管の美しさ。
    • コーラスは、もう職人的安定感。


◆「エリア」終演後、打ち上げの席での先生方、ソリストの方々からのおことば−

三澤洋史音楽監督

 きょうはよくやった。「エリア」をちゃんと歌い切った。団員が一つにまとまって良い答えを出した。
 志木第九の会には、特別な気持ちを持ってる。僕が初めてバイロイトへ行くと言ったとき、皆が快く僕を送り出してくれた。そのときの皆の温かい気持ちにi 感謝している。そういう心のつながりを大事にしていきたい。

 音楽を作るのに、ある程度出来上がったプロの人達とやるのは、それなりの面白さがあるが、市民だけのコーラスが、ここまで出来るかというチャレンジ精神 〜直前まではお互いにまだ不安を残しながら重)、本番でバーン!という顔を見るのが楽しみで、それがなかったら、わざわざ志木まで来ることはなかったかも しれない。音楽の喜びは、こういうところにある。きょうは久々に良い音楽を作れた。

 さて、次はそろそろ「第九.」をやろうと、思っている。外で「第九」を歌っていることもあってか、あまりやりたがらない人もあるかもしれないが、やはり “第九の会”なんだから、もう一度原点に返って、ちゃんとした「第九」をやる。だから、みんなもそのつもりで取り組んでほしい。

 もうひとつのバッハ。これは難しい曲だが、これもバッハの原点となる曲で、この曲なら、また志木に来てもいいなと思っている。ぜひ、新しい境地を開拓し てほしい。

矢内直子先生, pf
 (三澤先生から「いつも合唱団のことを考えていてくれる。音楽性が豊かで、まさに“志木の宝”」と
言われて) ただいま三澤先生にたいへんなお褒めのお言葉をいただき、木に登ってしまいそうです。2年間、三澤先生がいらっしゃらない時も、指導者の先生 方と一緒になって、自分なりに工夫したことが思い出されます。
 団員の皆さんは普段どおりで、入場した時の顔は、風格を感じました。客席でお客様の反応を直に聞いて、この曲のメッセージが伝わったように思いました。
注:矢内先生には日本語のパソコン操作をお願いし ました。   
楽譜を追いながらの操作はホントに大変だったと思います。多謝。


初谷敬史先生, t
 皆さん元気ですねえ。もう一回ぐらい通せるかもしれませんね。
 この曲は、三澤先生の指導で、大学の1年のとき歌ったことがありますが、その時は訳が分からなくて...。後半の曲なんか、全然記憶にないくらいで。お そらく今日の皆さんの演奏の方が良かった。学生のような若い人では出せない深みがありました。
 今回は冨倉会長がお作りになったトラの巻が役に立ちました。内容もさることながら温かみを感じました。
 最後のアリアを歌っていて、もしボクが三澤先生の齢(とし)になったら、「エリア」を振ってみたいと思いました。

初鹿野剛先生, b
 この曲は、大学4年の時〈1996年〉初めて聴いて、すぐにブライトコップの楽譜を手に入れ、エリアを歌ってみたいと思いました。
 10月後半から11月にかけて、ドイツの研修所で、先生にピアノを弾きながら教えてもらって、先生が「日本でコンサートをやれるのは羨ましい」と言って ま した。
 日本に帰った時は、矢内先生がピアノを弾きながら音を確かめていただいた。 オーケストラと一緒に歌えるんだ、と子どものような気持ちで嬉しかった。
 志木の皆さんには、留守ばかりで申し訳なく思っていたのに、温かく受け入れていただいて、たいへん感謝しています。

高原由樹さん, s
 私は小中高と合唱をやっていましたが、皆さんがドイツ語の歌詞をオケと一緒に歌うと聞いてすごいなと思いました。実際ご一緒して、感動しました。実に いい感じで、一つのことを続けてやることに敬意を表します,、

遠山由美子さん, s
 2年間の厳しい練習を乗り越えたと聞いて楽譜を持つ手が熱くなりました。皆さんが一つにまとまって、その前で歌えたことに感謝します。私にとっても今日 の「エリア」は、財産になると思います。

小椋昌代さん, a
 アルトというのは、オペラでは、あばれ女とか、男の人をだます役とか、あまり良いところでは出られないのですが、今日は三澤先生のおかげで、なんと、天 使を歌うことができ、最高に舞い上がっています。ありがとうございました。

熊井千春さん, a
 以前、「メサイサ」で歌ったことがありますが、その時以来のオケで宗教曲のソロを、練習をつんでいる皆さんと一緒にに歌えたのを嬉しく思っています。

大木太郎さん, t
 本番で皆さんの熱気をすごく感じました。自分でも心臓がパクパクしてしまいました。合唱団の方々の熱い思いと、温かい人柄を感じ、充実した音楽ができた と思っています。

黒田諭さん, b
 本番はすごい熱気でした。この曲にかける皆さんの意気を感じました。これからも楽しく明るく、かつ厳しく歌い続けて下さい。

高田慮来さん, t
 志木に来はじめて1か月、「エリア」は実はその時から勉強を始めたのですが、手伝いどころか、自分自身の歌に不安でした。でも皆さんに温かく迎えてい ただき、逆に皆さんの歌とエネルギーを吸収させてもらったと思っています。ありがとうございました。またご縁があったらよろしくお願いします。


     初谷
  高原  熊井  小林  遠山  黒田 大木
            三澤  初鹿野    <写 真提供・初鹿野剛(b)さん>


  





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