館長からのあいさつ:はじめに
みなさんはプラレールを知っていますよね?単2電池で動く3両編成の電車のおもちゃ。
もちろん、今でもおもちゃ屋さんにたくさん売っています。でも、ふと自分の子供の頃を思い返した時、同じようなおもちゃで遊んだような記憶がありませんか?
そう、プラレールの誕生は1959年、今からざっと40年前のことです。それ以来、同じ規格、同じレールが使われており、古い物でも、今の物と一緒に遊ぶことができます。でも、あなたが子供の頃遊んだ電車は、今ではもう売っていません。
実際の鉄道の世界の進歩に合わせて、プラレールの電車達も新しい物が作られ、一方で、消えていった電車達もたくさんあります。
そういったいわゆるプラレールの「絶版品」を体系的に紹介する資料は、今までほとんど有りませんでした。 幸いにして、(レールマガジンを発行しているネコパブリッシング社より、)1998年に「プラレールのすべて」という本が発行され、たやすくその全体像を知ることが出来るようになりました。
プラレールファンクラブも発足し、プラレールを集める方が増えてきていますが、プラレールはトミカなどと違い残念ながら今までコレクターズアイテムとしては見られていなかったので、古い物はほとんどがその時代々々に子供達におもちゃとして遊ばれて残っていません。
わたしが古いプラレールを集め始めて5年余…(きっかけは、レイルマガジンの1995年10月号のプラレール特集でした)
おもちゃ屋のかたすみに眠っていたり、大事に取っていた方から譲っていただいたりしたそんなプラレールたちをご紹介する「プラレール博物館」を作ってみました。
御興味とお時間のあるかたはどうぞ御入館下さい。
また、ご自宅に古いプラレールがとってある方は、よろしければ当博物館にて保存させていただきますので、ご連絡下さい。お便りはこちらまで。