09/30
「ウルトラマンブレーザー」第12話「いくぞブレーザー!」

 ゲントはアースガロンから10km以上離れたところに倒れていたが「ウルトラマンが助けてくれた」でなんとかごまかせた模様。

 ゲバルガ撃破のため、ガラモンの残骸から生成された「チルソナイトスピア」、それを発射する「狙撃ライフル型メガショット」が急造され、狙撃ポイントまでの誘導にゲントの古巣の第一特殊機動団が参加するなどの総力戦が展開される。
 ゲントはブレーザーへの不信感からブレーザーストーンを基地に置いて行くが、彼が見せた脳内イメージによって、ブレーザーの一連の行動がゲントの「誰かを守る」、「必ず全員生きて帰る」という思いに共感した結果であることに気づく。
 決意を固めたゲントはブレーザーストーンを呼び寄せて変身。 ゲバルガに刺さっていたチルソナイトスピアをチルソナイトソードに変換してゲバルガを両断した。
 司令部では日本支部長らが退出していく中、ハルノがひとり、何者かに向かって「セカンド・ウェイブ、退けました」

 ああなるほど、第1話のタイトル「ファースト・ウェイブ」って、特定の何者かによる第1波攻撃を指していて、今回は第2波だったというわけか。
 やっぱりV99が関係しているのか。


 ガラモンを操っていた楽団員のその後は描かれていないけど、ひょっとしたら防衛隊に投降してチルソナイトスピアの生成に関わっていたのかも知れない。


 ゲントが呼び寄せたブレーザーストーンは、瞬間移動ではなくロッカーやロッカールームの壁をぶち破って飛んで来ていた。
 爆発事故でも起こったかのような様子にゲントは苦笑していたけど、あの後周囲にどう説明していたんだろう....


 09/24
「仮面ライダーガッチャード」第4話「アントルーパー・ラビリンス」

 巨大なスパナ型アイテムで戦ったり変身したりする黒鋼スパナは「イケメンのバラバラマン」といえなくもない。

 仮面ライダーと定義されないヴァルバラドに倒されても、マルガムはちゃんと元の人間に戻る模様。
「ドンブラ」での「ヒトツ鬼を脳人に倒される前にドンブラが倒さないとまずい」みたいなことにならないのは、観ていて安心できる。
(後に、脳人に斬られた人間も異次元に封印されるだけで死んではいないことが明かされたが)

 黒鋼スパナは宝太郎を「仮面ライダーとは認めない」とは言いつつも、戦いぶりを「悪くなかった」とも評しており、少なくとも「敵よりもたちの悪い味方」ではない模様。

 錬金術界では術や仮面ライダーの戦いを目撃した者には記憶消去が行われる決まりになっているが、さすがに大規模な操作を何度も行うのは限界があるのか、「謎の怪物とヒーロー」の存在が噂されているらしい。
 加治木は「社会を裏で操ってる秘密結社が隠蔽工作を....」などと言っていたけど、錬金術界の規模によっては全くのデタラメとは言えないかも(笑)

 ケミーライザーというアイテムは、いろいろと便利だな。
 仮面ライダーをダラダラ増やすことなく、101枚もあるケミーカードを複数人で分担して使えるし、生身でもある程度怪人と戦える一方、生身故にライダーほど有利に戦えずピンチに陥りやすい、など、いろいろ見せ場が用意できる。


 九堂りんねの回想で、彼女の父が「100年前に暁の錬金術師が世界を救った」と語っていたけど、ひょっとしてその戦いの痕跡が、あのツングースカ大爆発(1908年、115年前)だったりするのか?!


「王様戦隊キングオージャー」第30話「凍てつく天秤」

 15年前に「神の怒り」を引き起こし、ヒメノの両親を殺害した犯人は、宇蠱五道化のひとり、グローディだった。
 現行法で裁けないグローディを、ゴッカン前国王のカーラスは我が身を犠牲にして封印していたが、カメジムらによって封印を解かれ、カーラスはカメジムによって殺害される。

 カメジムのやつ、ラクレスの次はリタとも悪しき因縁を作るのか。


 09/23
「茶々 天涯の貴妃(てんがいのおんな)」

 2007年の映画。
 Huluで戦国時代関連の映画やドキュメンタリーを探していて見つけた。
「21世紀の映画なのに一度もテレビCMを見た記憶がない」、「wikiによれば、制作費10億円、興行収入4.5億円」ということで視聴。

 いろいろすごい。

・信長(松方弘樹)や家康(中村獅童)が単なる悪人扱い。
・あまり映像作品で描かれない(?)信長の黒人奴隷「弥助」が登場しているが、信長の後ろに立っていただけ。
・秀吉(渡部篤郎)は竹中直人やムロツヨシに比べると印象に乏しく、晩年は宴席での人々の笑い声を「百姓の子と馬鹿にされた」と妄想して無差別殺傷事件を起こすなど「本当は心の弱い男でした」という扱い。
・後に「どうする家康」に出演する松重豊が本多正信役で登場しているが、「どうする」の正信や石川数正とは似ても似つかない小物。
・秀吉の死後すぐに関ヶ原の合戦が終わり、すぐに大坂の陣。
・大坂の陣に休止期間が存在せず、ひとつの戦いとして描かれ、外堀や内堀の埋め立てイベントが描かれない。
・役名のテロップ表記がほとんどないので、名乗らない、呼ばれないキャラは誰が誰だかわからない。
 大野治長のように視聴後にwikiのキャスト表を見て「え、いたの?」なんてのはまだいい方。
 石田三成、片桐且元は本当に出て来ない。
・逆に、茶々とほとんど絡まない真田幸村、後藤基次(又兵衛)が合戦シーンで活躍。
・茶々が鎧に黒マントという信長のような姿で兵士を鼓舞。 あんた信長のこと嫌ってたよね?
・秀頼が馬に乗って出陣し、戦場で死亡。
・大蔵卿局が茶々に「誰が豊臣を滅ぼしたのか..」と恨み言を言い残して死んだが、豊臣家の官僚、文官のトップとも言えるあんたがそれを言うのか。
・家康や秀吉らが徐々に老いていくのに対し、茶々(享年47)がいつまでも若々しい。
・大坂城が「炎上」ではなく「爆散」
 平成ウルトラシリーズのラスボスのように、上から順番に爆散。
 そんな膨大な量の爆薬があるなら、戦闘で使えばまだ勝ち目があったんじゃ....
・今作の家康はなぜか大坂城を無傷で手に入れようとしており、城の爆散を目にすると「負けた」と放心し、この時の精神的ショックが翌年の死に繋がったかのように描かれている。
・爆散した大坂城が光の粒子となって舞い上がり、茶々の妹や侍女たちに降りかかる。
・上記と比べればもはや些細なことだが、エンディングに流れる主題歌が明らかに本編に合っていない。


 真田幸村や猿飛佐助が主人公の忍者アクション映画であれば、歴史の完全無視っぷりも逆に評価点になったかもしれないけどね....

「男尊女卑の戦国の世で、愛と気高さを貫いた女性の物語」を描きたかったのかも知れないけど、正直言って茶々がどんな人間だったかが伝わってこなかった。
 それに上記の通り、秀吉の死後すぐに関ヶ原の合戦後の荒れ果てた戦場が描かれ、すぐに大坂の陣。
「関ヶ原に秀頼を出陣させようとしない」、「方広寺の鐘」、「片桐且元追放」といった茶々の意志や感情が大きく影響しているはずの出来事がきれいにカットされているのも、彼女の人物像をわかりにくくしている。

 ここまで来ると、駄作を通り越して怪作。
 
 2007年の東映映画ということで、実写版「デビルマン」(2004年)と時期が近いが、監督や脚本家と並んで同作に影響を及ぼしたとされるプロデューサーは「茶々」には関わっていない模様。

 公開から16年経つけど、後4年ほどしたらカルト映画として再評価されるかもしれない。



「ウルトラマンブレーザー」第11話「エスケープ」

 宇宙電磁怪獣ゲバルガが飛来。
 ヒトデのような姿に顔がどこにあるかわからないという、かなり不気味な印象。
 ヒトデのような姿はベムスターのようでもあるが、ベムスターが吸引や捕食を特徴とするのに対し、ゲバルガは電磁パルスを「放出」するのが対象的。

 急行したアースガロンはゲバルガの電磁パルスでダウン。
 ブレーザーも苦戦の末、またもゲントからコントロールを無理やり奪って現場から飛び去ってしまう。
 確かに勝ち目がなければ逃げるというのも大事な選択肢だが、ウルトラマンでそれをやるのは初めてかもしれない。


 09/17
「雲霧仁左衛門5」第8話(最終話)「旅路」

 コロナウイルスの影響でBSでの本放映予定が2020年から22年にずれ込んだ難産の作品。
 今年に視聴したせいか、酒向芳氏はこの作品でのゴロツキ役が評価されて「どうする家康」の光秀役に抜擢されたんだろうかと思えてしまう。


「仮面ライダーガッチャード」第3話「ブシドー、見つけたり。」

 宝太郎の友達の加治木って、お笑いコンビ「ロッチ」の中岡に似てるなと思ってたけど、今度はお笑いコンビ「バナナマン」の日村そっくり(役者は別人)の男が登場。
 無差別殺傷事件を起こそうとしてたまたま近くにいたケミー「ヴェノムダケ」を取り込み、「ポイゾナスマッシュルームマルガム」となって人々を襲うが、皮 肉なことにヴェノムダケ由来の毒は錬金アカデミーで解毒可能なものであり、最終的に誰も殺すことなく倒され、警察に引き渡された。

 戦いの中で宝太郎は新フォーム「アッパレスケボー」に変身。
 スチームホッパーと同じく胸に釜があるけど、あれは蒸気機関車だけでなく錬金術に使う釜も現す、全形態共通のモチーフか。


 毒キノコマルガムを倒した直後にもう一体のマルガムが現れるが、そこに現れた男、黒鋼スパナがヴァルバラドに変身。
 タイヤ、ショベルカーなどの機械系ケミーを使うのか。
 全身を覆うサビや汚れ、左右非対称のデザインがかっこいい。
 できれば、キレイでピカピカな「仮面ライダー○○○○」とかに進化せず、最後まであの方向性を貫いてほしい。


「王様戦隊キングオージャー」第29話「王様失格」

 宇蠱五道化のヒルビルに操られた各国の側近たちが他国の王たちを襲撃。
 さらに不特定多数の民衆も操られて周りを扇動し、6王国は戦争寸前の状態にまで追い込まれてしまう。
 ギラたちは「王たちの圧政に怒った側近たちが反乱を起こした」という筋書きで側近たちに王位を譲ろうとするが、全国放送での退位宣言の場でジェラミーが 「すべては俺がチキューを手に入れるために仕組んだのさ!!」と言い出し、さらにギラたちにやられたふりをして姿を消す。
 チキューを救うためにひとりで汚れ役を買って出たジェラミーの決断に、ギラたち5人の王は無言の拍手で応えた。

 あまりにも苦い、実質完敗エンド。


 09/16
「ウルトラマンブレーザー」第10話「親と子」

 発掘された卵から怪獣デマーガの幼体が出現。 その子を守るために親怪獣も現れる。
 ブレーザーは怪獣を攻撃しようとするも、その左手が顔面をぶん殴り、さらに飛来した防衛隊のミサイル群を口から放つ超音波で撃墜。
 あの左手はブレーザー本人の意志か? 冒頭でゲントの左目が光る描写があったし、顔面を殴ったり引っ掻いたりするのはいかにもブレーザーらしいし。

 最終的に、ブレーザーはスパイラルバレードを光の繭に変えてデマーガ親子を包み、地中に封印。
 ブレーザー独特の価値観とスパイラルバレードの応用範囲の広さがまたひとつ浮き彫りになった。


「ガメラ対大悪獣ギロン」

 東京MXのガメラ祭り、全作やらずに終わり....


 09/10
「ひろがるスカイ! プリキュア」第32話「大変身! キュアマジェスティ!!」

 キュアマジェスティの正体はエルであることを、エル本人があっさり告白。
 彼女の素性が素性だけに、みんなあっさりと信じ、どうすればまた変身できるのか、そのきっかけ探しに奔走する。
 結局彼女もみんなと同じく、戦いの中での「誰かを守りたい」という強い思いでミラージュペンを出現させ、変身に成功。
 先週の変身は、本人とプリキュアたち全員の危機によって、ミラージュペンの形成プロセスをすっ飛ばした「エルの防衛本能による緊急モード」に近いものだったのかもしれない。


「仮面ライダーガッチャード」第2話「追跡、錬金、スケボーズ!」

 特殊な生物と心が通じ合うという点で、宝太郎とギラは似ている。

 先週のケミーの大量出現の際に街にかなりの被害が出ていたようなんだけど、今週登場のスケボーズは子供たちと仲良く遊んでいたので、「ケミーは良くも悪くも無邪気な存在」という扱いなのかもしれない。
 それに、先週の件ではミナトらしき人物が街に駆けつけていたことが描写されていたので、被害者の記憶消去と併せて治療や建造物の修理などが行われたと考えられる。

 一方でケミーは人間の悪意に引き寄せられやすい性質を持ち、今週の銀行強盗のように強い悪意を持つ人間がケミーを引き寄せ、取り込んで怪人「マルガム」になってしまうという事態が起こり、ケミーの意志に関係なく問題を引き起こす危険性も秘めていた。

 あの銀行強盗、マルガムになる前から相棒を橋から突き落としていたけど、あれ絶対死んでるよね....


「王様戦隊キングオージャー」第28話「シャッフル・キングス!」

 宇蠱五道化のひとり、ゴーマによってギラとジェラミー、ヒメノとカグラギ、ヤンマとリタが精神を入れ替えられてしまう。
 ギラとジェラミー、ヒメノとカグラギが入れ替わりをきっかけに互いへの理解を深めることになった一方で、無法者のヤンマと法の番人リタの相性は最悪。
 ヤンマ(中身リタ)が国民を次々にゴッカンに送り、リタ(中身ヤンマ)が釈放し、それをヤンマ(中身リタ)が..という無限ループが続き、キレたふたりは互いの巻き添え上等でゴーマに猛攻を浴びせ、皮肉にもそれがきっかけで元に戻ることに。

 だが....


「VIVANT(ヴィヴァン)」

 国際テロ組織「テント」の原点は、バルカ共和国の内戦で発生した孤児たちを守り、育てていくための自警組織だった。
 テントの一員となった乃木憂助は、テントがこれ以上テロの請負によって血を流す事態を避けるため、別班が調べ上げた企業の不正を公表し、それを利用した株の信用取引によって資金を得るという作戦を提案、承認される。

 証券会社との取引は電話で行われたんだけど、あの証券マン(モロ師岡)もやっぱり別班の隊員なのかな。
 才能や年齢等の理由で国内勤務専門の人員だっているだろうし。


 09/09
「ウルトラマンブレーザー」第9話「オトノホシ」

 アンリが学生時代から親しくしていたツクシらセミプロ楽団は、60年前に地球にやってきたチルソニア遊星の侵略部隊だった。
 地球で音楽に触れ、音楽を愛するようになった彼らは使命と地球の間で苦悩するも、ついにガラモンを呼び寄せてしまう。 

 あの腕が貧弱そうなガラモンがどうやってウルトラマンやアースガロンと戦うのかと思ったら、

 ・高い機動性で攻撃を回避。
 ・腹部装甲がパンチを跳ね返すほどの弾力。
 ・身体を覆う無数のヒレがレーザーを偏向させ、叩きつけられたスパイラルバレードすら破砕。
 ・アースガロンの装甲を貫通したヒレがヤスノブの顔面ぎりぎりで停止し、ヤスノブ気絶。
 ・シンバルのように手を打ち鳴らして音波攻撃。

と、とにかくやたら強い。
 ブレーザーが両手のレインボー光輪で十数秒ガリガリ削り続けたことでようやく破壊できたけど、アンリがツクシの腕を撃ってガラモンの操縦音波を停止させていなければ、もっと苦戦していたかもしれない。

 戦闘後、ツクシは仲間たちに「みんな好きに生きてくれ」と言って、下りる緞帳の向こうに消えていった。
「ウルトラQ」での工作員が作戦失敗時に処刑されたことを考えると、彼ひとりで責任を負う、という暗示だったのかもしれない。


 ガラモンのヒレは、現代の戦車に使われるケージ装甲のようなものか。

 ・レーザーやビームが当たると、入射角に応じて反射する。
 ・攻撃が止むと、ヒレがそのまま放熱板として機能する。
 ・ヒレが融けるレベルの熱エネルギーを受けても、大部分がヒレの融解に使われるので、本体に行く分が減る。
 ・おそらく実体弾に対しても、徹甲弾の弾芯であれば腹部装甲のような弾力で弾道をそらしてしまう。
 ・榴弾に対しても、ヒレに着弾した時点で起爆させることで本体へのダメージを減らす。

といった機能があったのではないだろうか。


 09/03
「王様戦隊キングオージャー」第27話「宇蠱王の到来」

 デズナラクが倒れ、新王国バグナラクが建国されて2年。
 チキューに宇蠱王ダグデド・ドゥジャルダンが襲来。
 彼は「自分の宇宙に他の生物がいて邪魔。 でも自分で滅ぼすのは面倒だから互いに争わせることにした」というふざけた理由で数々の星を滅ぼし、人類とバグナラクの間に争いを起こしたカメジムも彼の部下に過ぎなかった。
 陰湿な手段で星を滅ぼすだけでなく、宇宙サイズにまで巨大化できる上に等身大でも王様戦隊の攻撃が全く通じない相手に、王様戦隊はいかに立ち向かうのか。

「宇宙」の「ちゅう」を「むし」に置き換えるのは、「アイアンキング」の「宇虫人タイタニアン」以来か。

 気になることがある。
 ダグデドはギラに、かつて自分が滅ぼしたという「生物が一切いない星」をいくつも自慢気に見せていたが、自分以外の生物が邪魔なのに、その生物が住んでいた星そのものをなぜ破壊しないのか?
 カメジムはデズナラクのチキュー破壊計画に反対していたが、ふたつの種族が憎み合った末に惑星破壊で終わるというのは、ダグデドらにとって願ったりかなったりではないのか?
 自分たちの力を示すためにチキューに隕石を降らせたが、「このままではチキューを壊してしまう」と中止。

 彼らは生命を滅ぼしたがる割に、惑星そのものを壊すのを避けている?


 ダグデドは「シュゴッダムの王は代々我々のいいなりだった」とも言っていた。
 まさか、ラクレスがギラの記憶を消して孤児院に追いやっていたのは、シュゴッダム王家の呪われた役目を弟に伝えたくなかったから....?


 新番組「仮面ライダーガッチャード」第1話「ガッチャ! ホッパー1!」

 自分の「ガッチャ」を求める高校生、一ノ瀬宝太郎は、人工生命体「ケミー」をめぐる争いに巻き込まれる中、謎の男からドライバーと「仮面ライダー」の字 (あざな)を託され、ようやく見つけた「すべてのケミーと友達になる」というガッチャを叶えるべく「仮面ライダーガッチャード」を名乗り、戦いに身を投じ ていく。

 ガッチャードの変身が「120年ぶりの、人とケミーの多重錬成」と説明されていたが、肉体の分離や伸縮を行う仮面ライダーWや液状化や実体分身を行う仮面ライダーオーズのように、変身や変身解除の度に肉体を作り変えたり元に戻したりしているということか。
 ガッチャードも、バッタ形態とライダー形態が明らかに質量や体積違いそうだし。

 役者の演技力は気になるが、そのうち上がっていくだろう。


「ひろがるスカイ! プリキュア」第31話「新たな脅威! エルちゃんを取り戻せ!」

 新たな敵幹部スキアヘッドによって、これまでの攻防はなんだったのかと思うくらいにあっけなくエルちゃんを連れ去られる。
 しかしその直後、紫の新たなプリキュアが現れる。

 スキアヘッドの能力は「守れ」、「開け」などの言葉に応じてバリアや異次元ゲートを発生させるという、呪言師を思わせるものだった。
 ただ、敵や味方に直接作用させる様子は今のところ見られず、日常会話を「おにぎりの具材」とかで済ませる必要はないらしい。


「VIVANT(ヴィヴァン)」

 別班の入隊試験の様子が描かれていたんだが、やっぱりというか、別班の前身組織と言われる「旧日本陸軍中野学校」をモデルにした映画「陸軍中野学校」や「ジョーカー・ゲーム」(原作小説および実写映画版)で描かれた内容とほとんど同じだった。


 09/02
「ウルトラマンブレーザー」第8話「虹が出た(後編)」

 ニジカガチに対抗すべく、SKaRDは「ニジカガチの額のクリスタルをアースガロンMod.2のレールキャノンで破壊」、「横峯教授の確保もしくは射殺」の両面作戦を開始。
 教授はテルアキの「文明を滅ぼせば人間だけでなく他の生き物も犠牲になる。すべての生き物の『生きたい』という気持ちを奪ってはいけない」という主張に理解を示しつつも「同時にふたつの正解はない」と投降を拒否。
 テルアキは教授の腕輪を撃ち抜くも、ニジカガチは止まらない。
 アースガロンはレールキャノンでニジカガチのクリスタルを撃ち抜き、吹き出した七色の光はブレーザーによって「レインボー光輪」(ゲント命名)に変換され、ニジカガチを両断した。

 事件後、横峯教授は嫌疑不十分で釈放された。
「怪獣がひとりの人間に操れるはずがない」というのが主な理由らしいけど、

・地球防衛大学の教授が怪獣による大規模テロを実行したなんて、とても公表できない。
・怪獣召喚のメカニズムを科学的に証明できないし、裁判官の前で実証するわけにもいかない。
(「デスノート」でも同じことが指摘されていたし、そもそも腕輪が破壊されたので再現もできない)
・教授の自宅の資料を押収、分析した結果、他の怪獣を出現させる可能性はないと判断された。
・教授には監視がつけられている。

というのが真相かもしれない。

 ラストシーンでは、釣り糸を垂らす教授の耳にニジカガチらしき鳴き声が聞こえ、教授が笑みを浮かべるというものだったが、果たしてその意味はなんだったのか。
 テルアキの主張に一定の理解を示したことや、前回ゲントに「君は君の為すべきことをしろ」と自分に敵対することを全否定しなかったことを考えると、これ以上凶行に走ることはないと信じたいけど。

 前編はゲント回だったが、後編はテルアキ回。
 堅物に描かれがちなテルアキだが、ニジカガチが倒されると教授にサインを求めるというズレた一面も。


「偉人・敗北からの教訓」

 BS11やTVerで放映されている番組。

 今回取り上げられたのは黒田官兵衛。
 本能寺の変で信長が討たれた際、秀吉に「ご運が開けましたな」と告げたのがきっかけで後に警戒され、不遇な人生を送ったというあらすじなんだけど、徳川体制成立後も息子の長政らと共に黒田家を存続させた官兵衛を敗者扱いするというのはどうなのか。
 それに、

 ナレーター「秀吉に「ご運が開けましたな」と告げたのが、彼の敗北の瞬間だった」
-> 解説の伊東潤「官兵衛が具体的にそう言ったという客観的な資料はないんです」

 ナレーター「豊臣政権の立役者である官兵衛に与えられたのは、豊前12万石のわずかな領地だった」
-> 伊東潤「当時の豊前は、島津を監視するための重要な拠点だったんです」

と、ナレーターと解説者の説明がちぐはぐ。




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