激しく降り続ける雨
そして雷
王家に仕えるジャルジェ将軍家には、女の子ばかり続けて産まれていました。
そして、今、部屋の外では、ジャルジェ将軍が6人目・・・
そう後継ぎになる男の子の誕生を待ちかねていたのです。
そこへ元気な産声!
「男だ!今度こそ男だな!」
「この通り、お美しいお姫様でございます」
「う〜ぬ・・・、王家をお守りし軍を指揮する将軍の家に女などいらぬわ!」
キラン!
「よーし決めた!おまえは男だ!おまえの名はオスカル!私の息子だ!」
内海さん・・・ラオウじゃないんだから〜
怖すぎ(笑)
オープニング
第1話
オスカル!バラの運命(さだめ)
(シナリオ仮題・オスカル!誕生)
1769年
オスカルが生まれて14年の歳月が流れた
ここベルサイユ宮殿では、民衆の貧しい生活をよそに
今日も華やかな舞踏会が繰り広げられていた
20年後にあのフランス革命が起ころうとも知らずに・・・
18世紀
ヨーロッパは絶え間ない戦乱に明け暮れていた
ことに強大な軍事力を持つフランスとオーストリアは
ことあるごとに衝突を繰り返していた
しかしそれは他の諸国を喜ばせるだけだと悟った
オーストリアの女帝マリア・テレジアは
両国の和平を提案
その確かな証としてテレジアの末娘マリー・アントワネットとフランス王太子との婚約が決められた
ここの!
アントワネットのイラスト!
目の上のライン(黒い部分)が塗られていません!
今からでも塗りたいよ〜!
バタバタ
アントワネットの護衛の座を
ジャルジェ将軍の子であるオスカルと
ジェローデル伯爵の子であるジェローデル大尉に競わせようと提案するルイ15世
「女のお守りなどしたくありません」
「ばかもの!頭を冷やせ!」
怒った父ちゃんはオスカルを階段からド突き落とす
二人の戦いを見ようと練兵場へと、ルイ15世を始め人々が集まってきた。
だが、その場に、オスカルは姿を現さない
練兵場へ向かうジェローデルを待ち伏せ
(オスカルが立っている場所の桜だけが咲いているのがポイント!)
、その場で挑み圧勝する。
これ以降、ジェローデルは、約20年辛い思いをする事になります(笑)
夢中で走っている時はいい
だが急に立ち止まって足元を見た時
ふと自分はどこに行こうとしているのかと思う・・・
春の嵐の中、一人思うオスカル
反逆罪に問われるはずのオスカルだったが
ジェローデルが「近衛隊々長はオスカル以外にはない」と進言
心を動かされたルイ15世は、罪を許しオスカルを近衛々隊長に任命する
「命にかえてもオスカルに軍服を着せるのだ!」
アンドレに詰め寄るジャルジェ将軍
それを大雨の中、屋敷の二階の壁に張り付いて聞いているオスカル・・・<変
一夜、明けて
遠乗りに行くオスカルとアンドレ
ここのBGM「劇・エースをねらえ!」と同じなの
馬飼野さんたら・・・。
私には理解できないまま殴り合いを始める二人
そして、オスカルは透過光の中
白く輝く近衛隊々長の正装をまとい、ジャルジェ将軍やアンドレの前に姿を現すのだった
「父上、これはあなたの為でも、誰の為でもありません」
桜の花びらが舞う中
「行くぞ!アンドレ」
「うん」
この日、オスカルは女に決別した
そして新たな大人の世界に第一歩を踏み出した
彼方に愛と死の怒涛の運命が待ち構えていることを知る由もない
オスカル
14歳の春であった
ワンポイント講座
アニメでは「女のお守りなどしたくありません」と護衛を拒否したオスカルですが
原作では「オスカル!その方はお前が身を呈してお守りし、お仕え申し上げる方になるだろう
今から心してその日の為に励むのだぞ!」
「はいっ!父上」とあっさり受け入れてます。
印象がかなり・・・というか全っ然!違いますね。
オスカルの誕生を待っていたオスカルの姉たちは、アニメの画面では4人描かれていますが
原作には「なんということだ!女ばっかりこれで6人!」という台詞があり
オスカルが六女であることがわかります。
自分の事を「オレ」と言うオスカル・・・ちょっと面白いかも?
また、会話の流れの中でですが、アンドレがジャルジェ将軍の事を
「おやじさんの気持ちはよくわかる」
お!おやじさん〜?!
馬飼野さんのBGMはこの後も随所で使われておりますが
「劇・エースをねらえ!」「ベルサイユのばら」「戦闘メカ・ザブングル」(時代順)
を続けて見ていただくのも、また、オツなものかと思われます。
OPと1話のコンテの小田 響堂氏は
劇場版ルパン第一作「ルパンVS複製人間」の監督や
ボトムズの脚本を手掛けた吉川 惣司氏のペンネームです。
こ