アニメ人形のページ 3

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女王陛下のプティ・アンジェ
〜アンジェにおまかせ〜


女王陛下のプティ・アンジェ
女王陛下とは、19世紀イギリスのヴィクトリア女王のこと
英語で言うと「On Her Majesty's」となり略して「H.M.S」
実はイギリスの軍艦には全てこの「H.M.S」が艦名の前に付いているのです
(そういえば、「女王陛下のユリシーズ号」という小説・映画がありましたね)
え、国王の時はどうするかって?「On His Majesty's」でやっぱり「H.M.S」でOKなんですね>あ、話がそれた

なぜ、こんな小娘(一応、アイリントン公爵家の娘で「アンジェ・アイリントン」という名前なんですけどね)
がそんな大それた称号を名乗れるかというと
第1話で、女王の指輪盗難事件を解決し、「プティ」という称号と、
女王直々の捜査官として活動することを許され
その証のペンダントをもらいます(まぁ、スケ番刑事のヨーヨーみたいなもんですわ)
しかし、この話はその後全く出てこないので、1話を見ていないとわかりません
でも、彼女の捜査方法は「直感」と「ひらめき」

OPを聞くとよくわかりますよ〜
「ある種の勘よ、心のひらめきよ
女の子には何となく分かるのよ〜」ですから(^_^;)
制作は「若草のシャルロットと同じ日本アニメ(実質は葦プロだそうですが)
放映期間は1977年12月13日〜1978年6月27日:全26話

なんて半端な放映期間なんだ〜
OPこそ金田伊功で透過光とパースばりばりですが
本編の作画には恵まれず、普通でしたら、超マイナー作品として
アニメ史に埋もれてしまっていたことでしょう
…しかし、ここに強力な援軍が現れました

それは「吾妻ひでお」です
氏の描くアンジェはひたすらかわいく、当時のロリコンブームもあり
「アニメは見たことないけどプティアンジェは知っている」
という不思議な現象が生まれ、「アンジェは凄いんじゃないか」というイメージが
一人歩きしておりました
かくいう私も、あとからTVアニメを見て「愕然」としたひとりですわ、トホホ
ちなみにアンジェの声は潘 恵子さんです
予告編の最後のセリフ「アンジェにおまかせねっ!」がちょっと印象に残ってますね

できることなら、私の「20通以上応募したのにミスドリカが当たらなかった事件」
を解決してほしいものですわ>以上、ただの愚痴です(^_^;)
ホントに来ないんだもん

リカちゃんのテレビのおともだち:プティアンジェ

メインスポンサーがタカラだったので、出ました!「リカちゃんのテレビのおともだち」シリーズ
古くは初代リカの時代の「魔法のマコちゃん」やその後の「小公女セーラ」などなどすでに紹介済みですが
プティアンジェも出てたんですね
箱のイラストは、白バラピンの2代目リカとアンジェのなかなか可愛い図柄です
リカちゃんとしては2代目時代、入っているカタログには「ファッションペアのリカとリナ」が載ってます
でも、人形の出来はイマイチ
顔が似てないのが致命的だと思うわ〜
案外珍しいようです

顔…似てない 同梱のブックレット:懐かしいっすね



プティアンジェ:抱き人形タイプ

リカちゃんサイズより少し大きめ、頭を大きめにしたいわゆる「抱き人形」タイプのアンジェです
しかしこれ、大きな謎があります
左のアンジェはメインスポンサーのタカラから発売されたものですが
右のアンジェは、ほとんど同サイズで、発売メーカーは何と「セキグチ」
箱の表側のデザイン、人形のヘッドには多少の差が見られますが
裏面のデザインはほとんどそっくりなんです
なぜ、こんなマイナーな人形が2社から競作のような形で発売されたのか!
ああ、これは事件だわ
箱の裏面:デザイン、サイズともほとんど同じです


はいポーズアンジェ

身長約37センチとかなり大きな抱き人形タイプのアンジェです
おもちゃ屋さん巡りを始めた頃は、けっこうあちこちで見かけたもんです
当時売れなかったんだろうな〜
イラスト部分のアップ
服のタイプは2種所有しています
左がいわゆる「アンジェ服」>白のブラウスに青のベスト
そして赤地に白の水玉スカート!やっぱアンジェはこれでしょう(^_^;)
「アンジェが見えるペンダント」が付いています
これって、下の写真のように、表の穴からのぞくと中身が回転して8種の小さなスライドが見れるという
仕組みであります



人形に付いているタグ:なかなか可愛いイラストです
これが「アンジェが見えるペンダント」です
下は入っていたカタログ
実はアンジェ人形って、かなりの種類が出ていたみたいです
でも、あんまり見た事ないねぇ
「おはなしアンジェ」がなかなか出来がよさそうですが
おさんぽロンロンがちょっと気になる私でした

「プティアンジェか…何もかもみな懐かしい」(^_^;)
グッズを見ていると、あの頃の時代、雰囲気が蘇ってくる方も多いのではないかな〜っと


(2006年4月28日ページアップ)