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海外釣行記 2006年2月 メキシコ、レイク・エルサルト
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★★ 釣行記や写真を頂き感謝!先輩達の体験談こそが次の釣行者の大きな助けになるのですから ★★

「"Top Artist"メキシコ遠征2006」 [岐阜県・taka様]
2006年2月 メキシコ、レイク・エルサルト

 「メキシコ行ってデカバス釣りてぇ。」ふいに思い立ったのは約1年前。「でもメキシコっていったいいくらかかるんだ?」と調べていてこのサイトと出会った。そこには見たこともないようなデカバスを釣りまくっている釣行記が掲載されていた。詳しく読むと何やら20万そこそこで行けるらしい。それくらいならなんとかなるかもしれないと、地元釣り仲間のmiya、katsuに話を持ちかける。2人とも最初は冗談だろ的な感じだったが、何せ小学校の時から一緒にバスを釣ってきた仲、エルサルトで10lbを釣る夢は持ち合わせている。しかし人数が3人しかいないことがネックにしばし計画を断念。ボートは2人で乗るのがコストパフォーマンス上ベストな為、気を使わず一緒にメキシコまで釣りに行く猛者を探すことに。
 転機が訪れたのはお盆休みに東京の親戚keiが帰ってきている時だった。彼もまた釣りバカなので、ひょっとしてと思いメキシコの話をしてみると「おう、行く行く!」・・・即答です。。かくして岐阜人3人と東京人1人の釣りチーム"Top Artist"が結成された。"Top Artist"の名前の由来は、メンバー全員トップウォーターが大好きなところからきている。一時期はジタバグでナマズばかり釣っていた。
今回メキシコに行くにあたり、トップでデカバスを釣りまくるという淡い夢を抱くのであった。
 早速サイトの方に連絡をとり、日程とロッジの予約代行をお願いする。失礼だが、やはり始めは無償で手配を代行してくれる事に抵抗を感じた。しかし電話での釣りに対する熱い語りを聞いて、この人たちは信用できると確信。結局ロッジの予約、航空券の手配、ロスでのホテルの予約を、何も分からない僕たちに代わって全てやっていただいた。本当に心から感謝する。

 日程が決定してから出発まで約半年間、メキシコ釣行のための情報収集と道具集めに励む。高校入学よりバス釣りから離れていたので、ベイトタックルはボロいのが1セット残っているのみ。。オークションと中古釣具店を屈指して出発までになんとかベイト3本、スピニング1本を集めた。ルアーも小さいシャッドやミノーしかなかったため、これまた中古で買いあさった。途中ビッグベイトにハマり、自作ビッグベイトをつくって琵琶湖へ通ったりもした。自作のビッグベイトは見てくれは小学生の工作なみだが、動きはなかなかのモノ。琵琶湖でも1匹バラしの実績を積んだ。また今回の釣行にあたり、"Top Artist"のオリジナルTシャツを作成した。現地のガイドとスタッフにプレゼントしようという企みだ。このように、行くと決めてから出発までかなり時間があったため、アレコレ準備や妄想に励むことができた。やはり旅行は準備の期間も楽しいものだと実感した。
 ということで今回のメキシコ釣行の目標は「なんでもいいから60up(ロクマル)!」&「自作ビッグベイトで釣る!」にしてのぞんだ。ロクマルという目標は「いくらメキシコといえども簡単には10lbオーバーは釣れないだろうが、ロクマルなら・・・」とリアリティーを求めて設定した目標であった。


バズーカ in 成田

アラスカ航空機内

マサトラン空港

迎えの車とドライバー

 成田発の大韓航空のため、まずは岐阜から成田に向かわなければならない。費用的に夜行バスが最安なので、夜行バスで東京駅まで移動する。そこから電車で成田へ行き、やっと日本から出国である。ロッドケース(バズーカ)はとてもデカく目立つため、いろんな人に「これは何?!」と聞かれる。始めは回りの目が気になるが、徐々にその白い目が快感に変わるのを感じる自分がいた(笑)。

出国の時点で既に移動疲れはカナリあったが、そのままロスまでロングフライトでさらにグロッキーに。。メキシコ線では疲れのあまり全員爆睡した。しかしマサトランに着くとイッキにテンションが上がり、ロッジまでの車内はまだかまだかと遠足気分だった。この長い長い移動を快適に乗り切るかどうかは、日本−ロス間の飛行機内での過ごし方にかかっていると思う。果てしなく長いフライトのため、ありとあらゆる暇つぶしを用意した方が良さそうだ。今回文庫本を1冊持参したが、行きで読みきってしまったため、帰りのフライトが暇で暇でたまらなかった。


ロッジの壁画

 マサトラン空港から車で2時間弱でパパロタロッジに到着する。本当に何もないド田舎で、釣行記で見たデカいバスの壁画が目に入った。ロッジに着くと部屋に案内され、ボーイのシヌエがマルガリータとナチョスを持ってきてくれる。パパロタロッジはなんとも言えない不思議ないい香りがしており、到着した日はその不思議な香りと翌日からの釣りの妄想に酔いしれた。

 夕食時に親しげに話し掛けてくるメキシカンがいたので名前を尋ねると「シィギス」だと名乗る。この人がロッジマネージャのシィギスかと、皆テンションが上がる。その後シィギスのルアーチェックタイムに入った。釣行記を見て必要なモノは大概あるぜと意気込んだが、「ZOOMリザード8inのウォーターメロンレッドはないのか?」と言われる。ウォーターメロンレッド?!レッドはないぞ!ウォーターメロンしか。。と思っていると、どこからか1パック持って来てくれ「コイツをテキサスかキャロで使いな」と言ってくれた。加えて、「ワームのテールをチャートに染めるヤツは持ってないのか?」と言うが、誰も持参してなかったので「いや、ないよ」と答えると、それも1つくれた。釣行記でも見たが、エルサルトではワームのテールをチャートに染めるのが流行りらしい。今回はその効果が実感できるほど数が釣れなかったので何とも言えないが、テールを染めることにより精神的に信頼性は上がった。翌日、シィギスは結局1人1パックずつリザードをくれた。このZOOMのリザードだが、材質が柔らかいため消費が激しい。テキサスかキャロの釣りが好きな人はウォーターメロンレッドをたくさん持って行くことをオススメする。


リザード&アホスプレー&ワーム染料

ファーストフィッシュとkei

■釣行1日目■
 初日はkeiと同船。僕らは4人で行ったため、同船者とガイドを1日ごとにローテーションして釣りをした。同行者全員と2人の違うガイドと釣りができたので楽しかった。初日はまだ暗いうちにボードランプを出る。ガイドはサングラスの似合うオスカーだ。歳を聞くと20歳と言うので、「ガールフレンドはいるの?」と聞くと「ワイフがいるぜ!」と返してきた。さすがはメキシカン。。オスカーはガーリックスプレーを持参していてリグったワームにかけてくれる。このスプレー、ほんとに効くのかどうかは分からないが、メッチャにんにく臭い!「にんにくはスペイン語で”アホ”って言うんだぜ」って教えてくれたけど、miyaは臭すぎると毛嫌いしていた。

 朝イチ、シャローの岸際をPOP-MAXで探るも反応なし。。ということでさっそく登場”センコー@ワッキー”。はやり最初は4/0フックにセンコー5inをワッキー掛けするのはカナリ違和感がある。しばらくしてkeiがセンコーでエルサルトfirstフィッシュを釣る。チキータだがエルサルト1匹目を釣られて少し悔しい。でもすぐに僕のセンコーにもhit。同じくチキータだが噂どおりエルサルトのバスはけっこう引く。しかしすぐにアタリがなくなったので移動し、立ち木がたくさん生えているエリアに到着。ちなみにエルサルトの立ち木エリアには結構蚊がいる。ちっこい蚊だが刺されるとかなりカユイ。僕はこの日にたくさん刺され、なかなか腫れとカユミがひかなかった。体質にもよると思うが、よく刺されるという方は、強力な虫除けスプレーを持参したほうがいい。シィギスは「ジャパン製の虫除けスプレーなんて弱くてノーグッドだ」って言ってたけど。。


7lb, 60cm

4.5lb, 50cm

 立ち木エリアでのオスカーの支持は「クランク」。「クランク??こんなに立ち木があるのに通せるのか?」と思いつつもDEEP-X 200をキャスト。普通のスピードでリトリーブしているとオスカーが「もっと早く巻くんだ」と言ってくるのでファーストリトリーブに変更。チキータを数匹釣った後、太い立ち木の横を通した瞬間ゴゴッとグランデなアタリ。思いっきりアワセて寄せてくるとメッチャでかいバスがエラあらいする。まるでビデオのワンシーンだ。全身に鳥肌が立ち鼓動が高鳴る。オスカーがネットでランディングしてくれたバスは初日からいきなりの7lb、60cmだった。バカでかい口を鷲づかみにして人生初のロクマルに喜びをかみしめる。オスカーは「コイツがプリスポーンだったら12lbはイってたぜ」と言ってくれたが、十分満足なデカさだった。その後、デスアダー6in(ウォーターメロン)のテキサスで4.5lb、50cmを1本釣って午前が終了した。
ロッジまでの帰りの車でアメリカ人夫婦と一緒になった。釣果を聞くと、「キャロでグランデを釣ったぜ」と写真を見せてくれる。こちらも7lbの写真を見せると「Oh、グランデだ」と言ってくれた。こんな感じで、半日の釣りが終わってからいろんな人に釣果を聞く。互いに誉めあうのがとても楽しかったし、何よりもいい情報源になる。グランデが釣れていたらヒットルアーとアクションを聞いておくとカナリ参考になる。


シヌエ

 ロッジに戻ると、昼食をとってシエスタ(昼寝)タイムだ。パパロタロッジの食事はどれも日本人の口に良く合う。毎回メニューが違うのもうれしい気配りだ。シヌエはとても働き者で、カタコトの日本語で話し掛けてくれるのでとてもなじみやすい。彼らメキシカンは「しゃ、しぃ、しゅ、しぇ、しょ」が上手く発音できないため「ちゃ、ちぃ、ちゅ、ちぇ、ちょ」になってしまう。だから「行きましょう」は「行きまちょ」だ。とってもキュートな「行きまちょ」が僕らも口ぐせになってしまった。

 午後は、午前と同じように立ち木のエリアをクランクやテキサスで探っていく釣りだった。しかしチキータが数本釣れただけの渋い結果になった。帰り際にオスカーが「明日の朝はトップでグランデを釣らせてやるぜ」と言ってくれた。


初日のステーキ

怪しい薬とmiya

 初日に気付いたのが、湖面のいたる所に仕掛けられたテラピア漁用のネットだった。以前釣行記で「ネットが仕掛けられた日は魚の活性が下がる」と書かれていて、その漁は10日やって10日休むのだという。噂に聞く「ムーチョ ネット」というヤツだ。できれば禁漁の期間か漁が休みの日に行くといいと書かれていたが、その時には既にロッジの予約が完了していた。ネットが仕掛けられているのは気になったが、5日もあればそのうち外れるだろうと安易に思っていた。しかしその浅はかな願いとはウラハラに、ネットは最後まで外されることはなかった。。

初日の夜にkeiが体調を崩しダウンしてしまった。本人いわく「時差ぼけor食べ過ぎ」らしいのだが、大事を取って次の日の釣りを休むことにした。オーナーのシィギスが「なにか俺に出来ることはないか?」としきりに心配してくれ、怪しいメキシカンな薬を持ってきてくれた。


オスカーのボート

6.5lb, 60cm

■2日目■
 miyaとオスカーのボートに同船。朝イチで昨日オスカーが言っていたとっておきの場所に入る。バズジェット、カズラを数投するも反応なし。オスカーが「ポッパー」というのでPOP-MAXに変えてキャストする。1投目、長いポーズの後にボコッとアクションするとガバッとバイト。またもやド派手なエラあらいをかましてくれたのは6.5lb、60cmのデカバスだった。初日に引き続き連日のロクマル、それも今回はトップで出たロクマルにうれしさが込み上げる。またもアフタースポーンのヤセバスだったが、それにも増してトップで釣れたことに感激した。しかしその後が続かず、結局午前はチキータを数匹追加しただけだった。

 午後は前日と同じく不発。オスカーに「次はネットがない時に来たら俺が6lb以上を100匹釣らせてやるぜ」と言われ、コンディションの悪さを実感した。夕マズメの前にmiyaが船酔いで気持ち悪いと言い出し、早めにロッジに帰ることに。2日目の晩飯はkatsuと2人で食べるハメになった。皆さんも長旅での体調管理には十分ご注意を。


自作ビッグベイトで釣ったkatsu

疲労骨折したロッド

■3日目■
 同船者はkatsu、ガイドは引き続きオスカーだ。朝イチのトップは不発に終わり、シャローエリアでのクランク・バイブの早巻きに変更。メキシカンの早巻きは本当に早い。ルアーを回収する時の速さでストップ&ゴーする。ルアーのピックアップの瞬間にバイトすることも多数あるので最後まで気が抜けない。しかもピックアップで喰ってくるヤツはたいていデカい。チキータを数本釣り、katsuが自作ビッグベイト(潜るヤツ)をリグる。着色せずにトップコートをしてあったので、その場で緑と黄色のマジックにてなんちゃってチャート(エルサルトではチャートリュースのプラグを勧められる)に着色してオスカーに苦笑いされる。
数投後なんとその自作ビッグベイトにhit。チキータだったが僕らがあまりに騒ぐので、オスカーが焦ってネットでランディングしてくれた。やはり自作で釣れるとチキータだろうとテンションが上がる。僕も自分で釣ったわけではないがかなりハシャいでしまった。

 数分後、僕のキャスト時に「バキッ」というイヤな音がする。キャストの瞬間にロッドが真ん中からボッキリ折れてしまった。しばし時が止まるも、冷静になってあたりを見回すと立ち木にヒットしたわけではなさそうだ。ということは疲労骨折。。今回の釣行でメインに使うロッドだったため結構ショックだったが、なにせ中古で2500円にて買ったロッド。ロクマルを2本上げてくれただけでも十分の殉職だった。いい思い出をありがとう、2500円ダイコーロッドよ。


グランデなテラピア

初のダブルhit

 午後もクランクの早巻きでチキータを数匹釣った後、テキサスにセンコー6inをワッキーがけして「テキワッキー」と名付け引き倒す。チョンチョンというバイトにアワセると今までとは違った、もそーっとした重みで上がってくる魚が。・・・「タイ!」。。もといテラピアだ!しかもかなりグランデなテラピアで本当に鯛のようだ。測ってみると40cmもあり、妙な盛り上がりをみせた。オスカーもセンコーでテラピアが釣れたのを始めてみたと興奮していた。結局今回の釣行ではテラピアはこの1匹しか釣れなかった。


殉職ビッグベイトとバス

 夕マズメになり、辺り一面シャローなエリアに入る。するとエルサルトに来て初めてあちこちでライズしているのが確認できる。POP-MAXを投げるとチキータの数釣りモードに入った。トップウォーターでの釣りだが、立ち木のすぐ横以外は着水して2アクションくらいが勝負のような感じだった。特に着水後の1アクションで出るのが多かったので、着水音のデカいビッグベイトは不利だった。しかし自作で釣るなら今しかないと、ついに自作ビッグベイトの登場。ボッチャーンと着水の後、長めのポーズをとり、小さな立ち木の横を通すとバシャっとバイト。フッキングも成功し寄せてくるとチキータだがエラあらいする。次の瞬間自作ビッグベイトが殉職。ジョイント部から後ろが引きちぎれてブっ飛ぶ。なんとかランディングに成功しkatsuとオスカーと3人で爆笑。フロントフックにかかったから良かったものの、リアフックだったらバラしてたと目標達成にも苦笑い。引き続きこのエリアでトップウォーターゲームを楽しみ終了。やはりトップでの釣りが大好きなのでこの時の釣りが今回の釣行で一番楽しかった。


ラバジでのnice fishとmiya

7lb, 60cm

5.5lb 50cmとmiya

■4日目■
 同船者はmiya。ガイドは「good」の発音が渋いヒーリー、25歳だ。彼はエルサルトでガイドをして4年目で、レコードは12lbをムーチョ釣っているらしい。朝イチに巻きモノでチキータを釣るも、miyaと2人でどうもこの釣りではグランデは狙って釣れないという結論に。シャローエリアの立ち木を2人でラバージグにて1本ずつ打っていくことに。ポツポツとチキータが釣れるが、この釣りならグランデが混じりそうだと2人で続ける。細い3連の木の横にラバージグをフリーフォールさせ、ややポーズをとりアクションするとコンコンとバイト。思いっきりあわせるとグランデな引き。
「ビッグフィッシュ!」とアピールし、ヒーリーにネットでランディングしてもらうと7lb、60cmのgoodなバス。狙って釣ったグランデにとても満足して午前を終了。

 ロッジに戻ると、めっちゃテンションの高いメキシカン御一行に出会う。5人組だったが特に”チャーチル”と名乗る男がスゴい。昼間っから酔っ払っていて、日焼けか酔いか分からないけど顔を赤くしており、訳の分からないスペイン語をゴリ押しして酒を勧めてくる。一緒に楽しく飲みたかったが、午後の釣りがダメになると思い、酒は夜にしようと丁重に断った。彼らに釣果を聞くと「ハワイアンで9lbを2本上げたぜ」と言っている。「ハワイアン??」と思い聞くと、「コレだ、コレ!」とTシャツに描かれたルアーを指差す。どうやらスピナーベイトのようだ。そこで自分なりに「グランデはスピナーベイトのスローリトリーブに弱いのでは?」と予想し、午後はその釣りを試すことにした。

 午後、シャローの岩盤エリアでスピナーベイトを底まで沈め超デッドスローで引いてくる釣りを試す。しばらくするとコンコンとバイトがありフッキングするとグイグイもっていかれる。「ビッグワン!」と言うも、上がってきたのは35cmくらいのチキータ。。ビッグベイト用のロッドでもなかなか寄ってこないので、てっきりグランデかと勘違いしてしまった。そのポイントで同じようにスピナーベイトで数匹釣るも、どれもチキータだがメッチャ引きが強い。エルサルトのバスはどれも引きが強いが、なぜかスピナーベイトで釣った魚はメッチャ引いて面白かった。何度か移動し、立ち木の混じったシャローエリアでスピナーベイトに50upがhit。ヒーリーに「ビッグフィッシュ?」と聞かれ、デカいことはデカけど60cmはないなと思い、とっさに「ミドル!」と連呼する。「それはネットがいるのかいらないのか?」とヒーリーが困惑している間に、ジャンプ一発バラしてしまう。そんなにグランデじゃなかったから爆笑していたが、もしグランデだったら相当悔しいだろうと思い、これからはグランデだったらしっかり追いアワセを入れると決めた。それからは、釣る魚釣る魚追いアワセを入れたためバラしは減ったが、追いアワセを入れた瞬間にスッポ抜けることが度々あった。ヒーリーは「そんなに何回もアワセたらチキータの口がちぎれちまうぜ」と笑っていた。申し訳ない、口をひきちぎったかもしれないチキータ達。


夕暮れの50up

チャーチル御一行と

 夕マズメにシャローの何もないエリアに入り、リザードのキャロライナを指示される。先に入っていた同じくパパロタロッジ泊のひげモジャメキシカンが、リザードのキャロで50upを立て続けに上げている。しかも魚がhitすると、すごく楽しそうに「アゥッ、アーーーウ」と犬の鳴きマネをする。メッチャ嬉しそうに釣るのでうらやましくなり、どうしてもグランデを釣って吠えたくなる。皆がトップを投げてチキータを釣っても、めげずにキャロを引き倒す。そしてようやく僕のロッドにもコンコンとバイトが。待ってましたと思いっきりフッキング。引きが強いのでバラしたくないと追いアワセ。上がってきたのはネットサイズの50upだった。エルサルトの夕焼けに向かって思いっきり「アゥッ、アーーーウ」と吠えた。ひげモジャメキシカンも「アゥッ、アーーーウ」と返してくれた。

 最後の夜は”チャーチル”御一行とテキーラをかわして大いに盛り上がった。彼らが酒を飲む時に連呼してくる「ライカティン!」という言葉の意味が分からず気になったが、向こうも酔っていたため結局意味を聞けなかった。とりあえず「ライカティン!」と言ってテキーラをイッキすればもう完全に「アミーゴ」である。釣りはもちろん楽しいが、彼ら陽気なメキシカンとのからみも最高に楽しかった。

■5日目■
 最終日はkeiと同船。ガイドはオスカーだ。今日のオスカーはCDプレイヤーでエミネムを聴いて上機嫌だ。最終日は半日しかないので、さらなるグランデを釣ってやると意気込んだ。前日までの釣りで、どうやらグランデはスローなアクションに弱いらしく、巻きモノのファーストリトリーブでは事故的にしか釣れないような気がした。そこで最終日はスピナーベイトとキャロライナのデッドスローリトリーブでグランデを仕留める計画を立てた。
 朝イチ、センコーでチキータを数匹釣り、何もない広大なシャローエリアでのキャロライナに移った。どうやらそこはグランデの実績ポイントらしいのだが、まわりの船もチキータしか釣れていない。結局そこのポイントは不発に終わり移動。


9.5lb, 63cm

グランデとオスカーと

 次に入ったのはオスカーいわく”ラピエナボーラ”というポイントで、岸にたくさんある丸い岩が名前の由来らしい。「前にここでDEEPクランクでグランデが入れ食ったことがあるぜ」と言っていたので、どうやらここも実績ポイントらしい。1投目、スピナーベイトを馬の背にキャストしフリーフォールさせる。着底してスローに巻き始めると、すぐにコンコンとバイト。電撃フッキングすると明らかにグランデな引き。ビッグベイト用のモンスタークイーンが弓なりになる。オスカーに「ビッグフィッシュ!」を連呼して無我夢中で寄せてくる。途中、水中の立ち木に絡んだがなんとか上がってきた魚影は、明らかに今まで釣った7lbクラスよりもひとまわり大きいめっちゃグランデなバス。「ひょっとして10lbいったんじゃないか?」と興奮しながら無事にネットランディング。「グランデ!」と叫びながらオスカーと2人して慌てて計量。秤をのぞくと「9&ハーフ」・・・おしい!あと0.5lb!と思っていたらオスカーが「ノーノー、テンポンド!」といって見せてくる秤はジャスト10lbを指している。「マジか!!10lb?!」とテンション上がるも・・・怪しい。。今思うともう一度自分でしっかり計量しておくべくだった。オスカーが何かやらかしたかどうかは分からないが、本当に10lbあったとしても納得がいかなかった。長さを測ると63cmもある。なにより今までの7lbクラスのバスよりも圧倒的に太い。これが10lbクラスかと喜びを噛みしめる。オスカーに「胴回りも測ってみろ」と言われ測ったが、今まで胴回りなんて測ったことがない為どのくらいスゴイか分からず、何cmだったか忘れてしまった。最終日に奇跡的に10lb(?)を釣ることができ舞い上がってしまい、その後根がかりを連発してしまった。後で冷静に考えたが、やはりあのバスは9.5lbだったのではないかと思う。オスカーが0.5lbチョロまかした感じが否めない。何度も計量のシーンの動画を見たが、秤のネジには触ってないが何か納得いかない。ということで公式記録(?)は9.5lbということにして、10lbオーバーの夢はエルサルトに置いてくることにした。次回釣行では必ず置いてきた夢を達成すると心に誓った。


Tシャツのバックプリント

オスカーと僕

ヒーリーとmiya

ガイドとTシャツを揃えて
.
シィギスとmiya

シィギスとシヌエとTシャツを揃えて

ハワードジョンソンの送迎バス

ロスの吉牛

 帰り際、オスカーとヒーリーに”Top Artist” MEXICO TOUR 2006のオリジナルTシャツをプレゼントして記念撮影してきた。このTシャツだが裏面が、よくあるアーティーストのライブTのパロディになっていて、今回の釣行の日程(と言ってもエルサルトのみなんだが)がプリントしてある。シィギスとシヌエにもプレゼントしたら「Oh!エルサルト!」と結構喜んでもらえたのでうれしかった。最後にシィギスに「また来るよ」と言って、長い家路についた。


 今回の釣行は、終始「ムーチョネット」の状態で、バスの活性はあまり高くなかったように思える。トップへの反応は言うまでもなく、入れ食い・爆釣といったイメージではなかった。ポイントに入り、2・3匹釣ったらバイトが遠のくといった感じだ。実際今回の釣行4日半で、僕は50匹ちょいしか釣ってないような気がする。それでもその中に、50upが2本、60upが4本釣れ、9.5lbのバスとも出会えた。60upのバス4本も、クランク・ポッパー・ラバジ・スピナベと全てハードベイトで、とてもエキサイトな経験ができた。これだけでもメキシコまで行く価値は十二分にある。今回は4人で出向き、僕だけがアタリのような釣果になったが、釣りの技術は4人ともほとんど変わらない。それだけに皆、是非またリベンジしに行こうじゃないかと意気揚々である。僕自身、今回置き去りにしてきた10lbオーバーの夢を達成するためリベンジに行きたい。パパロタロッジのスタッフやガイドは皆フレンドリーで思いやりがあるイイ人ばかりだ。釣りももちろんだが、また彼らと会える日を楽しみに思う。

 最後になりましたが、今回の釣行の計画にあたり全面的に協力して頂いた「Access!海外バスフィッシング」の皆様に心から感謝します。ロッジの予約から航空券、帰りのロスでのホテルの予約も全て無償でやっていただきとても助かりました。同じ釣り好きというだけでここまで協力して頂けたことにとても感動しました。
本当にありがとうございます。



[サイト管理者より補足]
この方々は学生さんで若いことや、久々に再開したバス釣りと初めてのメキシコへの期待と興奮で大盛り上がりして出発前からあまり寝てなかったんじゃないかと思われます(私達も初回の釣行直前は睡眠不足でした(笑))。成田までの移動に夜行バスを使ったりしてるし、アメリカへ向かう飛行機でもあまり眠れなかった感じなので、現地に到着するまでに実は相当疲れていたはずです。
体調を崩して釣りが出来なってしまうことほどもったいないことはありません。私達は釣行される方々に対しては体調管理と機内で出来る限り眠ることを心がけるよう必ず言っているのですが、これから釣行する方はぜひその辺を十分注意して下さい。特に「行きの機内で眠っておく」というのは直前の睡眠不測を補い時差にも備えるという意味で非常に重要なので、アイマスクや耳栓を持参して可能な限り(というか無理にでも)眠るようにして下さい。

卵を持った腹パンパンの超デブバスを狙うならスポーニングシーズンしかありません。でもこの時期はネットが比較的多い時期でもあります。確かにネットはある程度は釣りに影響するでしょうが、広大なレイクなのでネットのないところは山ほどあるし、ネットがあればあるなりの釣り方があるはずですからそれを探す心構えをしておけばいいんです。この時期、スポーンのデブバスを狙うお客でロッジは一杯になるのは、みんなそういう心構えをしているからです。一番良くないのは魚の活性が低い時にそれを全てネットのせいだと思い込んでしてしまうこと。思考が止まってしまうと釣れる魚も釣れなくなります。日本だろうがメキシコだろうが冷静に状況に対処した人が最後には魚を釣ってくるものです。


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