4.真の「協働」実現に向けて
行政とNPOの協働推進のしくみづくりを実現するためには
@ 協働推進の専門部署を設置
A @に各課への調整が出来る権限の委譲、予算権をつける
B 各課に協働担当を置き、それぞれ事業をコーディネートして協働推進担当との連携をはかる
C 協働のルールづくり
●ルールづくりは行政とNPOの協働で作ることを原則にする
●委託に関しては本来、「委託」は対等性を欠いた請負契約であるため、行政とNPOの対等性を担保するための「協働」協定書を作成して市民に公開する。
D 協働推進の評価のしくみづくり
E 「協働コーディネーター」の認知と活用
「協働コーディネーター」とは様々なネットワークの要となり、参加と協働をデザインしていく専門家である。筆者は10年来、その養成に取り組むと同時にその社会化、職能化
の必要性を問うてきた。(世古一穂編著『協働コーディネーター〜参加と協働のデザイン』を
ぎょうせいを参照)
真の協働の実現には行政とNPO双方のセクターが協働推進のアリーナを形成するというしくみづくりと同時に「協働コーディネーター」が不可欠である。 |