協働コーディネーターの役割
今回は、筆者が協働コーディネーターとして関わった2つのプロジェクトについて紹介した。今回紹介した事例より、協働コーディネーターの役割に関する記述を再度、整理してみると、次の通りである。
課題に参画すべき人々を集め、協働の場を設置すること
参加者が目的を共有し、合意を得ること
事業推進に必要な専門家を巻き込むこと
協働の場における具体的な目標と活動内容を定めること
必要な情報と合意形成に向けた選択肢を提示すること
必要に応じて、参加の枠を広げ、イベントを開催すること
課題に関する行政担当者・管理者との調整を行うこと
パブリシティを利用した広報リリースを行うこと
必要な資金調達やそのためのアドバイスをすること
維持管理の楽しいしかけづくりをすること
今回は、 ( 株 ) 御祓川の設立以降に筆者が関わった、協働事業の事例より、協働コーディネーターの役割について振り返ってみた。次回は、失敗例も含めて、さらにいくつかの事例を紐解きながら、多様な主体が関わるまちづくりについて、考察をすすめてみたい。 |