11月21日(日)14:00〜17:00の3時間で松山消防署より救命救急士の方を招いて「普通救命講習」を行いました。当日は、愛媛RB隊員、隊員の家族及び友人等の合計32人の方が受講しました。
講習は、「応急手当の基礎知識」「心肺蘇生法の説明」「心肺蘇生法の実技」「大出血時の止血法」「傷病者への保温」「搬送方法」「ヘルメットを脱がす方法」などで、とても3時間ではおぼえきれない内容で3時間がアッという間に過ぎていきました。
意識障害時の気道確保の説明 | 呼吸停止時の人工呼吸の実習 |
応急救急の基礎知識では、「119番通報をしてから平均何分で救急車が到着するか?」から始まり、呼吸停止後の人工呼吸、心肺蘇生が正確にまたいかに早く行われるか?により蘇生の割合が高くなるか。遅ければ遅いほど死亡する確率が高くなるか?を学びました。
(救急車が到着するまでの全国平均は5〜6分)
ちなみに、呼吸停止2分後に人工呼吸を始めると90%位の確率で生命を救えますが、3分後は75%、4分後は50%、そして5分後は25%となり、10分後にはもうほとんどゼロに近くになるそうです。
心肺停止時の心肺蘇生法の実習 | 講師の話を熱心に聞く隊員 |
心肺蘇生法の実技では、正確な心臓の位置の調べ方や呼吸をしているかの判断、脈の調べ方など分かっていそうで意外と分からなかった事を学びました。脈の取り方などは、自分で自分の脈を取るのは簡単に出来ましたが、他人の脈を取るのがあんなにわからない事とは思いませんでした。自習は、始めに人形を使って自習してその後、気道確保、呼吸の確認、脈拍の確認は隣の人との実習になりました。呼吸、脈などは実際の人間での実習をしないと感覚がわからないとのことです。
毛布を使った傷病者の保温法の説明 | ヘルメットを脱がす方法 |
講師の先生が、受講者がほとんどバイクに乗っていることを察して最後にヘルメットの脱がし方の方法をやっていただきました。実験台になった芳我代表の感想は「ほとんど違和感が無く脱がされた!!」とのことです。ヘルメットを脱がすときは必ず2人で行うとのことです。
普通救命講習を受講して感じたことは、自分の思っていた人工呼吸や心肺蘇生がいかにいい加減に覚えていたかと言うことです。過去にも数回この様な講習を受けたことがありますが(学校でかな?)まったく嘘の救命法を覚えていたことです。それと同時に今後最低でも一年に一回は同様の講習を受けないと恐らく今回やったことは忘れるでしょう。いざというときに役に立たなければ意味が無いと思いました。
今回の講習はRB隊員だけではなく多くの人に受けてもらいたいと思いました。愛媛RBでは、今後も年に1〜2回のペースで救命講習を開催したいと思っています。
参加していただいた愛媛RB隊員及び家族、友人の皆さんお疲れさまでした。実際にこの救命法を使うことが無いように祈っています。
原谷洋司でした。