ふと部屋を見渡すとわざわざ1ページ作るほどでもないけれど
ご紹介したい人形がいくつかありました。
一度、まとめてご紹介させていただきます。
これはドイツで1.2を争う大規模なビスクドールメーカーだった
アーモンドマルセルのヘッドだけ(笑)
ロンドンのマーケットで見つけました。
ビスクドールの「ビスク」はその名の通り「二度焼き」という意味ですが
ビスクヘッドは最初に型から抜いた「陶土」のヘッドを高温で素焼きし
そのあと絵付けをして低温で焼き上げられます。
これは一度だけ焼かれた状態のものです。
2度焼きしてから目を入れます | 大きさは5.3センチ |
ヘッドマークはよく読めませんが「AM」だけは認識できました。
他に、ごちゃごちゃと数字やアルファベットが彫られているので
多分、他のドイツのメーカーの為にアーモンド・マルセルが作ったものでしょう。
一般的なビスクヘッドは頭頂部から首の後ろへ斜めにカットされているので
このように置いておくと安定しますが
あまりこういうのをお見せしてしまうと「人形コワイ」と思う方もいらっしゃると思います。
私の「人形コワイ」は「饅頭コワイ」と同じです(笑)
おねぃさん3人♪窓の外ではリンゴ売り♪ | 左からアヒルおばさん・バグパイプ・タバコ・赤ちゃん |
こちらは日本に帰って来るときに乗り継ぎの為に立ち寄ったモスクワ空港で
「せっかくソ連に来たから記念にね!」と買ってみました。
お馴染みの歴代大統領のとか(笑)ありましたが、ソ連のおねぃさんとネコちゃんのものを購入しました。
「いれこ」の数が多い方がお値段が少しずつ高くなるようですね。
松本先生っ! | 大宇宙をバックに・・・ |
お腹部分 | 背中 | メーテル・・・ |
こ・・・これは (^_^;) ソ連の松本 零士先生が描いた<誰さ
メーテルの起きあがりこぼしです(笑)
10センチという大きさながら、その絵は細密に描かれています。
この艶めかしい指先といいトロンとした目をいいマツ毛といい
一目で「これや!」と気に入りました。
次はモスクワ〜
と、肝付 兼太さんの声まで聞こえてきそうです。
これはですね!私にとってビスクの原点かもしれません。
それはアンティックビスクの写真集を毎日、毎日
それこそ枕元に置いて寝る前や起きてからもすぐに眺めていた22才の頃の話。
同時にビスクの専門店さんに通い勉強させていただいていた頃の話でもあります。
ある日、あるお店でリプロダクションのアンティックビスクを薦められました。
「これを100年持っていればアンティックビスクになりますよ!」
「う〜ん・・・。それはちょっと違うんじゃないかな〜」
逆にこの言葉で何かが吹っ切れました。
リプロのジュモウを買うのならアンティックのドイツを買おう!
そしてしばらくしてセール品になっていたこのシモンを購入しましたが
焼き物の人形で心を満たしたい
の、気持ちは強く、この2体を購入したのだったと思います。
三協じゃないかも・・・ | オルゴール人形 「真珠取りのタンゴ」が流れます |
悔しいけれど♪お前に夢中♪ |
作成年月日2001年4月28日