志木グリークラブ
      こんなこと・あんなこと        

<2001.11.23> 晩秋の八ヶ岳高原に響くハーモニー

 第14回八ヶ岳高原合唱祭が、11月23日八ヶ岳高原音楽堂で開催され、グリークラブが出演した。この行事は、志木市の地域間交流事 業の一環として毎年行われているもので、一昨年に続いて2度目の出演である。今回は、グリークラブと志木クライネコールが参加した。

 会場の八ヶ岳高原音楽堂は、1988年夏、世界的ピアニストであるスヴァトスラフ・リヒテルと今は亡き武満徹をアドヴァイザーに迎え 誕生した。そのシルエットは、八ヶ岳高原の山々になじむ美しい六角形の屋根。中に入ると暖かい木の温もりが、私達を迎えてくれる。席数250席の小ホール であるが、残響1.6秒の理想的なホールで、木のホールならではの耳に心地良い柔らかで自然な響きを届けてくれる。

 グリークラブは、参加17団体中10番目に出演し、「見上げてごらん夜の星を」と「斎太郎節」を演奏した。参加者は13名、指揮は足 達さん、団の紹介を行川さんが担当した。白Yシャツに黒ズボン。エンジのベストにゴジラワッペン。ビシッと決めて颯爽と登場した。

 いよいよ演奏の時がきた。1曲目は「見上げてごらん夜の星を」。最初の3?4小節で、足達さんが、トップの方を向いて何か指示してい る。いつもの調子とチョト違う、また止めるのか!皆の脳裏に“一昨年の出来事”が蘇った。止めてくれるな足達さん!

 (一昨年の出来事とは、前回出演し「野ばら」を演奏している時、途中で足達さんの指揮が止まって、最初からやり直した、苦い経験のこ とです)

 今回は、何事も無く無事乗りきり、中盤以降は息もぴったり、最後のコーダ部も木のホールにも助けられ、和音もうまくいきました。

 2曲目の「斎太郎節」は、荒削りながら完成品の曲。今回男声合唱団がグリークラブだけで、男声ならではの男らしい曲が少なかったこと もあり大受けでした。出来栄えの方は、大漁節に相応しくエンヤートット、エンヤートットと走り気味でしたが威勢の良い元気な演奏ができた。ソロはいつもの 市村さん。

 全員合唱が、冒頭、中休み、最後の3回あり、それぞれ「いとしき八ヶ岳によせて」「遥かな友に」「今日の日はさようなら」を合唱し た。特に、さとう宗幸作詞作曲の「いとしき八ヶ岳によせて」は、八ヶ岳高原合唱祭のオープニングテーマになっていて、八ヶ岳で歌うと格別の想いがジーンと 心に沁みる素晴らしい曲です。

 合唱祭が終了し音楽堂を出た頃には、八ヶ岳の山々が、薄暗くなってゆく空にそのシルエットをクッキリと映し出していた。合唱の余韻に 浸りながら、深呼吸すると清々しく冷たい空気が胸一杯入ってくる。また、来年も来たい。自然はいいなアー。合唱は素晴らしいなアー。幸福っていいなアー。 と感じた一日でした。

  Freude No.122(2001.12) 掲載稿に加筆

    (2ndT:和氣)




<2001.09.30> “第13回ひとみ園祭”に参加して

 志木グリークラブの秋の恒例行事になった深谷市の盲老人ホーム“ひとみ園祭”に9月30日参加した。振返ってみれば、私達が初めてひ とみ園祭に参加したのは、1994年(平成6年)9月のことである。社会福祉協議会の取り計らいで参加した。それから、連続8年の参加である。

 私としては、盲老人ホームがどんなものであるか、全く知識がなく、盲人でしかも老人の方々が、どのようにして一人で生活できるのか、 想像も出来ませんでした。施設は、トイレの数が多かったり、手摺がどこにでもあることを除けば、一般の老人ホームと特別変わったところは無かった。

 ところが、盲老人による演劇を観たとたん、いままでの先入観が吹っ飛びました。その時の演劇は、久米正雄作「月よりの使者」でした。 茂木幹央園長が脚本を書かれ、演出もされたとのことでした。70歳から94歳までの盲老人の方々の熱演に、私達は度肝を抜かれました。長い台詞を殆ど暗記 しており、いつまでたっても暗譜できない私達は、恥ずかしい思いをしたものです。舞台は、黒子になった寮母さんが、手際良く1場面毎背景を鮮やかに変え、 ナレーションもプロ並でした。

 その時の強烈な感動と印象が、毎年私達をひとみ園に向かわせるエネルギーになっているのではないかと思います。

 今年は、回を重ねて第13回目のひとみ園祭です。私達は、9時30分頃ひとみ園に着き10時からの開会式に参加した。午前中は、いつ ものように、各クラブ活動(邦楽、民謡、音楽、詩吟等々)の発表があった。 昼食を1階の食堂でいただき、午後からいよいよ、演劇の時間です。

 今年の出し物は、内館牧子作「想い出にかわるまで」でした。

 年々脚本家茂木幹央園長も油がのってきて、2時間30分に亘る大作でした。姉の婚約者を妹が奪う筋書きや、園長先生と婚約者のラブ シーンに会場から、妬みからか熱演への感動からか、溜息と拍手喝采でした。(主演男優賞は園長だと影の声もあり。配役を俺に変われと野次った者がいた?) そういえば今年は、濡れ場のシーンが、例年より多かったような気がします。また、新人の役者さんが登場して、世代交代も若干あった。いずれにしても、今年 も演劇には、感動させられました。

 いよいよ15時30分からグリーの番だ。演奏曲目は、「叱られて」「里の秋」「帰ろ帰ろ」「見上げてごらん夜の星を」「斉太郎節」の 5曲。指揮は足達さん。司会は永田さん。参加者は13名。「里の秋」「斉太郎節」は会場の盲老人の方や来園者の方も一緒に歌ってくれました。

 いつものように、心が一つになった和やかな一時でした。永田さんから「また来年来ますから、その時までお元気でお過ごしください」の 言葉に、盲老人の方々は、目に泪して頷いていた。今年も感動の一日でした。

 盲老人劇のあゆみ

  • 1994年 久米正雄作「月よりの使者」
  • 1995年 森村誠一作「人間の十字架」
  • 1996年 志水辰夫作「散る花もあり」
  • 1997年 圓地文子作「鹿島綺譚」
  • 1998年 森村誠一作「青春の証明」
  • 1999年 宮尾登美子作「天涯の花」
  • 2000年 三浦哲郎作「百日紅の咲かない夏」
  • 2001年 内館牧子作「想い出にかわるまで」
   (2ndテノール:和氣記)




<2001.08.18> 真夏の清涼剤 志木ららぽーとで歌う

 真夏の恒例になった志木ららぽーとコン サートに、8月18日出演した。ンサートといっても大げさなものでなく、1階と2階に通じる階段の踊場を急ごしらえのステージにして、歌うのである。午後 2時と4時の2回演奏した。

 演奏した曲目は、Ein Prosit、Lore-Ley、Aura Lee、ふるさと(兎追いし…)、ふるさと(山は青き…)、遥かなる友に、I've been working on de railroad、、そうらん節、斉太郎節、金比羅船々の10曲にアンコール曲として、歌え若人、君といつまでも、を演奏した。

LaLa2
 今回は、2部構成にして、前半を足達さんが、後半を野倉さんが指揮をした。

 演奏場所が階段の踊場で、コーラスの演奏場所としては相応しくないが、いつものように熱心に聴いてくださる方々が(サクラを含めて) おられるので、私達も一生懸命歌いました。

 つい一生懸命が災いして、力が入り、怒鳴り気味になってしまいます。いつも皆で注意するのですが、テープを聴くとハーモニーが崩れて いることがあります。 (今日はどうだったかな?)

 今回は、男声コーラスの元気の良いところをアピールするため、民謡3曲いれました。特に金比羅船々は、今年秩父市で開催された第12回おとうさんコーラス大会で演奏した曲です。又、I've been working on the railroad(線路は続よいつまでも)は、第3回おとうさんコーラス大会で演奏した思い出の1曲です。

LaLa3
 司会は、グリークラブで1番の博学者、機関誌“Freude”編集長永田伸夫さんが担当しました。Aura Leeは、プレスリーがヒットさせたラブ ミーテンダーの曲名でお馴染みで、このことについては特に詳しい、永田さんつい調子が出て時間オーバー気味の一幕もありました。

 私達が、出演することで少しでも志木ららぽーとの売り上げに寄与出来ればと思って歌いました。

 演奏の後、ららぽーと地下1階の居酒屋で、いつものように一杯やりました。女性応援団の飛入り参加もあり、和やかな一時を過ごしまし た。

 さらに、男性陣は、志木駅前の喫茶店に場所を移し、今後の出演スケジュール、曲目、練習のあり方等々について、忌憚の無い意見交換を 行い、21時頃解散しました。
  


♪ (セカンドテノール和氣記>
 


 

<2001.08.04> 第12回おとうさんコーラス大会に出演

金比羅船々を暗譜で熱唱!!

 第12回おとうさんコーラス大会が、8月4日、秩父ミューズパーク音楽堂で開催 された。今回は関東地区1都10県から31団体458名が参加した。

 我が志木グリークラブは、今回3つの新しいテーマを引下げて出演した。 まず、指揮者に新しく新進気鋭の初谷敬史先生を迎えたこと。 2つ目は、暗譜での演奏。3つ目は、従来のキワモノ路線からの脱皮である。これらの新しい条件のもとで「金比羅船々」を12番目に演奏した。

 初谷敬史先 生は、栃木県足利市の出身。東京芸術大学声楽科を卒業しオペラに出演したり、志木第九の会のヴォイストレーナー等々を勤め、期待の若き音楽家である。

 暗譜での演奏は、おとうさんコーラス大会に初出演した時からの悲願であった。今までは本番で全員が「暗譜で出来る」と言うところまで いかず、結局は譜面を持っての演奏に終わっていた。それが今回出来たのだから、大きな進歩である。声が聴衆に向かって響くとともに、指揮者をキッチリ見て 歌えることで良い演奏が出来る。練習の時何度も引っかかった転調のところも無難にこなした。初めて出演した大宮のサイサンホールでの演奏「線路は続くよど こまでも」でガタガタになつた演奏に比べれば、格段の進歩である。

 演奏曲「金比羅船々」は、従来志木グリークラブの定番であったキワモノ路線から決別の曲でもある。

 この曲の練習を始めたのが4月からと若干練習不足ではあった。テンポが速いことに加え、同じ歌詞の繰り返しや転調が多いことをこなす のは難題であった。しかし、秩父ミューズパーク音楽堂が響きの良いホールであることやグリークラブ最大の応援団(愛妻)のお陰で、良い演奏が出来たと自画 自賛している。

 参加団体と演奏曲は、演奏順に以下のとおり。

  1 コール・アール:酒宴の歌、組曲「雨」より雨
  2 土声会:組曲「雨」より雨の来る前、雨の日に見る
  3 男声合唱団イル・カンパニーレ:組曲「王様」より王様1
  4 北総エコー:ロリーナ、ジェリコの戦い
  5 R・コール:Swing low,Sweet Chariot、夏の思い出
  6 うたとびあ:詩編
  7 小川楽友会:東京キッド
  8 コーラスしなのジュニア:出船、新潟市民歌「砂浜で」
  9 コール・グランツ:巡礼の合唱(タンホイザー)
 10 ドン・キホーテ男声合唱団:蹄鉄屋の歌
 11 小淵沢メンネルハルモニー:12人の盗賊、栄えある湖聖なるバイカル
 12 志木グリークラブ:金比羅船々
 13 東京近郊バーバーズ:Coney Island Baby、Darkness on the Delta
 14 フォーナイト:In the evening by the moonlight、この道
 15 男声あんさんぶる「ポパイ」:Swansea Town、Whup Jamboree
 16 えんとろぴ?な男たち:Michelle
 17 グリーナイス:Preghiera(プレギェーラ)
 18 クルトゥス:初恋、 眠る前に
 19 コール・コスモス&トレッペ:ああ人生に涙あり、宇宙戦艦ヤマト
 20 メンズノア:組曲「雨」より雨の日の遊動円木、雨
 21 HGメンネルコール:うたおう、十二人の盗賊、いとおしい日々
 22 男声合唱いず:いざたて戦人よ、見上げてごらん夜の星を
 23 鹿沼男声合唱団:Lord, I Want To Be A Christian、Steal Away
 24 上野男声合唱団:黄金の魚
 25 アウルズ:Lord, I Want To Be A Christian、Steal Away、水夫のセレナーデ
 26 しじゅうがら合唱団:みまかれる美しき人に
 27 メンネルA・E・C:明日があるさ
 28 常磐ひたちメンネルコール:しろい火の姿
 29 男声合唱団ハゲマス会:上を向いて歩こう
 30 静岡市男声合唱団:箱根の山、あわて床屋
 31 秩父男声合唱団:Aur Lee、斉太郎節
 第1部はほぼ予定どおり、午後4時に終了した。

 いよいよ、楽しみな第2部は、会場を野外ステージに移して開幕した。
 心地よい夏の風の中で、冷えた罐ビールでの乾杯。ステージでは、今回出演した合唱団が入替わり立代りステージに上がり、定番のグリークラブアルバムの連 続演奏である。

 今年は、秩父踊りの出し物があり、大いに盛り上った。第2部は、他の合唱団との交流の場でもあります。よそのメンバーと音楽を通じて 知合う絶好の機会でもある。宴たけなわであったが、私達は、途中で中座し帰途についた。

--- 番外編 ---

 当日は、柳瀬川駅前にグリーのメンバー18名とPTA16名が集合し、8時30分国際興業バスで出発した。所沢ICから関越自動車道 に入り花園IC経由で一路秩父を目指した。土曜日ということもあり、東松山あたりまでは少し混んでいたが、渋滞も予想した程でもなく、約1時間で花園IC へ到着した。

 当初バスの中で練習をしようということで、PTAは前方の座席へ座り、グリーメンは後部座席に陣取って練習に備えたが、予定より早く 着きそうなことと、車中ではキチッとした練習もできないだろうということで、軽くハミングと体をほぐすくらいになった。

 花園ICから一般道へ入り、途中花園道の駅で小休止して、皆野寄居有料道路を経由して、秩父ミューズパークへと向かった。(余談だ が、皆野寄居有料道路は上下2車線の有料道路で、小泉首相の言う道路特定財源で出来た道路そのもののような、通行車両の少ない、無駄な有料道路である)

 皆野町に出て国道140号から県道72号に入り、会場の秩父ミューズパーク音楽堂を目指した。加藤近代美術館を右にみて、秩父市民会 館、秩父鉄道のガードをくぐり、右折して県道72号に出て、荒川に架かる巴川橋を渡り、そろそろ右折し、秩父ミューズパーク音楽堂まであと少しになった。

 ところが、予期せぬことが起こった。車は右折せずドンドン直進する。そのうち、誰となく、「道が違うのではない?」「方向転換して 戻ったほうがいいわよ」と言う声が大きなった。運転手さんも不安になったようで「どうも道を間違えたようだ」とヤット気付いた。

 だんだん狭くなる山道で反対車線から小型乗用車が現われ、「この先大型バスは通行できませんよ」と言われた。さあ、大変だ。バックす るしかない。グリーの3名が直ぐ降りてバスを誘導するとともに、方転できる場所を捜す。ところが、なかなか車長12mの大型バスが方転できる場所が見つか らない。約700mバックしたところに、農家の洗濯物干し場があった。ところが、電話線が地上2mの所へ垂れ下っていて、バスの屋根にあたる。高い車高急 な狭い坂道でのバック。3回目の切り返しでヤット方向転換ができ、期せずして「バンザーイ」の声。運転手さんご苦労さま。

 初谷先生は、何時着くか、練習ができるのか、皆目判らずハラハラしていた。時間をロスしたので、バスの中で一寸声を出しましょうとい うことで、「金比羅船々」を最初から通したが、先程の予期せぬ出来事の緊張感からか、声が上ずりゼンゼン歌にならない。初谷先生真っ青。これは大変だ。心 配だ。

 こんなことが、会場に着くまでにありました。

 それでも、本番に強い?我が志木グリークラブは、素晴らしい演奏(応援団の声)が出来た。
 

                        (セカンドテノール  和氣敏夫記)




<2000.10.01> 志木グリークラブ 深谷ひとみ園祭に出演する

 平成12年10月1日(日)に埼玉県深谷市にある盲老人ホーム”ひとみ園”で例年開催されるひとみ園祭に今年も参加いたしました。

 午前10時30分から開会式があり、茂木幹央園長のご挨拶に引続き、盲老人の方々による邦楽、民謡、詩吟々の発表がありました。

 昼食のあと午後からは、約2時間にわたり待ちに待った演劇がありました。今年の出し物は、三浦哲郎作”百日紅の咲かない夏”でした。

 毎回感心させられることですが、茂木園長さんの脚本も素晴らしいですがそれにも勝るとも劣らない、盲老人の方々の熱演振りです。

 こう言ってはなんですが眼がご不自由で、しかもお年が70歳前後の人が大半であるにも拘わらず台詞をほとんど暗記され、迫力のある演 技を演じておられるのを、目の当りにすると、ジーンと心にこみ上げてくるものがあります。

 五体満足な私達は、盲老人方々から励まされ、お体の不自由な方や弱者の人に何かできる事が有るのではないかと勇気付けられます。

 ひとみ園祭に来ることは、ほんのひと時であっても、ボランティアについて、老人福祉について考える時間を与えてもらえる貴重な時間で あります。何よりもひとみ園の盲老人の人たちが、私達が来ることを楽しみにしてくれていることです。

 演劇に引続き、私達の出番です。今回演奏した曲目は、「Ein Prosit」 「ふるさと」 「我は海の子」 「Aura  Lee」 「そうらん節」、アンコール曲に「村祭」の6曲です。演奏の後、茂木園長から講評がありました。

 私達がコーラスを楽しんでいるのは、お酒と同じくらいコーラスが好きなのは勿論のことですが、コーラスを媒体として色々な人と心を通 じ合い、生きる喜びと希望を分かち合えることに歓びを見出したいからです。

 ボランティア活動とまではいきませんが、ひとみ園祭に出演させていただいているのもこのことを実現させたいと願うささやかな団員の気 持ちの表れからです。

 ひとみ園祭には、平成6年9月11日に初めてご招待たいただき、7曲を歌いました。その後連続してご招待いただき、心を込めて歌って まいりました。
 今では、私達にとって、ひとみ園祭に出演することは何物にも変えがたい大切な活動になっています。<Ω>
 

  



<2000.08.06> 第11回おとうさんコーラス大会に出演して

 グリークラブにとっての最大のイベントは去る8月6日(日)に山梨県都留市で開催された第11回おとうさんコーラス大会に出演したこ とです。今回の参加団体は32団体でした。

 カルテットや3人での参加から総勢40数名の団体まで千差万別で、それぞれがもてる力とハーモニーを十二分に発揮した素晴らしい大会 でした。
 大会の印象を一言で言えば、「真夏の海辺で芯まで冷えた冷たいスイカを思いっきりかぶりついた時の「オオウマイ!!」そんな感じの後味の好い大会でし た。

 会場の都留市文化ホールは5年前に完成した木の香りがする歌いやすいホールでした。

 私たち志木グリークラブは、7番目に演奏しました。曲目は「Aura Lee」と「Kalinka」の2曲でした。今まではどちらか と言うとキワモノ路線でやってきましたが、今回はオーソドックスにまとめてみました。Kalinkaの最後の”Ei!”を歌い終わった時のボァーンとした 響きと聴衆の反応から、とても良い出来映えだったと思います。

 いつも辛口な批評で我々を育ててくれているPTAのご婦人方の意見も大方好評でした。後で録音テープを聴いてみましたが、とても18 名の演奏とは思えない程の迫力とハーモニーで、会場の皆様に感動を与えられたものと自画自讃しております。

 おとうさんコーラス大会も年々レベルが向上しており、初めてグリークラブが出場した時のように途中でやり直すような団体は皆無でし た。それだけ当初は余興的な部分があった本大会が、真剣勝負の大会に変身していっているのかも知れません。

 第2部は例によって飲めや歌えの大パーティです。今回はホールとホールの間のコンコースで野外パーティ風な趣向でセットされ、より一 層開放感があり地元の名産であるワインの差し入れもあり、メートルも上がりぱなしでした。
 他団体の歌の仲間たちが入り乱れて肩を組み手を取り合い、グラスを傾けながら喉も涸れんばかりに、メドレーで歌いっぱなしで友好を深めました。

 いつもの顔あり、初めての顔ありで正に歌の仲間はブラボー !!です。

 私たちは、宴たけなわでしたが、高速道路の渋滞のことも考慮し17時に会場を後にし、バスで帰路に着きました。車中では早速、テープ で演奏を聴き各自が感想を述べあいました。

 今後の予定は8月20日志木ららぽーとの「ららぽーとサマーコンサート」に14:00からと16:00からの2回出演します。  <Ω>
 



<2000.07.22> 志木グリークラブの最近の練習風景

 今回は、志木グリークラブの最近の練習風景についてご紹介いたしましょう。
 なんと言っても、現在の練習の大半は来る8月6日に山梨県都留市文化ホール(うぐいすホール)で開かれる第11回おとうさんコーラス大会へ向けての練習 にあてられています。
 今回演奏する曲目は、”Aura Lee”と”KALINKA”の2曲で、暗譜で演奏します。毎回志木グリークラブは、キワモノ路線で、特色を出してきております。例えば、”田舎のバ ス”、”山寺の和尚さん”などです。
 なんたって、第1部の演奏会より第2部の懇親会に重点をおいて、歌の友達と友好を深めることに、おとうさんコーラス大会の意義を見出している仲間ばかり ですから。  <Ω>


---------- 志木第九の会 ----------