いやで〜す だめで〜す |
ぴえろ魔女っ子シリーズ3作目
「魔法のスター マジカルエミ」の登場で〜す
放映から20年ほどたちますが、今でも根強いファンのいる作品です>私もそのひとりだったりして
実は魔法少女モノとしては、かなり異質な作品です
それは、魔法少女モノとしてはお約束ともいえる
「魔法をもらう理由」
「魔法を使うべき使命」
「魔法を見られたときのペナルティ」
等が一切存在しないからです
主人公、香月舞は、実家がマジック劇団「マジカラット」であるという以外
ごく普通の女の子
母親の陽子は元マジカラットの看板スターだったが
結婚を機に引退(ダンナが大のマジシャン嫌いらしい)
ある日、舞は鏡の精を偶然目にします
鏡の精は、「ボクが見えるの、それじゃぁ魔法をプレゼントするよ」
と舞に自由に使える魔法を授けます
その後鏡の精はモモンガのぬいぐるみトポに憑依し、舞と行動を共にします
陽子が引退して以来、イマイチ人気のないマジカラットですが
こでまり台に移転し再出発を期して、若手メンバーを中心に興行を始めますが…
なかなかステージは盛り上がらず失敗ばかり
それを見た舞は、もらった魔法でスーパーマジシャンに変身
大成功を収めます
ステージの後、名前を聞かれた変身後の舞は、とっさに尊敬するマジシャン
「エミリー・ハウエル」の名前から「エミ」と名乗るのでした
そしてそのステージを偶然見に来ていたジャパンTVプロデューサー小金井の目に止まり
マジカラットはTV出演をして人気急上昇に…
…しかし舞はだんだんと悩み始めます
エミに変身すればどんなマジックでもできますが
舞自身では簡単なマジック以外なにも出来ないことを
そしてちょっと気になる幼なじみの結城将は、ボクシングという道を選び
自分の力だけでがんばっているのを見た舞
そして尊敬するエミリー・ハウエルも努力して偉大なマジシャンになったことを知り
悩んだ末に魔法を鏡の精トポに返す決心をします
そしてもう一度、自分の力でマジックを始めるのでした…
魔法少女という大枠ははめられていますが
全編を通して語られるのは、魔法以外の人間ドラマが多く
何気ない風景描写に心象表現を込めたシーンも多く
演出の安濃高志氏の代表作の一つに数えられています
OPを見た瞬間から虜になるその演出は、エミで完成されたと言われています
日本テレビ系列で1985年6月〜1986年2月まで放映:全38話
主演と主題歌は、マミのパターンに戻り新人歌手小幡洋子さんが演じています
歌も、声優としてもなかなかだと思うのですが、引退されてしまったそうです>残念
詳しい解説はこちらを見てね
また、OVAとして制作された「蝉時雨」も必見の作品です
あ〜話し長くなっちゃったね〜>わりいわりい
そろそろマジカルエミ人形を紹介しますね〜
マジカルエミ人形は「スーパーマジカルエミ」という商品名でバンダイから発売されました
変身前後を再現しようとした「クリィミーマミ」
変身前を再現した「ペルシャ」に対し
こちらは変身後の「マジカルエミ」を再現しています
人形の出来は、個人的にはイイと思います
それまでの人形と異なり着せ替えは一切考慮されていません
そのため、両腕の手袋も塗装で再現してあります>かなり大胆
箱に入った状態です↓
付属品は、マジカルバトンとステッキ他 箱の左右サイドには、変身前後のイラストと 変身呪文「プリット リリカルパラリン パラポラマジカル」が書いてあります |
このエミに仕込まれたギミックは
ステッキを近づけると、胸のペンダントが発光するという
イマイチ地味なものなのが残念
何か、マジックにからんだギミックを付けて欲しかったわん
この部分が右のバトンを近づけると発光します |
次回は「パステルユーミ」へと…とアナウンスしたいんですが
ユーミ関係のドールは残念ながら発売されませんでした
そして残念なことに、主演で主題歌も歌っていた志賀真理子さんは
アメリカで事故死されてしまいました
ユーミというより、彼女自身を追悼するHPがありましたのでご紹介します
彼女を本当に愛したファンの方が制作されたものです
(2007年9月5日ページアップ)