Point1 一原神社南の崖 |
Point2 香寺町の段丘面 |
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段丘堆積物を調べる |
家は段丘面の上に建っている |
一原神社の南で段丘堆積物が観察されます。「どんな形の石が入っている?」「丸い石」「こんな石は今だったらどこにあるの?」「川原!」とすぐに答えが返ってきました。
石をハンマーで割って、礫(れき)の種類を調べました。細粒の花崗閃緑岩、凝灰岩、砂岩などがありました。
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田んぼの中の道に車を止めて段丘を観察しました。今立っているところが、氾濫原とか後背湿地と呼ばれているところ。昔は、市川が何回も氾濫して、ここに砂や泥をためました(沖積層)。田んぼより一段高く、家の建っているところが段丘面(低位段丘面)。後の山は基盤の古い岩石からできています。
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Point3 常福寺北(田野・須加院間の峠付近) |
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凝灰岩から石英の結晶をとりだそう!
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最後は座り込んでひたすら探す
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この崖は、後期白亜紀の流紋岩質火砕岩(広峰層の流紋岩質溶結火山礫凝灰岩)でできています。今からおよそ8000万年前、ここで激しい火山の噴火が起こりました。噴火によって地下のマグマだまりからマグマが抜け出したので、そのため地面が陥没してカルデラができたのです。これは、そのカルデラを埋めた火砕流堆積物が固まったものです。
この露頭の岩石は、ほとんど岩片を含んでいません。よく見ると、弱い溶結構造が風化面で観察できます。
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Point4 奥須加院 暮坂峠断層破砕帯 |
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M5級 |
M7級 |
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2290年前〜2840年前 |
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868年 播磨国大地震M7.2
「播磨諸国の官舎、諸定額寺
の堂塔ことごとく崩れ倒れた」
(三代実録) |
1948年 |
1961年 瑠璃寺地震M5.9 |
1973年 山崎北部地震M5.1 |
1984年 兵庫県南西部地震M5.5 |
↓ |
1990年 上月地震M5.2 |
↓ |
次は? |
次は? |
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断層を調べる
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山崎断層で起こった地震の記録
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香寺町には、山崎断層を構成する活断層のひとつ「暮坂峠断層」が走っています。奥須加院に露出する崖で、この活断層による断層破砕帯を観察しました。
山崎断層では、10年〜15年に一度、M5級の地震が起こっています。また、千数百年〜2000年に一度、M7級の地震が起こっています。地震は、活断層が動くことによって起こります。今度、この活断層が動くのはいつでしょう。大きな地震に対する備えをしておかなくてはなりませんね。
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Point5 奥須加院道路脇の露頭 |
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見事な地層が見られます。約8000万年前にできたカルデラ湖に堆積した礫岩に、砂岩や泥岩がはさまれています。
今から8000万年前というと、恐竜が生きていた時代です。この地層から恐竜の化石が発見できるかも?
後カルデラ期の湖成堆積物、奥須加院礫岩
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崖にはりついて地層を見る
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Point6 田川神社横の須加院川 |
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最後は、須加院川に入って川原の石を観察しました。凝灰岩が多かったので、5種類以上見つけるのは、ちょっと難しかったですね。川原の石を調べると、上流にどのような岩石があるのかが分かります。
全員、最後まで元気に、そして真剣に観察しました。荻野先生のカメラにも笑顔でピース。ちょっと遠足とまちがえてるけど、楽しそうでした。
帰りには、小高峯君におもしろい露頭を案内してもらいました。普段から、地層や石に関心を持って生活しているのですね。感心しました。 |
さあ、川に入って!気持ちいいかも
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