セルギャラリー 8
セルを集めて20年近くになりますが、
そのきっかけとなった作品は「花の子ルンルン」でした。
実家が大泉の東映動画に近かった事もあり、
ルンルンや他の荒木プロ作品(グレンダイザー・ダンガードAなど)のセルを求めて
東映のセルバーゲンによく通いました。
お目当てはその辺の作品でしたが、当時でさえ
そのランクのものは高額であるか、あるいはトレードでないと譲れないと言われたものです。
その後、結婚を機に
お気に入りのみを数枚残して、セルの収集をやめてしまいました。
が・・・。
結局好きなものは止められずにまたこの2年に収集を再開しました。
そしてあの時代に手に入れられなかった
荒木回のグレンダイザーが今、手元にあるというのは
なんとも感慨深いものがあります。
1975年10月5日−1977年2月27日
まずは1話の予告から
ボクは兜 甲児
キミたちUFOって知ってるかい?
ほら!空飛ぶ円盤の事さ
ところが宇宙の平和の星からやってきた
正義の円盤グレンダイザーを狙って悪魔の戦闘円盤が
攻撃を仕掛けてきた
だからボクも円盤に乗って
グレンダイザーと一緒に緑の地球を守る為に戦うんだ
次回、新番組UFOロボグレンダイザーにご期待下さい!
へな〜
1話「兜甲児とデュークフリード」
「こんにちは!マウント富士!」とアメリカ航空宇宙局<NASAから
意気揚揚と帰国してきた
マジンガーZでは主役だった
兜 甲児くん
「いけねぇ、今のオレはマジンガーの操縦者じゃねぇ
地球人の手で始めて作られた空飛ぶ円盤TFOのパイロットなんだ」
とTFOに乗っております。
へなへな〜
そんな甲児くんは
資金はどこから?の宇宙科学研究所の宇門 源蔵博士に
「キミは江戸幕府が鎖国を解いたように、地球の鎖国を解きたいんだね」とか
肩に手を置かれながら言われております。
かたや、ホントはフリード星の王子様でありながら
フリード星をベガ大王に攻撃され、命からがらフリード星を脱出
地球に辿り着き、宇門博士の息子という事にしてもらい宇門 大介と名乗り
博士と牧場 団兵衛が協同経営の、しらかば牧場でセッセと働く日々のデューク・フリード。
夜空を見上げる宇門博士と大介
そこには赤い月が!
赤い月はベガ星人の出撃ののろし
月がとっても赤いから♪遠回りして帰ろ♪
では、なく
大介さんはギターを片手にポロポロやりながら
「乗りたくないんだ〜!乗りたくないんだ〜!乗りたくないんだ〜!」
と、バタバタしながらそこら中を走りまわっております。
で、フリード星人が攻めてきているというのに!
「やぁ!お友達になろう!」と出かけていく甲児くん
案の定、ボロボロにやられるTFO・・・。
あの・・・前作グレートマジンガーで、あンだけの強いロボットがありながら
その後に作られたTFOってメチャクチャ弱いんですけど・・・
とか、つぶやきながら、直も見ていると!
そこに颯爽と!ババン!
「乗りたくないんだ〜!」とバタバタやっていた
UFOロボグレンダイザーに乗って大介さん=デューク・フリードが出撃!
そう!乗りたくなかったのはグレンダイザーに、なのね!
そして、テレビの前の視聴者の前に大介さんの正体が明かされるのは
2話「ああ!わが大地みどりなりき」
を、待ってになります。
待て!次回!
1話の作画監督はキャラクターデザインを担当された
小松原 一男氏。
大介さんの目の下のクマが永井 豪してます!
いや〜、上手いわ!小松っちゃん!<馴れ馴れし過ぎ?
さて、私はグレンダイザーの本放映は見た事がなく
徳間書店のロマンアルバム片手に再放送で荒木さんの回だけを見ましたが、
(高校受験の朝に25話を見た覚えが)
ここに本放映をリアルタイムで全部見ていた!という猛者がおりました!
って、うちのダンナなんですけどね〜
「セル買っといてくれりゃいいのに〜」
と、言ったら
「普通に考えてセル集めてる人と結婚するとは思わなかった」ですと。
納得してしまっていいいものかどうか〜
そして2話「ああ!わが大地みどりなりき」
作画監督が皆様、ご存知の森下 圭介氏
ダンナは「あれ?グレートマジンガーが、また始まった」と思ったそうな
↑わかる人だけでいいです
そすっとサブタイトルは「兜甲児と剣 鉄也」(笑)