終わらない夜
全て忘れたい・・・、何も考えられないまま、溺れていたい
この時間が止まってしまえば、多分全て終わる
この夜が永遠なら、これ以上痛みも要らないのに・・・
このまま何かの力で眠ったままでいられたら
この心は救われるのでしょうか・・・?
今なら、痛みでも受け取れるでしょう?
感覚の麻痺した今なら、差し出されたものだって迷わずに飲みこめる
そうして、僕に終わりを与えて
もう・・・要らないものしか、僕にはのこされていないのだから
このまま・・・終わらない眠りを与えて
痛みでも、内側に響く鋭い痛みでもいい
甘い、甘い、眠り薬をあふれるほど飲み干して・・・
それを毒にかえて
心から傷つけた・・・とまらない血もそのままに
この刹那で終わらせて・・・
2001.3.31