あの塔の向こう!さらにその先!
そのずっと向こうへ俺達は行くんだ!!
西暦2086年、「魔法」が知られて10年経った世界は、大きく様変わりしていた。 日本の新しい都には、「塔」と呼ばれる軌道エレベーターが宇宙(そら)まで延びていて、 少年少女たちはその先にある世界に憧れを抱いていた。 そんな中、熊本県の自然あふれる田舎の村で暮らす天涯孤独の少年・近衛刀太は、 女教師の雪姫に元気に育てられながら、仲間たちと共に新しい世界に旅立つ夢を描いていた。 だが、平穏だった刀太の日常が破られたとき、誰も見たことのない大冒険が始まった!! |
UQ(悠久)ホルダー |
雪姫とネギ・スプリングフィールドが創設した人の世を外れた者達の国際的な互助組織名。
(命名はチャチャゼロ。)
常に人の世から弾き出され、蹂躙され、忘れ去られる者達の側に付く。
メンバーは全て人外(モンスター)。
その力は、手の届く人々のために使うが、人類存亡の危機ともなれば、世界のために立ち上がる。
普段はそこそこの人間を助け、そこそこの上がりを人間からいただいている。
日本支部のメイン構成員は「百鬼夜行衆」と呼ばれる妖怪達で、「不死身衆(ナンバーズ)」は彼らの用心棒を仕事とし、 闇の一族の生存圏確保のために戦っている。 ただし、定命の者は殺さない方針。 メンバー同士の私闘は禁止されている。 入団するには、新東京地下にある迷宮から8年以内に脱出するというテストに合格しなければならない。 (地下に巣食う何千匹もの魔界の生き物の掃除も兼ねている。刀太・九郎丸は1ヶ月半、一空は4ヶ月かかって合格した。)
不死隊ナンバーズ(不死身衆(ナンバーズ)) ナンバー1 雪姫 ナンバー2 宍戸 甚兵衛 ナンバー3 七尾・セプト・七重楼 ナンバー4 結城 夏凜 ナンバー5 獅子巳 十蔵 ナンバー6 真壁 源五郎 ナンバー7 近衛 刀太 ナンバー8 ニキティス・ラプス ナンバー9 桜雨 キリヱ ナンバー10 飴屋 一空 ナンバー11 時坂 九郎丸 ナンバー12 佐々木 三太 ※ナンバーズの番号の基本は、雪姫と甚兵衛が知り合った順で、 抜け番が出たらそこに新人が入る仕組みです。 |
仙境館 |
UQホルダー日本支部のアジト。 新東京沖合10kmの島(昔は陸続きだった)にある江戸時代から経営している伝統ある温泉旅館。 UQホルダーの構成員がスタッフとして働いている。 由緒正しいお得意様が多く、儲かっているらしい。 敷地内には特別別館「別邸 仙桃庵」もある。 また、2087年に橋でつながっている隣の島の敷地にプール付きの新館を増設した。 島には定期便はなく、旅館専用の送迎船で本土と往来している。 漁師達からは「幽霊島」と呼ばれて恐れられている。 地下の空洞は、麻帆良学園・図書館島の地下とつながっている。 ネギ・スプリングフィールドが敷いた形状記憶魔法陣の上に建っていて、 全壊しても三日もあれば自動で元に戻ることができる。 12000年後、当主は刀太になり、街レベルに拡張されて旅館として繁盛している。 |
アカシャの天輪 |
UQホルダーの第2のアジト。 全長2.2kmの巨大な船の上に街が乗っている移動図書館。 12000年前の古代金星文明の遺物。 ネギ・スプリングフィールドが、ボロボロの遺跡だったところを発掘し、 調査改修した後、一部を最後のアトリエとして使用していた。 右舷に図書街、左舷に美術博物館街、正面奥に図書館本館がある。 蔵書数は3億冊。部屋数は多く、大浴場もある。 本館前に主艦橋戦闘指揮所があり、宇宙空間も航行可能で、 本を武力で守るため、主砲や側面いっぱいに並ぶ副砲を備えている。 次元の狭間を漂流していたところを2113年にUQホルダーによって発見された。 艦長兼館長は、ニキティス・ラプスが務めている。 |
不老不死 | 寿命がないこと。 |
不死身 | 何をやっても死なないこと。 |
不死者 |
以下の不死者が確認されている。
・ 吸血鬼、なかでも「貴族」 |
闇の魔法 (マギア・エレベア) |
造物主が創った「金星の黒」と呼ばれる究極の不死転生の秘法。 魔法や技などのパワーを吸い取って自分のモノにもできる。 この秘法の保有者は、史上2体しか確認されていない。 1体目は、不完全体のエヴァンジェリン・A・K・マクダウェル。 2体目は、完全体のネギ・スプリングフィールド。 ネギのクローンである近衛刀太は未確認の3体目である。 |
魔法無効化 (マジック・キャンセル) |
魔法世界最古の王家に太古より伝わる「火星の白」と呼ばれる創生と破壊の究極魔法。 初代女王(造物主の娘)の血を受け継ぐ者に宿ると伝えられている。 造物主を斃せるこの世で唯一の力。 最後の継承者は、王族の末裔である王女アスナ(神楽坂明日菜)。 近衛刀太の体の中には、この力と「闇の魔法」が人工的に入れられている。 |
魔法 | 魔法は、農業工業情報に次ぐ第4の革命で、世界の先端になっている。 |
魔法アプリ | この商品を利用すれば、一般人でも修練なしで魔法が使えるようになる。 ただし、「フィジカルアプリ」の基本魔法でも1スロット数十万円もする。(普及すれば値は下がる予定) 一方、この商品により、「魔法」を使った特殊犯罪が増加している。 |
格納アプリ | 武器や荷物を別空間に収納できるアプリ。 持ち主は周辺空間に収納口を開いて中身を取り出すことができる。 大気圏突入のような強い火力に見舞われると中身ごと燃えてしまう。 |
固有能力 | 表の世界で「超能力」と呼ばれるもの。 透過能力、念動力、自力飛行能力、同化乗っ取り能力などがある。 唯一無二の本人以外に伝授も譲渡も不可能な魔法以上の神秘の力。 魔法と違って発動までのタイムラグがない。 地球上に数名、太陽系全域でも20名は超えないと言われるほど保持者の情報も少ない。 |
日本 | ほとんどの日本人は都暮らし。 それ以外の人々は、半分自給自足の自然あふれる田舎暮らしをしているが、 地方はピーク時の四分の一もの地域がゴーストタウンになっていて、インフラはボロボロの状態である。 都ではメロンパンが1個1200円で売られている。 |
学校 | 生徒は、魔法を使える「一等生徒」と、魔法を使えない「二等生徒」に分かれている。 世界情勢は、多くの国が財政難で、教育予算も払底している。 天之御柱市内の学園都市では、多くの企業団体が一等生徒の才能に投資をしているため、滞りなく運営されている。 そのため一等生徒たちには、二等生徒たちが教育を受けられるのは自分たちのお蔭というエリート意識がある。 この半世紀、多くの人々にとって生活は楽ではなかったため、学園都市エリア内で年間3000人、80年間で24万人の自殺者が出た。 |
貧民街(スラム) |
21世紀(2001〜2100年)、人類は「貧困」を世界に平等に配分した。 2020年代に日本に新しい都ができるが、 2050年代の混乱期(地球の寒冷化とそれに次ぐ温暖化、食糧危機、多くの紛争等)を経て、周辺部にスラムが拡大した。 2086年現在、都のスラム人口は200万人を超えた。 しかし、水は豊富で、夢の新エネルギー「魔法炉」のおかげで電気代は安く、 格安お掃除アプリのおかげで衛生問題も解決しているため、住むには快適である。 スラムの土地の支配者は、塔の上から来た人々で、そのほとんどは火星帰りである。 スラムの住民たちは、土地を不法に占有して社会不安を増大させているという扱いになっている。 |
民間軍事警備会社 |
略称は、PMSCs(Private Military and Security Companies)。 一般的に、直接戦闘、警護、施設や車列などの警備、軍事教育、兵站などの様々な軍事的サービスを行う企業であるが、 作品内では、「力の手(パワフル・ハンド)」という企業が登場し、直接戦闘の傭兵のみ確認されている。 |
軌道エレベーター |
2020年代に完成した。全長5万km。
日本の首都・新東京 天之御柱市から宇宙に延びている。
日本軌道エレベーター「アマノミハシラ」という名称で、420万円(エコノミー)で利用できる。
地上1265mに展望デッキ(利用料5140円)がある。
(一般的には、ケーブルにかかる張力を最小にでき、地面に対して垂直にできる赤道上に建設するのが最適とされている。
緯度が上がるほど建設は困難になり、南北の緯度35度あたりが限界という意見がある。) 何基かあるらしく、新東京、ニューシドニー、ジャカルタからの軌道エレベーターは、 高度36000kmの東アジア静止軌道ステーションにつながっている。 新東京からの途中高度300kmの場所には、中間駅日本低軌道ステーションがある。 |
裏火星 | 火星の大地を触媒にして、地球とはわずかに位相を異にするように重ねて、造物主が造り出した「魔法世界(ムンドゥス・マギクス)」のこと。 魔法力の枯渇により滅びる運命にあったが、 ネギ・スプリングフィールドの活躍によって、地球化(テラ・フォーミング)することに成功し、 現在は、地球−火星間で人々が行き来できるような状態にまでになった。 |
太陽系オリンピック | 軌道エレベーターの先の宇宙空間で、8年に一度開催される人類史上最大の祭典。 開催期間は半年間で、前回の来訪者数は3000万人だった。 目玉の競技は「太陽系一周グランドレース」。 2087年の開催地はジャカルタ(インドネシア)。2079年の開催地はナイロビ(ケニア共和国)。 |
まほら武道会 |
魔法世界の者達が力を競う伝統的な大会で、古く(200年ぐらい前?)から開催されていて、
1978年にはナギ、2003年にはクウネル(ネギは準優勝)、
2015年には2対2部門で綾瀬夕映&古菲ペア?が優勝している。 魔法が解禁される10年前までは、学園外には秘密にされていた。 2088年夏に初めて全国規模の大々的な大会 (魔法・気・呪法・邪法等、あらゆる戦闘技法の使用が解禁される。) にして開催される。 主催者は、塔に本社を構えるグローバル企業のアマテル・インダストリアル社。 裏火星の国々が共同開催する。 1対1、2対2、団体戦と様々なカテゴリーでの対戦形式が予定されている。 予選は地上、本戦は低軌道ステーション、決勝戦は軌道ステーションで行われる。
本戦に出場するには参加費300万円が必要だが、
開催1年前から始まっている予選を勝ち進めば無料で出場できる。
最後にランクS同士のバトルに一回でも勝てば、本戦出場権がもらえる。 格闘大会以外にも、色々な競技が開催される。 |
UQ女子協定同盟 |
2088年、低軌道リングの落下を止めるため、体内の世界樹の種子を発芽させた刀太の帰還を待つにあたって、 雪姫と七重楼が立会人となって、九郎丸・夏凜・キリヱの3人が結んだ協定。 【協定内容】 刀太と再会した者から早い者勝ちで関係を進展させる。 ただし、独り占めはしない。刀太の気持ちが優先で強制はしない。 【45年後の再会結果】 ・夏凜の刀太との情交回数‥‥‥‥5時間で8回(推測) ・キリヱの刀太との情交回数‥‥‥5日間で20回(推測) ・九郎丸の刀太との情交回数‥‥‥複数日間で60〜70回(推測) |