殺意


抑えられない殺意に苛まれ・・・

幾度も巡った夜は綺麗

赤く・・・紅く・・・心から朱に染めあげて・・・

狂おしい殺意にふるえているの

ねぇ・・・その身体に鋭い痛みを贈りたいのに

ねぇ・・・その最後の鼓動をいつまでも忘れはしないのに

ねぇ・・・こんなにもあなたを殺してしまいたいのに

この手が・・・あなたにふれることはないの・・・?

その身体を優しく撫でて・・・

刹那・・・あなたの自由を奪っていたいの・・・

それが叶うなら・・・この愛しい痛みを贈って

あなたをいつまでも眠らせるの・・・

いつまでも・・・終わらない殺意に絶望の誓いを・・・

そして・・・あなたと僕の重なる声・・・

・・・さよなら・・・

2001.11.24

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