- 「ホビージャパン」2003年1月号の「陸まお」フィギュアのコーナーに、赤松先生へのインタビューが載りました。
「ご自分の作品が立体化されることについてどうでしょうか?」という質問に、
「マンガだからごまかせるけど、私のキャラクターは正面顔と横顔で鼻の位置が微妙に違うとか
立体化するのが大変なのにすごくちゃんとやってくれていて感心してます。」と答えていました。
- 「かってに改蔵」(小学館) 208話で、
「まをちゃん」というまおに類似したキャラのグッズ(ノート・しおり・下敷き・消しゴム・ペンケース・腕時計)が描かれていました。
この回、相手の気持ちになって考えていた改蔵は、
「きっかけはテレビ東京。転んだきっかけはテレ東のアニメだっつーの。具体的に言うと、最初はナデシコのルリルリ。」
とナレーションしました。
- 「極上生徒会」第9話で、
久川まあち(CVは鬼瓦まおと同じ こやまきみこさん)が「あうえう」と言って溜息をついてました。
- 第26話が第一部完という感じの終わり方になっているのは、
シリーズ中盤で「陸まお」第2期シリーズの噂が出たためらしいです。
本当にあるのかどうかは不明です。
- 第25話に出て来たみそらの「スターシャ人形」は、若手の声優さんたちには元ネタがわからなかったそうです。
- 第25・26話で使用されるかけ声の録音が、
2002年9月28・29日に大阪の万国博ホールで開催された「スターチャイルド・フェスティバル2002秋」の「陸まお」のコーナーの中で行われました。
28日は「まおちゃ〜ん」「かわいい」「おーっ」、29日は「みそらちゃ〜ん」「がんばれー」「シルヴィーちゃ〜ん」が録られました。
参加した人の名前は、DVD-BOX「シルヴィーちゃんパック」に入っているファンブックに名前が載っています。
ちなみに、私の名前もあります。(^^;
- 第22話で、かごめの見合い相手のCVを担当された野島裕史さんは、陸士郎役の野島昭生さんの実の息子さんです。
現場は盛り上がったそうです。
- 第22話の脚本を書いた白根秀樹さんは、過去5年間に「お見合い」の脚本を6本書いています。
黒田さんが7本目の脚本を頼んだときは、嫌な顔をされたそうです。
- 第21話で登場したキャロルは、黒田さんによると何故かサラに似てしまったそうです。
第2期シリーズがあったらレギュラーにしたいようです。
- 第20話で、「ラブひな」の成瀬川なるが出て来ましたが、
CVの堀江由衣さんによると、久々すぎて(なるの魂が)なかなか降りて来なかったらしい。
堀江さんは「これがなるの未来の話だとしたら、かわいそうですね」と思いやる発言をされたそうです。
- 第14話は、あの後どうなったのか問い合わせが多いようです。
一応、みーくんがエイリアンを踏んづけてやっつけたというところで話は終わったらしい。
- 第14話のエイリアンのシルエットが可愛い感じでないのは、視聴者に想像を任せたかったためらしいです。
形はブヨブヨしていそうですが、あれは服がヒラヒラしている可能性があるようです。
- 第13話に登場したみそらの母・空子ですが、
黒田さんの脚本のコンセプトに、「ハンググライダーに乗って飛び立つ外交官」と書かれていたので、
赤松先生が、着物でグライダーに乗っていたら海外でも大人気だろうなぁと思って、和服姿でデザインしたようです。
その結果、かなりの変人になったみたいです。(作画が面倒だったのかもしれないとのことです。)
- 第11話に登場した眼鏡なしの三島かごめは、赤松先生によると成瀬川にしか見えなかったようです。
キャラデザインを変えればよかったと思ったらしいです。
- 第7話から歌われ始めた「防衛隊のうた」は声優さんたちのアドリブです。
そのため、毎回メロディーが微妙に違ってるんだそうです。
- 第7・15話のネズミ型エイリアンは、当初、防衛隊本部内で大量に発生する予定でした。
「干支、侵入」(エヴァンゲリオン第拾参話「使徒、侵入」のパロ)というわけです。
- 第7話と第8話のアフレコ時、かごめ役の長沢美樹さんが舞台のために別録りだったので、
練習の時だけ、堀江由衣さんが代わりにかごめの声を当てていたそうです。
そのため、かごめはほとんど「成瀬川なる」と化したようです。(^^;
- 第1話のエイリアン飛来場所は、横浜の「みなとみらい地区」でした。
実は「陸上防衛隊まおちゃん」の放送決定が最初に発表されたのは、
2002年3月31日にパシフィコ横浜の国立大ホールで行われた「スターチャイルド・フェスティバル2002春」でした。
つまり同じ場所です。
偶然の一致かどうかは不明です。
- 第1話の猫エイリアンは、もともと犬のつもりだったらしいです。
(初期デザインによると、「ラブひな」のむつみの実家で飼われていたポチみたいな感じ)
でも、アフレコでも「ニャ〜」と鳴かれてしまったようです。(^^;
- 2002年6月14日、赤坂プリンスホテルで、
7月からの新作アニメ(「陸まお」「朝霧の巫女」「KYO」「プリンセスチュチュ」)の合同制作発表会がありました。
「陸上防衛隊まおちゃん」班は、原作者と監督と主演3声優が出席しました。
この席上、赤松先生は、テレカに主演3声優さんのサインをもらったようです。
- 岩崎監督は、男性の役者さんが少ない時に、ガヤ(その他大勢の声)に参加していたそうです。
- 陸士郎役の野島昭生さんとアーダルベルト役の谷口節さんは、実は先輩後輩の間柄なんだそうです。
- こやまきみこさんのお気に入りの話は、第25話「おもひでぼうえい」。
吉川由弥さんのお気に入りの話は、第13話「お母様が来たであります」。
堀江由衣さんのお気に入りの話は、第17話「芸の道はきびしいでー」。
- こやまきみこさん・吉川由弥さん・堀江由衣さんのお気に入りのエイリアンは、第2話で登場した「ウサギ」なんだそうです。
- こやまきみこさんは、声優グランプリの「陸上防衛隊まおちゃん座談会」で、
「3人とも階級が違うんですね。」という問いかけに、
「シルヴィアちゃんがいちばん階級が上なの。」と答え、
それに対して堀江由衣さんは、
「そうなんだ!ありがとうございます。」と反応しました。
お二人とも、防衛隊の階級のことをよくご存知なかったみたいです。(^^;
- 吉川由弥さんは、アニメージュや声優グランプリの「陸上防衛隊まおちゃん座談会」で、
「これからの展開に対する希望は?」という質問に、
「みそらは3等空尉で、みんなより階級が低いので、出世させてください。」と発言されました。
防衛隊の階級のことをよくご存知なかったみたいです。(^^;
私が、この件について吉川さんに手紙で指摘してあげたところ、なんと御本人から返事が来ました。
御家族やアニメスタッフからも指摘されたんだそうです。
訂正とおわびを考えたらしいのですが、「私ってホントは偉かったみたいなんです!しかも一番!」
とか言うのもなんだかイヤな感じなので、二度と発言しないようにしているんだそうです。
- 堀江由衣さんは、一時期、携帯の待ち受け画面を「シルヴィア」にしていました。
- シルヴィア役の堀江由衣さんは、関西弁キャラ初挑戦でした。
「私は関西人でもないし関西に住んだこともないので、シルヴィアちゃん語だと思ってください」
とコメントしました。関西弁を意識せず、自然に演じることを心掛けているようです。
ときどき、こやまさんの助言ももらっているみたいです。
後日、大阪で行われた「スターチャイルド・フェスティバル2002秋」の「陸まお」のコーナーに出演された際、
「私、大阪に来たくなかったんですよー。大阪の言葉に厳しいでしょ。」と発言されてました。
- 吉川由弥さんは、オーディションの帰り道の途中で、みそら役の合格の連絡をもらったそうです。
- みそら役の吉川由弥さんは、事前に渡された台本で、「私」を「わたくし」と読んで練習してきてしまったため、
当初、アフレコで苦労したみたいです。
- こやまきみこさんは、初主役の上、初共演の方が多かったので、当初すごく緊張したらしい。
聞き比べると、第4話ぐらいまでは声が震えているそうです。
- こやまきみこさんは、最初、みそら役のオーディションを受けたんだそうです。
- まお役のこやまきみこさんによると、まおの泣きゼリフは「あうえう」と言っているようです。
はっきり「あうえう」と発音するように指示されているらしいです。
- 2002年6月12日より、アフレコが始まりました。
「陸上防衛隊まおちゃん」は15分番組なので、2週間ごとに1日に2本録ってしまうため、
第1話と第2話をまとめて録ったそうです。
- まおの小学校の同級生たちは、よく見ると、幼いキツネ(ラブひな)だったり、紀久子(AI止ま)だったりします。
かごめの部下(陸の防衛隊のオペレーター)は素子(ラブひな)っぽいシルエットです。
これらは、柳沢さんが特別にデザインしたものらしいです。
- エイリアンがカプセルでやってくるという設定は、赤松先生がガチャガチャをやっていて思いついたものらしいです。
銀河大王がガチャガチャをやって、月面基地の煙突からカプセルが飛び出すという設定もありました。
- 当初、結界兵器は魔界につながって化け物どもが現れて通り抜け、敵を暗黒の闇に連れ去って行くというものでした。
- 当初、エイリアンは干支の巨大動物でした。12使徒のもじりで「12エト」です。
ターゲットも12箇所(札幌雪まつりの雪像、東京タワー、秋葉原、富士山、京都の金閣寺、奈良の大仏、大阪城、高知の土佐闘犬、博多ラーメン、沖縄の米軍基地、沖ノ鳥島、昭和基地)で、
東京タワーをタツノオトシゴ、富士山をウサギ、大阪城をサル、土佐闘犬をイヌ、昭和基地をペンギンが襲う予定でした。
干支たちは、絶対に日本人を殺さない上、子供や動物が好きで、横断歩道ではそれらが通り過ぎるまで待っているような性格です。
- 当初、敵方には、作戦を立てる赤松先生似のキャラが出る予定でした。
- 脚本によると、銀河大王が「Oh!」と言っているのは、怒っているんだそうです。
- 銀河大王の正体は七福神‥‥という案がありました。
- 銀河大王の頭からお湯が出てるアイデアは、魔人ブウ(ドラゴンボール)を参考にしたらしいです。
如何わしい意味はないようです。(^^;
- 菊一文字参号は、当初、ヌーちゃんという名前でした。
まおが税金の無駄遣いをしないように監視する流行のロボットでした。
- 青竜は、かごめの専用メカという位置付けです。他のメカ同様に「まもるくん」という名前が付く予定でした。
- なーちゃんは潜水艦では大きすぎるので深海調査船にしたそうです。
- みーくんは「白虎」という名前でしたが、
はやても「朱雀」、なーちゃんも「玄武」という名前が付いていました。
はやてが赤いのは朱雀だからです。
- みーくん・はやて・なーちゃんのアイデアは、「バビル2世」の3つのしもべから来ています。
そのため、みーくん(ロデム)・はやて(ロプロス)・なーちゃん(ポセイドン)という裏の名前が付いています。
ある程度までは敵を追い詰めるが、とどめは刺さないというコンセプトです。
- ゆり子とちなみの猫耳は性感帯で、息を吹きかけると簡単にイッてしまうらしい。(^^;
- ゆり子は、当初、病弱という設定でした。
- ゆり子とちなみの原型キャラは、ハッカ・ミント・ニッキという三人の少女でした。
バイトで諜報員をやっていて、3人が交替で毎回メカに乗って戦う設定でした。
話の途中で改造されて、まおに匹敵する力を持ち、結界も使えるようになる予定でした。
ハッカは色黒のまおのような感じで6年生の生徒会長でした。
- かごめは、当初、まおを改造した科学者の娘という設定でした。
- アーダルベルトは、当初、イギリス人という設定でしたが、途中でドイツ人になりました。
- 空次郎が言う古いアニメのギャグは、赤松先生が原案らしい。
- まおの父親は、普通のサラリーマンです。
- 陸士郎は、当初、まおの父親という設定で、キャラデザインも首相と逆でした。
現在の姿は、村山首相の眉毛と小泉首相の髪型をモデルにしているらしい。
- 当初の第二種装備は鼓笛隊のイメージ通り、まおは太鼓、みそらはトランペットを持っていました。
- 国会の予算がないときの第三種装備という設定があって、
まおがブルマの体操服姿、みそらがスチュワーデス姿、シルヴィアがスクール水着姿です。
ただの服なんですが、なぜか一部の国民に人気があるらしい。
- 第一種装備は、ただの体操服です。
- 当初、物語の後半、まおは光を曲げることに成功するので、1人で防衛結界を作れるようになる予定でした。
- 当初、クローバーのバッジは、桜の形でした。
でも、変身アイテムはバッジではなく、iモード携帯でした。
iアプリで動いている変身プログラムを装備するので、
その際に叫ぶ「ダウンロード」という用語だけが残ったようです。
- みそらの階級が他の二人より高いのは、空次郎が贔屓して階級を上げたためらしいです。
とにかく、まおより高くしたかったようです。
ちなみに、戦闘機の操縦は士官でないとできないという事実と合致したのは偶然なんだそうです。
- みそらは、当初、意識しないでいると少しだけ空中に浮かぶことができる超能力少女でした。
- オープニング「ALL MY LOVE」は、まお達が大人になったときのことを想像した
ちょっと雰囲気が違ったものをあえて作ったらしいです。
作品自体が可愛らしいので、OPまで可愛らしくしてしまうと、
この作品で伝えたい「日本を守りたい」「みんなを守りたい」という気持ちがぼやけてしまうから、
OPではその部分を出して引き締めたようです。
その代わり、エンディング「It's my style」は、まお達そのものをイメージしたようです。
- 黒田さんの元には、講談社から「陸まお」の資料として「ラブひな∞」が送られたそうです。
- シリーズ構成の黒田さんによると、まお達の目的は戦うことでなく守ることなんだそうです。
つまり、エイリアンに対して「やっつける」のではなく「来ないで」という感覚なので、
脚本には極力「戦う」という言葉は使わないようにしているらしい。
- 「陸まお」は、「魔法先生ネギま!」の連載開始と同時に放送される予定でした。
- 赤松先生は、「陸上防衛隊まおちゃん」のキャラの中では、みそらが好きなんだそうです。
- まおは、当初、交通事故で重傷を負ったために、自衛隊の科学者に命を救われた改造人間という設定でした。
手術には約10億円(600万ドル)の税金を使って、体の90%を人工的なものにしたために、
自衛隊の手に負えない未知の敵をやっつける役目を負う羽目になったというものでした。
- 基本的に名前は、全員1秒くらいで命名したそうです。(修正なしで全て正式採用されたようです。)
「鬼瓦」は、何か強そうで不似合いな名字ということで、適当に付けたそうです。
「まお」は、赤松先生のアシスタントのMAXさんが付けました。意味は全然ないそうです。
「築島」は、赤松先生のゼミの教授(元中央大学文学部学部長・築島裕氏)の名字だそうです。
「みそら」は、何となく”空”っぽい名前を付けたそうです。
「丸山」は、赤松先生の小学生の時の同級生の名字です。別に親しくはなかったらしい。
「シルヴィア」は、まさに適当に付けたそうです。
「陸士郎」は、陸の防衛隊だからだそうです。
「空次郎」は、空の防衛隊だからだそうです。
「アーダルベルト・フォン」は、「銀河英雄伝説」の「アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト」という長い名前から拝借したそうです。
「三島かごめ」は、三島由紀夫から付けたそうです。
「みーくん」「はやて」「なーちゃん」は、アシスタントのMAXさんが何気なく付けたそうです。
「宙ゆり子」の「宙」は黒田洋介さんが、「ゆり子」は赤松先生が適当に付けたそうです。
「宙」はたぶん「宙出版」から取ったのではないかということです。
- キャラデザインは、
まお、みそら、シルヴィア、かごめは、赤松先生。
陸士郎、空次郎、アーダルベルト、みーくん、はやて、なーちゃんは、赤松先生とアシさんの共同。
オペレーターなどは、柳沢さん。
- 赤松先生によると、この作品のコンセプトは、
「はじめてのおつかい」を見るのと同じ感覚で眺めて楽しんでもらいたいとのことです。
- 「陸上防衛隊まおちゃん」のタイトルは、当初、「陸自まおちゃん」や「美少女自衛隊さくら」という案がありました。
「自衛隊」という言葉が使われていたため、モメにモメめて現在のものに落ち着いたようです。
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