アニメ人形のページ 52

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アイドル伝説えり子
〜悲しみはピリオドを知らない〜


(ここからは常田富士男の声で読んでくだしゃい)

むか〜し むかしのことじゃった〜

テレビでは 「ザ・ベストテン」やら「トップテン」という歌番組を
毎日のように放送しておった〜

それらの番組でぎょうさん造られていたのが「アイドル歌手」というものたちだった〜

彼女(彼)らは、そこそこのルックスと歌唱力があれば
あとはたいがいは所属するプロダクションからの
あてがいぶちの曲で、次々とデビューし

ひとつの時代を築いたが〜
歌番組ブームの凋落と共に

やがて一部の者たちを残して消えていった

〜これは、そういった時代の おはなしじゃ〜


…はは、だいぶ遅くなっちゃいましたが、予告どおり「アイドル伝説えり子」の登場です

アイドル歌手ブームは、アニメの世界にも影響をもたらしました

それまで少女アニメといえば、ほとんどが魔法を使う魔女っ子でしたが
芸能界を舞台にした魔法を使わない少女アニメが誕生しました

それが「アイドル歌手アニメ」>まんまじゃん

実在のユニットをモデルにした「スーキャット」や「ピンクレディー物語」などもありましたが

まったく別の切り口でアニメという媒体を使ってアイドル歌手を直接デビューさせるという
大胆な構想の作品も現れました

そのひとつがこの「アイドル伝説えり子」という作品です
「田村英里子」という実在のアイドル歌手を「エリリン」としてアニメと同時にデビューし
さらにアニメの中で歌の部分のアフレコを担当させるという究極のコラボレーション

ここでさすがだったのは、こういったパターンの場合
歌以外の部分のアフレコも本人にやらせて「?」という場合も多いのですが
この作品は、そこで本物の声優を起用しました

…え?だれかって
知らないんですかちょっとちょっとそこのアナタ

「矢島晶子」さんですよ〜
矢島さんといえばもちろん「クレヨンしんちゃん」ですが
女性の方ですから、当然アイドルの声も出来るわけですが
なんか意外>失礼

同じようなパターンとしては、男役が多い緒方恵美さんのエメロード姫がありますよね

矢島さんといえば、顔出ししないので有名でしたが
過日放映された「あのアニメキャラの声優さんにせまっちゃう」みたいな番組で
初めてお顔を拝見しました〜(*^_^*)

しかし、こういった企画がTV番組になるなんて時代も変わったものよのー

「アイドル伝説えり子」:1989年4月3日〜1990年3月26日放映:全51話
制作は葦プロと「テレビせとうち」>知らんがな〜

サブタイトルに毎回楽曲の名前が入っていましたね
くわしいストーリーはこちらをどうぞ!


夢見るアイドルエリリン

人形のメーカーは「ピノチオ」>って子供服のアレ?
おそらくアニメドールの製作販売を手がけたのは最初で最後ではなかったかと…

でもこの時代には珍しくメイド・イン・コリア

服は3種あったようです>最近まで知らなかったわ

一番上のものが、設定に合わせたイエローのドレス
あとはピンクとブルーのデザイン違いのドレスの計3種


変身スティックではありません
箱の中はスタンド・シューズ・バッグ・そしてマイク>さすがアイドル!

カタログも紹介します
ふむふむ、こういうストーリーだったのか>実は見たことないの〜
アイテムはマイクやペンダントなどが発売されていました



これは最近のイラストですね


当時からビッグウエストのクレジットが入ってますが
どういう関係だったのかしら…

ところでビッグウエストといえば「マクロス」!
あれも見方をかえると「宇宙を舞台にしたアイドル歌手アニメ」なんですわね>(^_^;)

次回作は、同じコンセプトの「アイドル天使ようこそようこ」
こちらは人形は発売されませんでした>残念


(2008年2月3日ページアップ)