[COLOR ML]

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[1200] フィルムとビデオ (卵白) 9/18 9:34

>そうですね、それとはちょっと話がズレるかもしれませんが、ビデオカメラとフィルムカメラの違いもとても大きいですね。例をあげますと、数年前まで、「水戸黄門」は16mmシネフィルムで撮影していました。最近はだいぶ慣れましたが、やはりビデオカメラの映像は生々しいので、

時代劇はフィルムにかぎりますよねえ・・・。こういうのは好みの問題なのかもしれませんが。

確か当時、「何か雰囲気が変だ」ということで、新聞に投書(というよりは質問みたいなものでしたが)がありましたね。


[1199] Re:液晶の色 (小宮) 9/17 2:00

カメラマン小宮です。

re-koさん、こちらこそチョ〜亀レスで失礼します。(^-^;; (しばらく激務で午前様が続いていたもので)
>アニメ制作における色の技術に関する話が、とてもおもしろい。その中で、デジタルペイントの話が出てきて、最先端の制作現場なら、モニターは最先端の液晶で色をみてるのだとばっかり思ってたのですが、アニメの制作でも、液晶モニターは不向きということなのでしょうね?

ちょっと前にテレビ朝日のアニメ制作現場に潜入している番組がありましたが、デジタルペイントに使用していたMacのモニタはやはりCRTモニタでしたよ。

ケータイのカラー液晶もついに年末に登場する機種でTFTのモノが出るらしいですし、J-PHONEはJPEGに対応するとのことで、ビュワーとしての液晶の需要はますます高まりますね。

>最近のアニメ・・特にディズニーなどは、色が鮮やかですが、その分、かえって作りもののイメージが強く出ているような気がするのですが、

そうですね、それとはちょっと話がズレるかもしれませんが、ビデオカメラとフィルムカメラの違いもとても大きいですね。例をあげますと、数年前まで、「水戸黄門」は16mmシネフィルムで撮影していました。が、最近はコスト削減なのか、ビデオカメラ(CCD)で撮影しています。最近はだいぶ慣れましたが、やはりビデオカメラの映像は生々しいので、時代ものだとどうも芝居がかった感じに見えて落ち着かない感じがします。トレンディードラマ系はビデオのがイイと思うんですけどね。 


[1196] Re:東京の色 (Yazawa) 9/16 17:04

>都バスの色を決めた時に東京都のシンボルカラーが参照されたかどうかはわからないのですが、東京都のマーク(銀杏みたいな形)の色は殆どあれと同じ色です。緑が足りないから、木の代用にしたのか…。確かにそうかもしれませんね。ブライトトーンの緑色で、銀杏の葉っぱの色と似てますよね。でも、生きた植物の色と違って、あの色は 塗装になると、子供っぽいというか、少し野暮ったく見えると思います。

バス・タクシーの緑色について。 以前京都に行ったときに感じたのですが、バスやタクシーの塗装が明るいクリームがかった緑色だったような気がするのですが、京都に観光にいって、神社仏閣の美しい自然の緑を見た後、あの、バスやタクシーをみると、ものすごく、人工的というか、不自然な感じがしました。やっぱり、自然の緑を意識して取り入れた色なのでしょうか?あの町に、あの緑は逆効果なような気がするのですが。あれは、塗料の限界なのでしょうか?


[1195] Re:バスだけじゃなくなるみたい (うみ) 9/15 0:14

>それは、自家用車のボディを広告主に提供して、広告用のフィルムを貼って走るんだそうです。

私は札幌に住んでいます。札幌では自家用車ではないのですが、タクシーが既に行っています。

パソコン販売会社のGATE WAYのマーク(つまり牛柄)なので、最初は北海道だから観光客向けか?と思っていたら、ボディにGATE WAYと書かれていました。札幌のタクシーは白が多いので、牛柄だとタクシーと分からないという弊害もないですし、当初は運転手さんが恥ずかしいので反対していて、3ヶ月限定の予定だったのですが、観光客や女性に人気があるので、延長して行っているそうです。春頃からだから、もう随分経ちますね。

ちょっと笑えるので、これ位だったらいいかなぁ。と思っています。

でも、自家用車までとなると、やっぱり色の限定などをしてもらわなければちょっと困りものですね・・・。環境問題も気になります。


[1194] バスだけじゃなくなるみたい。 (NANA) 9/14 0:47

久しぶりに投稿します。

ラッピングバスについていろいろご意見が出ていますが、先日、テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」を見ていたら、アメリカのビジネス、ラッピングカーについて取り上げられていました。それは、自家用車のボディを広告主に提供して、広告用のフィルムを貼って走るんだそうです。本当に自家用車らしき車がラッピングされていました。詳しく分かりませんが、希望者が広告会社に登録するんだと思います。1日の最低の走行距離が契約で取り決められているそうです。・・・こうなると、街中、広告だらけになりますね。アメリカの話だけと思いきや、最後にキャスターの人が「日本でも近々登場することが決まっています」と言ってました。きっと、都バスよりも規制は少ないのではないでしょうか?


[1193] フェイバー ビレン (みどり) 9/13 23:47

こんばんは。フェイバー ビレンの色彩調和論を日本語で解説した本がないでしょうか?わたしの知る限りでは「Principles of Color」の日本語訳本無いと思うのですが・・・東商2級新テキストのP223図7、P230図18だけでもくわしく知りたいのですが。


[1192] カラーセミナーの件 (もえ) 9/13 23:05

こんにちは。みなさんから「色彩を仕事にしたい人たち向けに失敗しないスクール選び&カラーの仕事について」のセミナーの反響が多く急遽、日程を決定させていただきました。

10/13のセミナーも定員の6名になりましたのでしめきらせて頂きます。

次回の日程のお知らせは返信があった方のみメールにて送付致します。

では取り急ぎご報告でした。ありがとうございました。                   


[1191] 世界の服の色 (細谷) 9/13 21:09

こんにちは。

たかぴょんさんへ
すいません、本を探していて遅くなりました。

>”旅”をテーマに、各国のファッションカラーやフードについて調べています。流行色より、伝統服の色についての情報がほしかったのですが。

「世界の色彩感情事典−世界初の色彩認知の調査と分析」
千々岩英彰編著/河出書房新社 1999.2.1 初版 533ページ 35,000円(税別)

「髪と瞳の色」「色の好み」「服装と住居の色」「色のイメージ」「色の意味」「自国で親しまれてきた色」「都市の風土色」「配色の好み」など10の質問について、調査票を各国大学に送り学生に答えてもらい、世界各都市で実際に撮影、雑誌から画像を採取してデータを集め数値データを図表化したものです。

たかぴょんさんが欲しいという情報だと、この中の「あなたがこの頃もっともよく着る服の色」:スーツ、ジャケット、セーター「あなたの国の人々に昔からもっとも親しまれてきたと思う色」の2つの質問に当てはまると思います。食べ物の質問はありませんでした。

お返事が遅れたので間に合わなかったかもしれませんが、もし詳しい情報が欲しいということであれば直メールください。


[1190] Re:色と交通 (細谷) 9/13 15:41

こんにちは。

マリさん
>地方に住む私は、東京の路線図を見ると、その線の多さにとても驚きます。そして、その線の数だけ、色が使われているので、地図を見なれるまで、電車に乗りなれるまでは、初見ではなかなか見辛いと思います。図の中には、線の側に○×線と書いてあるのでなんとか分かリますが、逆に、端に添えてある「○×線」の色を見て、図の中に見つけるのは難しそうです。(今私の手元にあるものは、59色を使い分けています。)ちなみに、長崎市の市電は始点(終点)が4つしかないので行き先を示すプレートは赤、黄、青、緑、の4色だけです。

そのくらい(4〜5色)が、色だけで瞬時に識別できる限界だろう、という話を聞いたことあります。

JRは路線別に色分けしていますが、私のように2、3本しか利用しない客にとっては、目的の数色だけ覚えていれば良いので便利です。車体のラインの色を見て、ホームを間違えたのに気がついた事もあります。

全線使いこなすとなると色だけではちょっとネ...。路線数が多いと文字だけでは完全に迷ってしまうので、色がついてると少しは助けになります。色だけで識別となると、59色なんて無理だし、微妙な色を識別できない人への配慮も必要になってきます。良い方法があればいいんですが。

>そして、だいぶ前から車体は広告でラッピングされていました。ラッピングされていないものもあリますが、広告つきの割合が高いです。路線が少ないので、利用者は迷うこともありません。

そうですよねー、全体に占める割合が少なければ、街の活性化にもつながりますよね。やっぱり東京は路線数の多さ、交通量の多さが災いしてるのではないかと。正直な話、安易に決まったものだから、どうせ長続きしないし数も少ないだろう、と思ってたんですが...そうじゃないみたいで大変です。

>都バスは、全面ラッピングではなくて、後方の、お尻の所だけ広告にするっていうのはどうでしょう?

全面ラッピングほどの魅力はなくなるが、迷惑もなくなる方法ですね、それも良い案だと思います。

>車体本体との色のバランスが難しくなることも考えられますが、「バスの側面、広告塔の側面」を合わせもつから仕方ない、と割り切るしかないと思います。

「側面」...「公共」&(vs.?)「広告」これが今回のキーワードでしょう。公共交通機関=「公共」>「広告」というのは皆同じ意見だと思う。


[1189] Re:都バス&屋外広告物条例 (細谷) 9/13 14:27

nickyさん
>都バスに全面ラッピング広告を入れると、「公共建築物」に準じる公共交通機関の色彩が「商業施設」の色彩のようになってしまうのです。AFT2級テキストをお持ちの方はp43〜p44あたりをご覧下さい。(検定に興味のない方、ごめんなさい。)

私のテキストは古いのでp45にありました。ご紹介すると、

●公共建築物、一般住宅、産業施設、集合住宅は、ベースカラーに、茶色やグレー、ベージュ、白など、彩度が低く飽きのこない色を用い、アクセントに赤などを部分的に使用。

●レジャー、スポーツ施設、商業施設は、建物全体に色がついていて、彩度が高い赤系の色などをベースに、トーンを揃えた多色配色。アクセントカラーにコントラストの強い高彩度色を用いる。

という感じです。ちなみに、屋外広告物は、都道府県の定める条例により規制できます。

[屋外広告物条例]
「一 地色に黒又は原色(赤、青及び黄の色のこと)を使用したことにより、美観風致を害し、又は交通の安全を妨げるものではないこと。ただし、登録商標については、この限りではない。」
「二 蛍光塗料又は反射の著しい材料を使用したことなどにより美案風致を害し、又は交通の安全を妨げるものではないこと。」
「三 信号機、道路標識に類似し、又はこれらの効用を妨げる等道路交通の安全の確保に支障のあるものでないこと。」

と定められており、意匠、色彩及び表示または設置の方法を示す図面の提出が求められている。また、「禁止地域」を設定することで、広告物の禁止も行う。(東商1級環境色彩テキストp197参照)

...このような国の取り組みが始まったばかりで、東京都には他県以上に厳しい車体利用広告規制があったのに、いきなりの規制緩和は時代の流れに反することでもある、という意見があります。


[1188] Re:東京の色 (Tajika) 9/13 11:42

都バスの色を決めた時に東京都のシンボルカラーが参照されたかどうかはわからないのですが、東京都のマーク(銀杏みたいな形)の色は殆どあれと同じ色です。

緑が足りないから、木の代用にしたのか…。確かにそうかもしれませんね。ブライトトーンの緑色で、銀杏の葉っぱの色と似てますよね。でも、生きた植物の色と違って、あの色は 塗装になると、子供っぽいというか、少し野暮ったく見えると思います。

あらゆる世代に受けるのは難しいですが、東京のグレーを主としたビルをバックに考えた場合、もう少しトーンを落とした色の方が綺麗だと感じています。

(でも周囲に溶け込んじゃダメ。バスは目立ったほうが危なくないの! という意見もありそうですね。)


[1187] Re:都バス (nicky) 9/13 11:04

皆さん、こんにちは。

細谷さん
>nickyさんは、許せないものがあるから白紙に戻そう、

まあ、そういうことでもいいです。

都バスの話から少しはずれるかもしれませんが、少しだけ付け加えさせてください。

都バスに全面ラッピング広告を入れると、「公共建築物」に準じる公共交通機関の色彩が「商業施設」の色彩のようになってしまうのです。 AFT2級テキストをお持ちの方はp43〜p44あたりをご覧下さい。(検定に興味のない方、ごめんなさい。)

検定の勉強(タテマエ)と現実の色彩(ホンネ)がずれているのは困ったことです。私は上記のテキストのこの部分に書かれていることがもっともなことだと思うし、みんなが検定前に勉強したことがそのまま役立つ世の中になってほしいと思います。


[1186] Re:都バス (nicky) 9/13 10:40

イマダさん、皆さん、こんにちは。

イマダさん
>確かに不快に思う人を減らす方がいいでしょうね。私は、不快なモノを許せと言っているワケでは無いんですよ。私の考えは、誤解されているようですね。幸せを役所に創ってもらうモノだと思ってる人はいないと思いますよ。

私の前回の発言を再掲します(一部略)。

イマダさん
>極端な話を言えば、ラッピングバスのデザインを見て、「楽しい」と感じたりする人がいるとすれば、それは生活者の一人に精神的なプラスの影響が少なからずあるわけでしょうし。
nicky
>幸福(楽しさ、生きがい、etc.)はお役所に作ってもらうものではなくて、個人個人が自分で作るものではないでしょうか。一方、行政のほうは、幸福を作るというよりは、不幸(つまり、危険、不快、etc.)をできるだけなくすことが仕事なのではないでしょうか。

私の発言に以下のことを補足してみます。

もしも「許せる」デザインのラッピングバスがあらわれて「楽しい」と感じる人がでてきたとしても、それは都バスの全面ラッピング広告の成果やメリットとはいえないのではないでしょうか。お役所は「楽しさ」を作るところではないと思うからです。個人の楽しさは個人の問題であって、公共の色彩の問題ではない、というのが私の考えなのですが。

誤解したかしていないかを議論しても意味がないので、しません。言葉によるコミュニケーションにおいて、誤解は大きいか小さいかの差はあっても必ず発生しています。私の書き方に問題があって言いたいことをわかってもらえていないようなら、言葉を変えて言いなおすだけです。


[1185] Re:都バス (細谷) 9/12 21:02

>一方でラッピングバスに楽しさを感じる人がいて、他方に不快を感じる人がいた場合、単に人数だけで考えるわけにはいかないのではないでしょうか。

全面ラッピング広告については、今、本当に賛否両論あり、デザインにしても、まあ良いもの、許せないものが混在しています。

nickyさんは、許せないものがあるから白紙に戻そう、イマダさんは、良いものもありそうだから質の高め方を模索しよう、という意見だと思いますが、どちらの考え方も必要だと思います。

今はラッピングバスの出始めで皆の関心も高く、イマダさんの意見のように、議論や改良の余地があります。いろいろ考えてやってみてダメだったら、nickyさんの意見のようにきっぱり諦めることも大切だと思います。

そもそも真に責められるべきは、都の財政難だけを理由に安易に決めちゃった人なんですけどね(^^; はじめから景観のこととか、他に乗客を増やす方法とかもろもろの事柄を十分検討していればまだ良かったんですけど。


[1184] Re:東京の色 (細谷) 9/12 19:56

こんにちは。

Tajikaさん
>しかし、あの緑色は東京都のシンボルカラーなのでしょうね。もう少し都会的な色だといいのに。見直し案はないのかな…

東京の色=緑なのかな。逆に緑が少ないから使ってるのかと思ってました。(東京砂漠にはオアシスのグリーンが必要!?)違和感ありますか、見直した方がいいのかな?都会的な色ってどんなだと思います?JRの車体のシルバー+1色、みたいなのでしょうか。

ML初期の頃、○○地域の色(エリアカラー)は○○色、の話題で盛り上がって、地元と他県の人が求めるイメージの違い、よく聞くと意外に同じ印象を持っていたりして、面白かったんですが、そういえば、東京の色って何色なんだろう??


[1183] Re:都バス (Tajika) 9/12 16:25

>そうですね...じゃあ、どうしても全面ラッピング広告をやめたくないという意見に対してこんな案はどうでしょう。たとえば、JRのシンボルカラーが緑であるように、都バスのシンボルカラーを、元の穏やかな「緑とクリーム」とし、全面ラッピングの際は、全体としてその配色に近い形でデザインすると決めたらどうでしょう?

素人ですから、多角的に検討した意見ではありませんが、細谷さんの上記のご意見に賛成です。機能的であり(一目で都バスとわかる)、かつ、その方がはるかに綺麗だと思います。色相を絞っても、メッセージは伝わる!…と思うし、機能のための、意味のある枠と、むやみやたらな規制は違うんだから。

色使いも都市計画の一部として、機能と美の両方を満たして欲しい。色というツールをもっと上手に使って欲しいですよね。(私の勤務先でも様々なものが色分けされていますが、いつも行き当たりばったりです。)

しかし、あの緑色は東京都のシンボルカラーなのでしょうね。もう少し都会的な色だといいのに。見直し案はないのかな…東京都も財政難だから、しょうがないか…。


[1182] Re:都バス (イマダ) 9/12 14:35

nickyさんこんにちは。

>私の考えに同調していただけるかどうかはわかりませんが…。幸福(楽しさ、生きがい、etc.)はお役所に作ってもらうものではなくて、個人個人が自分で作るものではないでしょうか。一方、行政のほうは、幸福を作るというよりは、不幸(つまり、危険、不快、etc.)をできるだけなくすことが仕事なのではないでしょうか。一方でラッピングバスに楽しさを感じる人がいて、他方に不快を感じる人がいた場合、単に人数だけで考えるわけにはいかないのではないでしょうか。楽しさの度合い、不快の度合いにもよりますよね。ただ、大まかに言えば、私としては、不快に思う人を少なくするほうが街は住みやすくなるのでは、と思いますが。

確かに不快に思う人を減らす方がいいでしょうね。私は、不快なモノを許せと言っているワケでは無いんですよ。私の考えは、誤解されているようですね。幸せを役所に創ってもらうモノだと思ってる人はいないと思いますよ。

私の言い方がまずかったのかもしれませんが。


[1181] Re:都バス (細谷) 9/12 13:26

こんにちは。

nickyさん
>幸福(楽しさ、生きがい、etc.)はお役所に作ってもらうものではなくて、個人個人が自分で作るものではないでしょうか。一方、行政のほうは、幸福を作るというよりは、不幸(つまり、危険、不快、etc.)をできるだけなくすことが仕事なのではないでしょうか。

確かに、都バスにはかなり厳しい注文を出さざるをえないでしょうね。「公共」「万人に好かれる」「みんなに平等に」といっても、最大公約数を選ぶのか、最低ラインを0に近づけるのか、画一的にやるのか、多様性を残すのか、いろいろ考え方があると思います。

それから、民間のバス会社なら自由で何をしても良いわけでなく、都バスに続く各社の行動がすごく気になっています。都バスの全面広告を止めたとしても、他はもう止められないんじゃないかな。そうなったらどうしましょう?(もうなっている?)状況的には非常にシビア、ですよね。

>一方でラッピングバスに楽しさを感じる人がいて、他方に不快を感じる人がいた場合、単に人数だけで考えるわけにはいかないのではないでしょうか。楽しさの度合い、不快の度合いにもよりますよね。ただ、大まかに言えば、私としては、不快に思う人を少なくするほうが街は住みやすくなるのでは、と思いますが。

現在の都バスの色は穏やかな色でまだいいのですが、ラッピング以前の各社のデザインや色が、人や街にやさしかったかというと必ずしもそうではなく、かなり派手でキツイ色のバスも多いですよね。上野のアメ横あたりを走るバスやタクシーは、ペンキをぶちまけたような...かなりきてますヨ。(^^; もしかしたら、色彩制限をしたラッピングバスの方が地味になるかも。

今回の全面ラッピング広告の件を良い機会に、今までのデザインも含めて、よ〜く考え直して欲しいなあというのが本音です。(^^;


[1180] Re:都バス (nicky) 9/12 12:23

皆さん、こんにちは。

細谷さん
>そうですね...じゃあ、どうしても全面ラッピング広告をやめたくないという意見に対してこんな案はどうでしょう。企業としては、商品の訴求色やコーポレートカラーやロゴを大切にしていると思うので、全体的な印象をくずさない程度に、一部別の色を入れても構わない(一部広告と同じような効果)としてみては?デザイナーにとっては相当な色彩制限となりますが、そこはデザイナーの腕の見せ所ということで頑張ってもらう。(^^)

いい考えですね。これで多数の人の賛成を得られるのなら、全面ラッピング広告自体に反対の私ですが、それでもいいと思います。ただし、すごく難しいでしょうね。

何故なら、広告のメッセージは結局のところ「他社製品を買わずに当社製品を買ってください」というものですよね。つまり、広告の目的は競争に勝つことにあるわけです。当然誘目性の高い色とかコントラストの大きい配色がふつうは有利となります。この難題をどう解決するかは、すごく面白い問題ですね。デザイナーの方だけでなく、広告主にもぜひ考えてもらいたいです。このへんで企業の品位が問われますよね。

イマダさん
>極端な話を言えば、ラッピングバスのデザインを見て、「楽しい」と感じたりする人がいるとすれば、それは生活者の一人に精神的なプラスの影響が少なからずあるわけでしょうし。

私の考えに同調していただけるかどうかはわかりませんが…。

幸福(楽しさ、生きがい、etc.)はお役所に作ってもらうものではなくて、個人個人が自分で作るものではないでしょうか。一方、行政のほうは、幸福を作るというよりは、不幸(つまり、危険、不快、etc.)をできるだけなくすことが仕事なのではないでしょうか。

一方でラッピングバスに楽しさを感じる人がいて、他方に不快を感じる人がいた場合、単に人数だけで考えるわけにはいかないのではないでしょうか。楽しさの度合い、不快の度合いにもよりますよね。ただ、大まかに言えば、私としては、不快に思う人を少なくするほうが街は住みやすくなるのでは、と思いますが。


[1179] カラーセミナーの件 (もえ)

こんにちは。

みなさんから「色彩を仕事にしたい人たち向けに失敗しないスクール選び&カラーの仕事について」のセミナーの反響が多く急遽、日程を決定させていただきました。

10/22のセミナーは 定員の6名になりましたのでしめきらせて頂きます。

次回の日程のお知らせは返信があった方のみメールにて送付致します。

では取り急ぎご報告でした。ありがとうございました。


[1178] Re:都バス (ゆん) 9/12 10:02

こんにちは。

>デザイナーは芸術家と違い、自由な表現だけではく、制限の中でどう表現をするか?が、デザイナーの仕事になります。景観を損ねないという第一条件を最低限守る。バラバラな広告表現も少しはましになるんじゃないでしょうか。欲張りかもしれませんが、広告媒体としてバスを使用し、バス会社は利益を得て、企業はアピールの場を持つ。そしてそれが景観を損ねない。理想ですね。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ボストンの、ビーコンヒルという古くからの高級住宅街にあるセブンイレブンは、普段私達が見ているものとは似ても似つかないロゴをしています。色も、文字のフォントも。それがとても街の雰囲気にあっていて、周りの古くからの商店などにもとてもなじんでいます。また、普段のものと違うセブンイレブンのロゴを見ること自体、とても楽しいものでした。多分、あの街にセブンイレブンができるときはかなりもめたのではないかと思うのです。でも、景観に配慮したロゴを採用したことが、とてもよい結果を生んだように思います(私などは、セブンイレブンのロゴを見るためだけにビーコンヒルに行ったくらいですから、ビーコンヒルにもセブンイレブンにもお金が落ちるし・・・!)。

バスのラッピングについても、例えば「リプトンでも都バスならクリーム色ベースになるんだー」「東急だとこんな色になるんだー」というのも、また楽しみになるように思います。

景観や利便性を考慮しない、ただの野放しの「自由」には抵抗があります。広告や営利活動を完全に否定することは、現状から見て厳しいと思いますが、ビーコンヒルのような考え方が出来れば、街の成熟度も高めるような気がします。

それでは、失礼します。


[1177] 色と交通といえば (マリ) 9/12 2:41

こんばんは。

都バスの話でにぎわっている中、ちょっと別の話をさせていただきます。

地方に住む私は、東京の路線図を見ると、その線の多さにとても驚きます。そして、その線の数だけ、色が使われているので、地図を見なれるまで、電車に乗りなれるまでは、初見ではなかなか見辛いと思います。

図の中には、線の側に○×線と書いてあるのでなんとか分かリますが、逆に、端に添えてある「○×線」の色を見て、図の中に見つけるのは難しそうです。(今私の手元にあるものは、59色を使い分けています。)

そこで、もうすこし色を減らして、同じ色でも、ボーダーやドットで線を表すように使い分ける工夫をすれば、分かりやすく成るんじゃないかなーと思います。(…ボーダーやドットが、逆に、目にちらちら映る心配も考えられますね…)

文句を言うばっかりで、いい改善案は浮かびませんが、59色っていうのは多いなと思います。

ちなみに、長崎市の市電は始点(終点)が4つしかないので行き先を示すプレートは赤、黄、青、緑、の4色だけです。そして、だいぶ前から車体は広告でラッピングされていました。ラッピングされていないものもあリますが、広告つきの割合が高いです。路線が少ないので、利用者は迷うこともありません。片道大人一律\100と言う安さですが、赤字を出さないのは広告収入のおかげでしょうか。

市内を走るバスは2社しかありませんが、広告の少ない会社の方がより赤字で、便を減らしたり、料金吊り上げなどの対策をとっています。

…都バスは、全面ラッピングではなくて、後方の、お尻の所だけ広告にするっていうのはどうでしょう? 以前どなたかが、街の主役は人なので、派手なバスから人が出てきても…とおっしゃっていましたよね、私もその意見に賛成です。車体本体との色のバランスが難しくなることも考えられますが、「バスの側面、広告塔の側面」を合わせもつから仕方ない、と割り切るしかないと思います。

長くなってすいません。


[1176] Re:都バス (イマダ) 9/12 0:56

みなさんこんにちは。

>たとえば、JRのシンボルカラーが緑であるように、都バスのシンボルカラーを、元の穏やかな「緑とクリーム」とし、全面ラッピングの際は、全体としてその配色に近い形でデザインすると決めたらどうでしょう?ほかのバス会社も同様に、景観を破壊しないようなシンボルカラー(路線別カラーでもよい)を決めて、遠目でもわかる配色デザインにして差別化を図ります。企業としては、商品の訴求色やコーポレートカラーやロゴを大切にしていると思うので、全体的な印象をくずさない程度に、一部別の色を入れても構わない(一部広告と同じような効果)としてみては?デザイナーにとっては相当な色彩制限となりますが、そこはデザイナーの腕の見せ所ということで頑張ってもらう。(^^)

これは間を取る案として非常に有効だと思います。デザイナーは芸術家と違い、自由な表現だけではく、制限の中でどう表現をするか?が、デザイナーの仕事になります。景観を損ねないという第一条件を最低限守る。バラバラな広告表現も少しはましになるんじゃないでしょうか。欲張りかもしれませんが、広告媒体としてバスを使用し、バス会社は利益を得て、企業はアピールの場を持つ。そしてそれが景観を損ねない。理想ですね。

極端な話を言えば、ラッピングバスのデザインを見て、「楽しい」と感じたりする人がいるとすれば、それは生活者の一人に精神的なプラスの影響が少なからずあるわけでしょうし。

真っ向から否定して、排除していくよりは、双方が上手くかみ合う所を探していって共存の方向に向かって欲しいと私は思います。

それでは。


[1175] Re:都バス (細谷) 9/12 0:09

こんにちは。

>>「黄色に赤」のときは皆がイヤだと感じたデザインでまだわかりやすかったのですが、今回の全面ラッピング広告バスには、デザイン的に魅力を感じる人も多く、

>多くの人が魅力を感じるデザインならいいのか、それとも、全面ラッピング広告自体が可なのか不可なのか、意見が分かれるところでしょうね。

そうですね...じゃあ、どうしても全面ラッピング広告をやめたくないという意見に対してこんな案はどうでしょう。

たとえば、JRのシンボルカラーが緑であるように、都バスのシンボルカラーを、元の穏やかな「緑とクリーム」とし、全面ラッピングの際は、全体としてその配色に近い形でデザインすると決めたらどうでしょう?ほかのバス会社も同様に、景観を破壊しないようなシンボルカラー(路線別カラーでもよい)を決めて、遠目でもわかる配色デザインにして差別化を図ります。

企業としては、商品の訴求色やコーポレートカラーやロゴを大切にしていると思うので、全体的な印象をくずさない程度に、一部別の色を入れても構わない(一部広告と同じような効果)としてみては?デザイナーにとっては相当な色彩制限となりますが、そこはデザイナーの腕の見せ所ということで頑張ってもらう。(^^)

あるサイトで今回の全面ラッピングの人気投票を行ったように、見ている人が常にバス広告を評価するようにすれば広告の質が保たれると思います。


[1174] Re:都バス (nicky) 9/11 21:30

皆さん、こんにちは。卵白さん、細谷さん、情報ありがとうございます。

細谷さん
>デザインの専門家を交えてチェックしているようだが、普段から景観問題を論じている人々の発言は入っていないそうです。

誰が色彩を決めるか、チェックするか、はすごく重要な問題ですよね。委員会の顔ぶれによって、許容される色彩が大きく変わってくる可能性があります。

>「黄色に赤」のときは皆がイヤだと感じたデザインでまだわかりやすかったのですが、今回の全面ラッピング広告バスには、デザイン的に魅力を感じる人も多く、

多くの人が魅力を感じるデザインならいいのか、それとも、全面ラッピング広告自体が可なのか不可なのか、意見が分かれるところでしょうね。私の意見を繰り返しますと、全面ラッピング広告そのものに反対です。(その理由は前回書きました。)

環境色彩の考え方の基本は、みんなが安全で快適な生活を送れるようにするにはどうすればよいか、だと思います。ただ、実際には安全で快適な生活をめざす、というよりは、危険なこと、不快なことを減らす、ということではないでしょうか。もっと具体的に言えば、危険に遭遇する人、不快に感じる人の数をできるかぎり減らす、ということになります。つまり、どうすれば少しでもマシになるか、ということですね。

都バスの経営が苦しくなり料金が上がれば、それは多くの人の不快につながるわけですから、それを避けようと東京都はバスに全面ラッピング広告を取り入れ、収入を増やそうとしているわけです。ところが今度は全面ラッピング広告を不快に感じる人が出てきてしまったんですね。皆さんはどちらがマシでしょうか?多少気に入らない全面ラッピング広告のデザインがあっても、(あるいは全面ラッピング広告そのものはもひとつ好きでなくても)、料金が上がらないほうがいいでしょうか?それとも、少々バス代が上がっても、全面ラッピング広告のないバスのほうがいいでしょうか?

私なら後者を選びます。

念のため付け加えますと、私は東京在住者ではありません。でも、これは日本全国すべての町の問題だと思います。


[1173] Re:都バス (細谷) 9/11 16:13

卵白さん、詳しい情報どうもありがとうございます。

>車体広告のデザインは、美術専門家らによる審査委員会で厳しく審査されているそうです。

これについて追加ですが、デザインの専門家を交えてチェックしているようだが、普段から景観問題を論じている人々の発言は入っていないそうです。

1981年の都バス「黄色に赤」の騒ぎのときは、「公共の色彩を考える会」(市民のグループ、各分野の専門家も参加) が発足して、色彩改善運動を行ったそうです。都に対する改善具申書の提出、「色彩懇談会」の設置、都民によるアンケートを経て、現在の「緑とクリーム」のデザインに落ち着いたという経緯があります。

「黄色に赤」のときは皆がイヤだと感じたデザインでまだわかりやすかったのですが、今回の全面ラッピング広告バスには、デザイン的に魅力を感じる人も多く、屋外広告物条例との関係、公共交通機関のあり方などより大きい問題とからんで複雑化しているみたいですね。

それでも、以前よりも色に対して自分なりの意見を持った人が増えてきていますし、何か良い案が見つかるのではないかと、個人的には期待しています...。


[1172] 都バス (卵白) 9/11 13:52

都バスの全面広告「ラッピングバス」ですが、そもそもは、毎年20億円前後の赤字を出す都バス経営を少しでも改善するために、「走る広告塔」として収入を増やそうという目的で始まったものです。

車体広告の追加募集も行い、都バス全体の3分の1に車体広告が施されていることもあって、年間3億円程度だった広告収入は、5億円以上の増収が見込まれているそうです。

ラッピングバスの開始にあたり、東京都は東京都広告物審議会による景観への影響等の検討を経て、東京都屋外広告物条例を改正して、車体全面広告を可能にしました。

車体広告のデザインは、美術専門家らによる審査委員会で厳しく審査されているそうです。

色彩とは、だいぶ話がずれてしまいましたが、ご参考ということで書き込みさせていただきました。


[1171] Re:高齢者の色覚&都バス (細谷) 9/11 1:55

こんにちは。

とささん
>黄色に見える方々にとっては、間違える色って何があるのでしょうか?

まず、白と黄色の区別がつかないので、たとえば駅の白い時刻表の「快速」欄が黄色で塗られていても全然わからないとか、白文字と黄文字の区別がつかないとか。私達は注意を喚起するためによく黄色をつかいますが、それが何の役にもたたなくなってしまいますね...(^^; あと青〜紫系も黄色フィルター(黄色い光)で見るとあまり区別がつきません。

こういう場合、色だけで識別するのは大変なので、文字情報の役割が大きくなると思いますが、高齢になると文字もよく読めなくなってきますし...。

都バスの話にもつながりますが、何線の何行きのバスなのか、前面と昇降口の行き先表示(文字)をわかりやすく工夫するとか、遠くからでもパッとわかるようなデザインにするとか、音声など他の情報手段も使うとか、いろいろ考えなければならないことがたくさんありそうです。


[1170] Re:高齢者の色覚 (とさ) 9/11 0:59

こんばんは。

>それでも、想像していた以上に「黄色くぼやけた世界」でした。

僕も実体験したいのですが・・・視覚障害者用に黄色い誘導表示がありますが実は高齢者には向かないんですよね。目的が違う事はわかりますけど・・・そのことで役所と対立した事もありました(笑)黄色と決めつけるわけではなく周囲(床材)と色の対比で決めていくべき物だと思うのですけど。弱視の方に判定していただいた時にも「黄色がいいわけじゃないんだよね」と言っていました。その時は、赤レンガ色のタイルに茶色の誘導表示でした。逆に意外だったのですけど。

ところで、この件で気になってしまったのですが。黄色に見える方々にとっては、間違える色って何があるのでしょうか?どなたかご存知ですか。


[1169] Re:高齢者の色覚 (まめぽん) 9:10 21:51

MLのみなさま、こんにちは。「高齢者の色覚」にご回答くださったみなさま、本当にありがとうございます。

「白内障ってどうなっちゃうんだろう」と思い、自分で疑似体験体験してみればいいんだ、と単純に考えていた私でしたが、本当に奥が深いんですね・・・。

みなさんに教えていただいた方法をすぐ試してみたくなって、ちょうど持ち合わせていた「黄色いセロハン」と「エアーキャップ」両方を重ねて家の中を歩いてみました。(セロハンは3枚しかなかったので3枚で)ちょっと無謀でしょうか・・・。それでも、想像していた以上に「黄色くぼやけた世界」でした。これだけでも本当に驚きました!新聞は読みにくいし、薄暗いところの”ちょっとした”段差はわかりにくいし。淡い小花柄はなんだかよく分からないといった感じでした。

教えていただいた「難視メガネ」も実際に体験してみようかなと思ってます。それと映画も。

でも、「コントラスト」が弱いとサインが分かりにくくなるということですから、夜は特に周りの人も注意が必要になりそうですね。

なんだか、余計な感想まで書いて長くなってしまいましたが、詳しく教えていただきホントに感謝してますm(_)m 今後もよろしくお願いします。


[1168] Re:高齢者の色覚 (とさ) 9/10 12:43

こんにちは。

建築設計をしています。高齢者の疑似体験ですが、横浜の近くにいらっしゃれば「ハウスクエア横浜」で体験できるはずです。(予約制?)横浜市営地下鉄中川駅前にあります。自分が体験した訳ではありませんが、時々TVでも扱われていますよ。メガネやゴーグルは館内用だと思いますが、白内障用だったはずです。その外ここでは四肢や腰等のの高齢者疑似体験もできます。

詳しくは
「ハウスクエア横浜」ホームページ。 http://www.housquare.co.jp

ご参考になれば。ではでは。


[1167] Re:高齢者の色覚 追記 (M@yumi) 9/10 11:31

難視メガネの自作の方法についてのページを見つけましたので URLを書いておきますね。 http://www2.nkansai.ne.jp/users/freeway/jve223.htm

ここのページでは黄色いセロファンの代わりにエアーキャップを使っているようです。

う〜ん、それにしても不思議で奥深いです。


[1166] Re:高齢者の色彩 (りこ) 9/10 11:27

こんにちは。

色覚だけであれば、セロファンでもホームセンターにあるそれっぽい色の(正式にはちゃんとこれというのがるらしい)アクリル板でもいいみたいです。

でも、「難視メガネ」には色味の調整プラス「霞んで見える・どんなに調整しても眼鏡があわない・ぼやけて二重、三重に見える」などの慣れないと頭がくらくらするようなしくみが入っています。

「浦島太郎」の体験をしたことがありますが、ほんとうに味気ない上に、不安で動けなくなります。(めがねだけでもですヨ!)イベント会場は派手なものですが、一気に暗い雰囲気になりました。色だけで言えばトンネルのなかで、ナトリウムランプの黄色い光を浴びてるような見え方かな。(ちょっと極端かな?)

見え方を知りたいだけであれば、セロファンでいいと思います。でも、高齢者の何かに携わるのであれば、「浦島太郎」をおすすめします。公共のところでも、この頃はよくやってますよ〜


[1165] Re:高齢者の色覚 (sabu) 9/10 10:26

まめぽんさん、Mayumiさん、MLの皆さんコンニチハ。いつも楽しく拝見させていただいております。

以前コーディネーターをしており、主に病院や養護老人ホームなどを手がけた経験がありますので、このトピックならお役に立てるかもしれないと思い、今日ははじめての投稿です…。

ヒトの水晶体はもともと無色透明ですが、生まれたとの時から黄色化が進み、老人の水晶体を通してみた視界はずいぶん黄味がかった色になるそうです。そのため、色彩のコントラスト(おそらく特に色相においてのコントラスト)をとらえる力が極度に弱まり、例えば黒地に原色に近い赤、とか青といった組み合わせのサインのなどは、全体が真っ黒にみえてしまうのです。

そこでご質問の「疑似体験の方法」ですが、コレがなんと、単純に黄色い半透明のモノを通して見る、と言う方法がとられていました。とある団体が(名前失念…スイマセン)、そのためのメガネ、というか20センチ×10 センチくらいの枠に黄色い半透明のプラスチックをはめ込んだプレートを販売していました。確か、それなりの値段がついていたと思います。そこで、一枚を購入し、市販のセロハンと比べてみたところ、黄色いセロハン4枚分でほぼ同じ視界になりました。

コレを通してみるとびっくりするほど普段のコーディネートが味気ないものになります。余談ですが晩年の黒沢明監督の描いた絵、が激しいコントラストで描かれているのは、やはり彼の水晶体の黄色化が影響しているのでは、という話しがあります。実際、セロハンを通してみたその絵は、落ち着いた風格が感じられるような、でもなんだか物足りないような…。

じっさい黒澤監督が、どんな表現がしたかったのか、という話になると、当時の彼の水晶体の色味を調べないと分からないわけですが。(!)

閑話休題…

Mayumiさんの「難視メガネ」は、はじめて聞きました。興味深いですね。おそらく、私の黄色いセロファンだけでは、本当の老人の不便さを解消できていたとは言えないかもしれないな、と思いました。

ではでは、これからもみなさんの投稿を楽しみにしています。


[1164] Re:高齢者の色覚 (M@yumi) 9/10 8:59

はじめまして。

以前、TVで高齢者の疑似体験をやっていたのを思い出し、興味がわいたのでNetで検索して調べてみました。

高齢者の疑似体験(インスタント・シニア)でよく使われるのは白内障を体験できる "難視メガネ"と言われるものみたいですよ。

ちなみに、白内障の症状は霞んで見える・明るいところへ出ると眩しく見にくいどんなに調整しても眼鏡があわない・ぼやけて二重、三重に見える

…だそうです。私自身全く知らなかったのですが、区町村等でインスタント・シニアの体験ができるなんて言うのもありました。

それでは、お役にたてれば幸いです。


[1163] Re:高齢者の色覚 (細谷) 9/10 8:56

こんにちは。

まめぽんさん
>高齢者の色覚を「疑似体験」できる方法を知っていらっしゃる方は、教えて下さい。街の中のサインなどがどのように見えているのか、体験できたらと思っています。

WAC(社団法人長寿社会文化協会) http://www.wac.or.jp/index.htm
 高齢者疑似体験セット「うらしま太郎」 http://www.wac.or.jp/taro/index.htm

ある企業のデザイン室では、この「うらしま太郎」という高齢者疑似体験セットで高齢者の環境を体験し、その経験をデザインに活かすようにしているそうですよ。


[1162] 高齢者の色覚 (まめぽん) 9/10 7:27

こんにちは。

突然ですが、高齢者の色覚を「疑似体験」できる方法を知っていらっしゃる方は、教えて下さい。街の中のサインなどがどのように見えているのか、体験できたらと思っています。よろしくお願いします。


[1161] Re:続 都バス (nicky) 9/9 11:28

みなさん、はじめまして。都バスの話、私もお仲間に入れてください。細谷さん、バス画像の収集ありがとうございます。

私は都バスの全面ラッピング広告には反対です。

小面積の広告だったら、まあいいかな、と思います。私営バスの場合は都バスよりは許容範囲が多少大きくなるとは思いますが、やはり全面ラッピングはやめてほしいです。

理由はこうです。

街の主役は人間だからです。みんなが思い思いのファッションを楽しんでいる姿が美しく見える街が、美しい街なのではないでしょうか。

個人の衣服や持ち物の色彩は自由度を高く、公共の建物や備品は自由度を低く、というのが基本的な考え方の筋道だと思います。面積で考えても、小さな面積は自由度を高く、大きな面積は自由度を低く、ということになります。

もちろん、これは原則なので、絶対にこうでなければダメ、というわけではありません。カラフルなバスの楽しさ、というものを全面的に否定しているのではありません。

バスのような大きな面積の物体を彩度の高い色で塗ると、特定の波長を反射しながら、その色をふりまいて走ることになります。バス停に面した商店の陳列物は、その照り返しの色の影響を受けます。特に食料品やファッション商品を扱う店の場合、売れ行きに影響しないとも限りません。

個人的な感想を言えば、全面ラッピングバスから降りてくる自分の姿を想像しても「絵にならない」ので、私はこういうバスには乗りたくないです…。他にもこういうふうに感じている人がたくさんいれば、「客離れ」ということになりますよね。


[1160] Re:続 都バス (mina) 9/8 20:19

こんにちは。はじめまして。

都バスの話面白いですね。東京でバスを使用している私としては始めてリプトンのラッピングバスを見た時は可愛い!と思ったんですけど、現実的には使いにくさも感じてます。街に色があるのは嬉しいのに難しいですね。

バスでも広告でもないですが、モロッコに行った時、目に付いたのがタクシーの色でした。地域で色が決まっているようで、タクシーの色を見れば何処にいるか分る、という感じです。たまに赤いタクシーの町に黄色のタクシーがぽつんと走っていたりするんですけど、あっ長距離で走ってきたのかな?なんて想像して楽しかったです。実際生活している人達が色で使い分けるのか分りませんでしたが発想は面白いですよね。街の色としての馴染み方も綺麗でしたよ。

それでは。


[1159] Re:続 都バス (イマダ) 9/8 19:35

こんにちは。先日から参加させていただいてます。ずっと読んでばかりでしたが、最近つづくラッピングバスの話、おもしろいですね。

>>せめて、行き先別に広告の種類が決まっていればいいのに、と思ったりします。

>たとえば、具体的にはどんな感じですか?広告の内容が違うということですか。(○○線は飲料で、○○線は医薬品とか)それともデザイン、色、広告面積が違うということですか。それから各バス会社が同じ行き先の場合、そろって統一したほうがいいのかな。

私も地方の人間なので、ラッピングバスはあまり目にしませんが、路線別のこの意見、非常にオモシロイと思います。私はデザインのシゴトをしているのですが、サイン計画の時などに「方向性」を示す場合色で分けてはどうか?という提案をしたことがあります。例えば、北は青系、南は赤系とか。同じ方面に行くバスは色を統一して、ラッピングバスの規定として使用色が決まっていて広告内容は色々あっても可となるとわかりやすくて宣伝効果も保てるのではないでしょうかね。広告にバスが使われだすと、煩雑になってくるのは当たり前です。チラシが色々あるように広告は枠がないですからね。

今までカラーリングで識別できていたものを、広告の媒体として使用されることで、わかりにくくなっている現状はお年寄りや子供にとってやさしくないし、街の景観から言ってもあまりいいこととは言えないでしょう。

広告媒体の業者にとってはラッピングバスの面積の広さがダイナミックで魅力的なのでしょうから、広告面積が制限されるのはおもしろくないでしょうね・・・。

何か折衷案的な案があって、整理整頓した方がいいですよね。それには行き先で一つの色を決めるっていうのはなかなか良い考えの様な気がします。

長くなりました。ごめんなさい。それでは。


[1158] Re:続 都バス (細谷) 9/8 18:40

こんにちは。

みもさん
>せめて、行き先別に広告の種類が決まっていればいいのに、と思ったりします。

たとえば、具体的にはどんな感じですか?広告の内容が違うということですか。(○○線は飲料で、○○線は医薬品とか)それともデザイン、色、広告面積が違うということですか。それから各バス会社が同じ行き先の場合、そろって統一したほうがいいのかな。


[1157] Re:続 都バス (みも) 9/8 18:13

はじめまして。今まで、読む一方で、これが初メールとなります。よろしくお願いします。

私は地方に住んでいるので、日常的にラッピングバスを目にすることはありませんが出張等で東京に行くとあまりのカラフルさに目を奪われます。ただ、確かに私を含め、ただでさえ東京のバスに乗るのは恐い田舎者(どこに連れていかれるのか不安になる...)または、お年寄りなんかには、あまりにカラフルなバスは不便を感じるのではないでしょうか。地方のラッピングバスや路面電車などは、行き先にも限りがあるし東京に比べれば混乱度はたいしたことないかもしれません。私の住む長野県では問題ないでしょうね。

せめて、行き先別に広告の種類が決まっていればいいのに、と思ったりします。


[1156] Re:新潟のラッピングバス (りも) 9/8 13:13

こんにちは。

久々に投稿です。 ちょっと広告バスではなくなるのですが、、

>SNOOPYのかわいいバスや、幼稚園生が書いた絵が横にドーンと書いてあったのも

神奈川県を走っている「神奈川中央交通」でもスヌーピーのバスが走っています。

バスの中は、幼稚園や小学生の絵がはってあります。 神奈中のラッピングバスはそのスヌーピーしかない(と思う)ので、迷う事はありませんが、遠足気分でちょっとどきどきします(笑)

あと、通勤で使っている相模鉄道(相鉄線)もラッピング?電車があります。車両ごとに、さまざまなイラストがかかれています。電車の中の中吊りや広告も、通常の広告ではなく、ズーラシア(相鉄の駅が最寄りなので)にいる動物がずらっと?ならんでいます。

また、逆に、広告をいっさい?載せない車両もあります。グリーンポケットという名前だったとおもうのですが・・通常の広告は載せないで、相鉄にかかわるものだけ中吊りしていたかな。

不思議?なのは、ドアのわき(座席の上?)にある広告スペースは「グリーン」の紙?が挟んであります。たぶん、グリーンの色でやすらいでもらおうということなのだと思います。個人的には、それよりも、森や山とかの写真を貼った方がより落ち着くとおもいますし、グリーンにするなら、すべて同じグリーンの色を機械的にいれるのではなくて、配色をしたり、いろんなグリーンを使ったり、もう少し工夫した方がいいんじゃないのかなぁ・・・とは思っています。

ちょっと外れた話題になってしまってすみません


[1155] Re:SF (sato) 9/8 11:28

こんにちは。

おもしろいですね、”SF”の対象範囲は確かに広いですけど、私のイメージは、Cool−Hardに近いです。クリアで硬質な感じがします。それに光をイメージする、オレンジとかゴールドの組み合わせ。昔は単にシルバーメタリックなイメージを持っていて、カジュアルなオレンジは対極に位置していましたが、リュック・ベンソン監督のフィフス・エレメントの主人公の男女が、共にオレンジ色の服を着て、女性の髪までオレンジだったのが、すごく印象的でその影響もあります。希望、憧れ、喜び、それから生命力あふれるオレンジって無機質な配色にけっこうはまるんだ、思いました。それから配色ではないけれど、シースルーというか今らしくにいうとスケルトンも”SF”のイメージがあります。

”大作”はWarm-HardでHardの軸付近、濁色調のイメージがあります。重厚で、あまり光を感じさせないイメージ。すべての物を遮断して、丁寧に完成させたような。”大作”にはよくある構想何年とか制作費何十億という言葉が、Hardなイメージをより強く感じさせます。練りに練った、熟しに熟した、というイメージです。


[1154] Re:映画&セミナーのお知らせ (細谷) 9/8 10:00

こんにちは。

もえさんのカラーセミナー(10月「色彩を仕事にしたい人たち向けに失敗しないスクール選び&カラーの仕事について」、面白そうですね。

申込む方がたくさんいらっしゃるようですから、興味のある方はもえさんに直メールで連絡をとってみてください。その方がやりとりがスムーズにいくと思います。(^^) (MLに返信するとML投稿になってしまいますのでご注意を。)


[1153] 新潟のラッピングバス (マミコ) 9/7 22:48

こんばんは。

私の実家は新潟です、たまにかえると本当にラッピングバスがたくさんあります。

新潟交通のバスは基本はシルバーで、枠が赤(名称は銀太郎!)です。(昔はシルバーに青だったと思います)ラッピングバスは、都バスのように前を変えていないかというのはわかりませんが、実にカラフルです。

新潟で主要のデパートや塾の広告のバスもあれば、SNOOPYのかわいいバスや、幼稚園生が書いた絵が横にドーンと書いてあったのも見たことがあるような気がします。

また今度実家に帰ったときにでもじっくり観察してみます。


[1152] Re:映画&セミナーのお知らせ (あさま) 9/7 22:35

はじめまして。色に漠然と興味があって、仕事でも多少色に関わる仕事をしています。

できることならもえさんのセミナーに参加して、参考にいたいなと思っています。

時間の都合にもよるのですけど日程等もし決定済みであったら連絡ください。

よろしくお願いします。


[1151] Re:映画&セミナーのお知らせ (ユミコ) 9/7 20:07

セミナーに興味があります。詳細についてお知らせ下さい。



[補足説明]
今、MLで話題になっている都バスの色について...

1981年に客離れを防ぐために
「白地に青」から
「黄色に赤」に変えようとして騒色として問題となり、
「緑とクリーム」になりました。
現在「全面ラッピング広告」で注目されています。

(全面ラッピングバス:バス前面の大きなフロントガラスの下は以前の緑のままで、左右、後ろはメーカーが考えた広告デザインでかなりカラフル。ラッピングバスは、渋谷駅東急文化会館前のバスターミナルや銀座4丁目の三越前交差点がウォッチングポイントです。)

最近、東急バス、京王電鉄もラッピングバス事業への参入を始め、小田急バス、西武バス(埼玉県所沢市)も検討中だそうです。東京は、他県から世界中から大勢の人が集まるところですし、全く規制がないと景観問題も見過ごすことができません。今回の都バスの件は、石原都知事が言い出してあっという間に決まったそうで、新聞では賛否両論という見出しです。実際見た方、新聞やテレビで話を聞いた方、どう思われますか??

以前、MLでは「デザイン的に魅力がある」「都バスとすぐわかる配慮が必要」「従来の公共の交通機関のデザインに物足りなさを感じる」といった意見が出ていましたが、今また状況が変わって、さらに深い意見が数多く出ています。


画像を見たいという方のために...

以前の「緑xクリーム」のとき

INTERNET PHOTO SCOOP :「バックナンバー」1999年1月18日都バスの日
 ○遠方から見ると...
 ○バス前面アップ
都営バス電網営業所(都バスフリークのサイト)
 ○夜間並ぶバス
 

現在の「全面ラッピング」の様子

都営バス電網営業所(都バスフリークのサイト)
 ○都営バス広告バスギャラリー :画像たくさん、やや重い。
佐藤製薬
 ○ユンケルの広告バス
○都営ラッピングバス:画像たくさん

いかがでしょうか??全く問題なし、これなら許せる、これはちょっと困る、前の方が良かった、いや今の方が良いとか... もし自分の地域のバスも全面広告を導入したら大歓迎?それとも?

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