ピカピカ遊園地の旅?!

第7話:笑おう、最終決戦!

2人は、全速力で元の広場へ戻った。

サトチ「お、お待たせ!サトコ、ヒカル、大丈夫・・・みたいだな。」

サトコ「サトチにーちゃん!この人達のポケモン、そんなにレベル高くないよ?」

ヒカル「・・・おかげで、ほとんど無傷で倒しちゃったんだけど・・。」

ヒカリ「じゃあ、あとはこの人達を警察に突き出すだけね。」

サトチ「・・・・・・・・・。」

ピカ「ピカ〜。」(やっぱり、アイツらはアイツらでちゅう。)

おマヌケ♀「五月蝿いわね!まだアタシ達はやられていないわよ!」

ヒカル「ほとんどやられてると思うけど・・・・。」

おマヌケ♂「ふっふっふ・・・まだ、この機械は残っているぞ!」

 おマヌケロケット団が取り出したのは、先ほどの謎の機械。

サトチ「くそっ・・・手出し出来ない・・・・・。」

サトコ「どうしよう!!これじゃ・・・。」

 と、そのとき。

ヒカル「グミ、チョコを持ち上げて!」

サトチ・サトコ「?!」

ヒカリ「それでは!アクロバットショー、始まり!
    チョコ、ロケットずつき!!」

チョコ「チュウッ!」

グミ「ピカッ!」

おマヌケ♀・♂「なっ?!」

 なんと、グミが放り投げる反動を利用し、
 チョコがロケットずつきで気球に飛んでいった!

サトチ「何ぃ〜!!」

サトコ「すごい・・・・・・・・。」

ヒカリ「でんこうせっか!」

 そして、素早くおマヌケ2人組みから謎の機械を奪い取ると、
 気球から飛び降り、地面に着地した。

おマヌケ♀「ニャース!あの機械を取り戻すのよ!」

ニャース「ニャーッ!」

サトチ「まだニャースなのか、あいつ・・・・・。」

ピカ「ピカピカ。」(進化していても変わらないでちゅうけど。)

ヒカル「グミ、10まんボルト!」

グミ「ピッカ――――!!」  バリバリバリバリ!!!

ニャース「ギニャー!!」

サトチ「・・そして、まだレベルが低いのか・・・・。」

ピカ「ピカ?」(コイツら、一体今まで何をしていたでちゅう?)

サトチ「でも、これで思う存分攻撃できるぜ!みんな、出て来い!!」

サトコ「がんばって、みんな!」

ヒカル「いっけ〜!!」

ヒカリ「お願い!!」

おマヌケ♀・♂「!!!!」

 遊園地から、一筋の光が。そして。
   ズド――――――――――――――ン!!!!

おマヌケ♀・♂「やなかんじぃー!」

サトコ「・・・よく飛ぶね〜。」

ヒカリ「ところで、これってどうす・・(かくっ)」

 どてーん!大抵、こういう機械は衝撃を受けると爆発するものだが・・。

サトチ「ん?何だ?何もおこらないけど・・・・。」

ヒカル「・・サトチ、この機械・・・・。」

 足元に転がっている機械は、
 鉄くずに適当に配線がつながっているだけのものだった。

サトチ「まあ、所詮あいつらじゃなぁ・・・・・。」

ピカ「ピカ〜。」(やれやれ、でちゅう。)



―――あれから、1週間か。 ヒカル達、元気か?オレは元気だ!
勿論、サトコも。あれから2人共どうしてる?
オレは、ちょっとした事情で遊園地にとどまってるんだ。
・・・・そりゃあ、オレも早く旅に出ようと思っているんだけど、実は今・・・。

ピカ「ピカ!ピカピカッチュウ!!」(サトチ!パンが焦げてるでちゅう!)

サトチ「へ?・・・わぁ!やばい!!」

スパーク「ライ〜!」(次のパン、入るっチュよ〜!)

ピカツー「ぴかちゅ!」

チビちゅう「ぴ?」

たんぽぽ「ピチュ〜!」(お客さん、たくさん来てるでちゅ!)

チビピカ「ピチュピチュ!」(ピカパパ、どうすればいいでちゅ?!)

なのはな「ピィ〜・・・。」

ライラック「ライ!」(スパーク!こっちのパン、もう空でちゅうっ!)

ピカピ「ピッカ!」(バンバン運ぶでちゅう〜!!)

サトチ「トホホ・・・・サトコ、ごめんな〜・・お前まで付きあわせて。」

サトコ「いや、いいんだよ。サトチにーちゃん・・・・・。」

・・・・・・オレは、あのとき壊した観覧車の弁償代を稼いでいるんだ・・・。

 しばらくの間、遊園地には『ベーカリー・マサラ 出張店』が出来ましたとさ。
 サトチの苦労はまだまだ続く!続くったら、続く!!

サトチ「早く終わってくれ〜!!!」

ピカ「ピカ〜!」(サトチ〜!また焦げてるでちゅう〜!)

 

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