3.A New Hope for Orphans http://allafrica.com/stories/200408161685.html Kampala(ウガンダ)
7歳で親元から逃れた少年は、ストリートチルドレンとしてゴミ箱をあさったり、僅かなお金や食べ物と引き換えに年上の男性や女性から性的虐待を受けたり、警察から暴力をふるわれたりした。が、子ども回復アウトリーチセンターを見つけ、そこでのカウンセリングを1年受けることで、現在は高校に通い将来は医学を勉強する計画をもてるまでになったという。
ウガンダでは内戦やHIV/AIDSなどにより、多くの子どもが親から捨てられたり、親を失って孤児になっている。1990年に17%であった孤児の割合が、2003年には42%までになっている。
子どもの世話をしないということは、次世代を捨てることである、として、現在国連など支援を受けて、政府やNGOは子どもたちが安心して暮らせる環境作りに取り組んでいる。子どもは全てコミュニティに属するという、アフリカの概念を取り戻すことを最初のオプションとして、親の教育、経済向上、コミュニティの再興、HIV/AIDSや結核、マラリアなどに対する対策などの行動を起こしている。
コメント 子どもは未来である、子どもを傷つけることは未来を傷つけることである、とは誰がいったのか。困難な状況では未来を信じることが出来ず、1分1秒先の現実が最優先である。中央アフリカの女性のAIDS患者の話を聞いたことがある。AIDSで1年後、何ヵ月後かに死ぬことよりも、飢えて明日死ぬかもしれないということのほうが真剣な問題であるので、売春をするという。
困難な状況にあるとき、これまで通り自分の子ども、コミュニティの子どもをケアすることは難しい。だからこそ、コミュニティに属する大人たちが経済や健康問題を克服する活動は子どもを守る活動にもつながるのだろう。 毎度のこと、こういう記事を読みながら、自分が一体何ができるのか考えてしまう。 (all
Africa.com より) |