12/31
「筆者が選ぶ2024年ベストアニメソング」

<大賞>
「ババーンと推参!  バーンブレイバーン」 「勇気爆発バーンブレイバーン」OP
 歌・ブレイバーン(鈴村健一)
 1月放映開始の1クールアニメの主題歌が年末まで印象に残るのは珍しい。
 それくらいに「大いなる普通」とも言える曲。

<BGM賞>
「最後の審判」 「仮面ライダーガヴ」処刑用BGM
 作曲・坂部剛
 怪人から人々を守るということは、その怪人を殺すということ。
 その非情な現実とそれに立ち向かう主人公の覚悟を描いた重厚かつ荘厳な一曲。

<配信開始特別賞>
「駆けろ! スパイダーマン」 東映版「スパイダーマン」OP
 歌・ヒデ夕樹
「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」のラストシーンはこの曲の歌詞を元に作られたのかと思うほど、「報われない戦いに身を投じるヒーローの孤独」を描いた昭和の名曲。



 12/22
「雲霧仁左衛門6」第8話(最終話)「隠し蔵」

 雲霧一党、捜査陣、雲霧に押し入られた悪人たちのうち、誰も死んでいないという珍しい結末。
(悪事が露見した悪人たちの中には後に死罪になった者がいるかもしれないが)

 さすがに6作も続くとちょっとワンパターン気味になってきたかなと思ったけど、次作で遂に完結することが決定。


「仮面ライダーガヴ」第16話「ノエルのおくりもの」

 絆斗に自分の正体を話せず苦悩するショウマにデンテは「知られたら、次にヴァレンが狙うのはお前さんじゃ」と忠告する。
 なんか、彼がショウマに対して家族らしいことを言ったの初めての気がする....

 ラーゲ9は「人間を一時的、強制的に幸福感を与える毒」によって順調に良質のヒトプレスを集めるが、報酬として与えられた闇菓子を興味なさそうに放り捨てる。
「この調子で、もっと信用されるようになれば....」

 ガヴ・ケーキングフォームとヴァレン・ブシュエルフォームはカニ型闇バイトを撃破。
 なんかようやく絆斗向けのフォームが見つかったようなんだけど、ゴチゾウの材料がケーキというのがネックか。
 しかも幸果の手作りケーキだし、いずれ彼女に事情を話すにしても「特別な日に食べるのが前提のお菓子」をしょっちゅうバクバク食って、それで強いゴチゾウやフォームが作れるのかという疑念もある。
 ただ、同じ手作りのショートケーキから生まれたケーキングゴチゾウは変身解除後も消滅しないので、ブシュエルも同じタイプの可能性がある?

 その頃ニエルブは、デンテが残した資料と酸賀から提供されたデータを元に、ついに独自のライダーシステムを完成させる。


「爆上戦隊ブンブンジャー」バクアゲ42「聖なる夜の届け物」

 まさかのイターシャミュージカル回。


 12/21
「魔王様、リトライ!R」

 いらない場面やキャラがとにかく多い。 主人公の前世とかケーキ姫とか。
 異世界転生ものなのに、一番いらないシーンが「主人公の前世」というのはどうなんだ。
 いちおう前世パートに伏線らしきものはあるんだけど、最終回後に第3クールの告知がなく、続ける気がないのであれば本当にいらなかった。
 作画もひどい。 敵キャラの悪魔が主人公に殴り飛ばされるシーンなんかほんとにカクカク。
 その悪魔はクズとはいえ外見が子供なので、コンプライアンスに配慮してあんな感じにしたのかと疑いたくなるほど。


 12/15
「仮面ライダーガヴ」第15話「脱走グラニュート!」

 OPからシータが文字通り消滅。

 シータの死の報を聞き、グロッタは珍しく動揺を見せるが、ランゴはやっぱり冷淡。
 ニエルブがシータを見殺しにしていたことも報告されていたが、
 「ニエルブも意地悪よねぇ、助けてやれば良かったのに」
 「ふん、あいつはそういうヤツだ」
と、あまり気にしていない模様。

 ニエルブは酸賀に接触し、グラニュートの臓器と街で捕獲したゴチゾウを提供。
「ヴァレン」というのは絆斗がノリや勢いでつけた名前だけど、酸賀の作ったシステムをニエルブが真面目な顔で「ヴァレンシステム」と呼んでいるのは、ちょっと笑える。
 そしてニエルブは、プリンを使って新たなライダーシステムを作ろうとしていた。

 ランゴらは闇菓子を盗もうとしていた常習者を改造し、闇バイトとして送り出す。
 そのクラゲ型闇バイトの「ラーゲ9(ナイン)」は、最初はおどおどしていたものの、人間世界に放り出されて監視の目がなくなると急に態度を一変させる。
「せっかく近づけたのに」とか「コツコツ実績作って本社に戻れってか」と言っていたが、彼はグラニュート界の官憲の潜入捜査官なのか?
 ただ、人間をヒトプレスに変えることには躊躇がないので、人間やライダーの味方ではなさそう。

 闇バイトの個体名はこれまでにもキャスト欄や字幕で表示されていたけど、劇中で呼ばれるのは初めてか。


 久しぶりにガヴの「最後通告」が出たけど、ヴァレンと一緒の時は言わなくなったな。
 連携を取るのにペースが乱れると判断したとか、ヴァレンの正体と過去を知ってからは「説得なんてムダだ」と反発されることを嫌ったのか。


「爆上戦隊ブンブンジャー」バクアゲ41「預ける背中」

 ブンブンジャーとハシリヤンがサッカーで対決するというカオス回なんだが、「宇宙のサッカー界もハシリヤンに牛耳られている」、「地球のサッカー協会もギャーソリン100万人分を献上して宇宙に進出しようとしていた」など、地味に黒い。
 協会長らが終始コミカルに描かれ、最終的に改心していたのが救いか。

 ブンブン役の松本梨香とスポンサーのカーポートマルゼンの米岡兄弟が顔出し出演。


 12/14
「ウルトラマンアーク」「白い仮面の男」

 白い仮面の男によって雨、傘、怪獣の存在が次々に忘れ去られ、SKIPも消えてしまう。
 男は「憂いのない楽園」を作り出そうとしており、最大の障害となる「想像力」を捨てるようユウマに迫る。
 最終的に、ユウマは記憶を消されてもなお全てを思い出し、男と融合した「柱」を破壊して世界を元に戻したんだが、「怪獣の存在しない世界を作り出すこと は良いことではないのか」、「それを妨害したユウマとウルトラマンは本当に正しいのか」といった問答は行われず、もやもやしたものが残った。

 ただ、「ウルトラマンの存在を簡単に消し去れなかったように、『柱』が異星や並行世界からの侵略(特にゼ・ズーゲート関連)までなかったことにできるか どうかは不明」、「男は『柱』を出土品と称していたが、それだけのものを作り上げた文明が、現在まで存続していない、つまり楽園を実現することは出来な かった」といった根拠で男の言い分を否定することは出来る。

 もうすぐ最終回だし、先週の予告時点ではゼ・ズーを巡る最終章の始まりかと思ったんだが、それは来週からだった。

 世界が元に戻されるまでの間、画面の色合いがなんか恐かった。


 12/08
 シリア反政府勢力が、アサド政権の打倒を宣言。


「仮面ライダーガヴ」第14話「奇跡の覚醒! ケーキング」

 シータとジープは兄たちや父親から愛されず、逆に幽閉同然ながら親子仲良く暮らすショウマたちに身勝手な憎しみを抱いていた。
 これまでショウマは、兄や姉たちが母を殺したことを認識しつつも「兄さん、姉さん」と呼び続け、憎しみや殺意を抱いている様子すら見せなかったが、シータとジープが自分をおびき出すために無差別テロまで引き起こしたことでついに激昂。
 幸果とのケーキ作りで得られた「作る喜び、食べる喜び、分かち合う喜び」から生まれた新たなゴチゾウでケーキングフォームに変身。
 必殺攻撃のチャージを終え、「シータたちと仲良く暮らすことができた可能性」を夢想しつつもショウマはトリガーを引き、シータはジープを射線から突き飛ばし、生き残ったジープは悲壮な叫び声をあげて逃げ去っていった。

 先週、今週と、シータとジープは高い戦闘力を持ち、一度に何体ものエージェントを生み出せることが明らかになったんだが、その力をさっさと使わなかったのが彼らの敗因。
 初めてショウマと交戦した時やニエルブからレーザー砲をもらった時であれば勝ち目はあったかもしれない。
 あるいはヤドカリ型闇バイトを逃がすために自分たちが仮面ライダーに立ち向かっていれば、ライダーに勝てなくとも良質なヒトプレスを手に入れてクビや政略結婚を回避できていたかもしれない。

 ニエルブは一連の戦闘を現場で見ていたが、ショウマの新たな進化を喜ぶ一方で、シータを救おうとはしなかった。
 そして、酸賀の協力者はやはり彼であることが判明。


「爆上戦隊ブンブンジャー」バクアゲ40「はかれない男」

 冒頭、射士郎が何者かと連絡を取り合うという不穏な場面が。

 スピンドーが地球にやってきても割と普通に出歩くブンブン。

 ライトニング・テック社は、高濃度エネルギー体を使用した新兵器「ゲキトツバスター」を搭載したキラーロボを完成させる。
 カシワモチ回で玄蕃が輸送作業の囮を務めたあの新エネルギーは、この伏線だったのか。


 12/07
「ウルトラマンアーク」「夢咲き鳥」

 珍しくアバンタイトルなし。

 キングオブモンスの襲来に、まさかのギヴァス参戦。
 真上や足元からのアングルを多用した戦闘シーンが斬新だった。


 12/06
「それいけ! アンパンマン」「アリンコキッドとドリアン王女」「氷の女王とオーロラのこうま」

 2019年放映。
 今年亡くなった小原乃梨子(氷の女王役)の追悼回?


 12/05
 昨晩遅く、韓国大統領が非常厳戒を発令し、6時間後に解除。
 北朝鮮が攻めて来たのか、その前兆現象が確認されたのかと一瞬焦ったが、ただ単に野党の追求をかわすためだけだったらしい。


 12/04
 ガンダムシリーズ最新作「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」が発表された。
 タイトルの「ガンダム」がカタカナではなく英文というのが珍しいし、GQuuuuuuXという名称はネットでのハンドルネームのようにも思える。


 12/01
「仮面ライダーガヴ」第13話「約束の手作りケーキ」

 今ごろ気づいたんだが、エージェントって「一般怪人より立場が上」で「女性型と男性型がいる」から、モチーフは「仮面ライダーアマゾン」の赤ジューシャと黒ジューシャか。

 ということは、ストマック社はゲドンで、番組後半ではグラニュート界の国家そのものがガランダー帝国のポジションになるのか?

 もう後がないシープとジータは、ショウマをおびき出し、自ら怪人態となって襲いかかる。
 その姿はネコ型の魔戒騎士、もしくは魔戒騎士型ホラーを思わせるものだったが、公式によると(魔戒騎士と同じ)狼モチーフとのこと。

 双子の連携攻撃に対し、ショウマはマクロスシリーズの可変戦闘機のようにこまめにフォームチェンジを繰り返して対抗するが、幸果の手作りケーキから生み出したブッシュドノエルフォームさえも突破され、断崖絶壁から落下。
 しかし、最後の一撃を受ける直前、ショウマはグルキャンフォームで致命傷を避けていた。


「爆上戦隊ブンブンジャー」バクアゲ39「悲鳴の星」

 ついにワルイド・スピンドーが地球に到着。
 スポンジグルマーはブンブンジャーを次々に吸引し、スピンドーは最後に残された大也に「ビッグバングランプリは既にハシリヤンによって八百長勝負の場となっている」と告げるが、その絶望的な状況を覆したのは、ブンブンカーを無理やり操縦して駆けつけた調さんだった。




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