サマサの村 ストラゴスとリルムとの出会い
名前 |
セリフ&ナレーション |
―― | ん? 何の声だ? |
――(子供) | ファイア!! ファイア!! |
――(子供) | んが!? やべえ! |
村長 | ゆっくりしていきなされ。 魔法…? なんですかなそれは? |
―― | わしになんの用ゾイ? |
―― | しょうがいをかけてモンスターの謎を追いつづけるじゅんすいな夢を持った老人…… |
ストラゴス | 幻獣? 幻獣… んー 久しく聞かなかった言葉じゃゾイ。 |
ロック | 知っているんですか? |
ストラゴス | いや、知らぬ。知らん 知らん… わしゃ な〜んも 知らんゾイ。 |
―― | あやしい…… |
―― | おじーちゃーん!! |
ストラゴス | あた、あた、あた まったく…なにをするんじゃ。 |
―― | その絵ふでは、すべてのものをキャンバスにえがきだす… 森、水、光そして、人の心までも |
リルム | おじいちゃん。誰、そこの人? 新しいお客さん? この人も魔法をつかう人なの? |
ストラゴス | あわわっ こら! |
リルム | まあ かわいい犬。 |
シャドウ | よせ。かみつかれるぞ。 |
ストラゴス | 奥に入ってなさい。 |
リルム | なんでなのよ〜! この、がんこジジイ!! |
ストラゴス | いいから行くのじゃ! |
リルム | はーい。 |
ストラゴス | これこれよそさまの犬を… |
リルム | イ〜ッだ!! |
ストラゴス | まったく、もう… すまんゾイ。 |
シャドウ | かまわん。人にはなつかない犬なのに… |
ストラゴス | すまんがきっと力にはなれんぞ。 |
ロック | そ、そうですか… |
ストラゴス | ここは、どこにでもあるいなかの村に過ぎぬ。 幻獣などといった話とは、ま〜ったく関係ないのじゃ。 |
ロック | う〜む。この村には、なにかあるな… |
ティナ | しばらく様子を見ましょう。 |
ロック | では、私たちはこれで… |
ストラゴス | なんの役にもたてんで、すまんかったの。 |
シャドウ | インターセプター! 行くぞ! |
リルム | バイバイ |
リルム | インターセプターちゃんまたリルムとあそぼうね。 |
ストラゴス | いや〜、よい天気じゃの。 |
―― | ん? 何の声だ? |
―― | ママー、いたいよー |
―― | はいはい。ケア… 薬はどこかしら… |
―― | ママー ケアルしてよー! |
ナレーター | 宿屋で宿泊していると、そこへ取り乱したストラゴスがやってくる |
ストラゴス | 大変じゃ! リルムが! |
ティナ | リルムちゃんが!? |
ストラゴス | そうなんじゃ! リルムが火事になって、近所の家がまきこまれて…あややや……、何が何だかわからなくなってきたゾイ! とにかく! 手をかしてくれんか! |
ロック | シャドウ! |
ナレーター | シャドウ、ロックの呼びかけに気付くが無視した。 |
ナレーター | 皆が部屋を後にして |
シャドウ | インターセプター…どこだ!? |
ストラゴス | リルムが! あの家の中にいるんじゃ! |
ストラゴス | リルムー!! |
ナレーター | ストラゴスがなにやら唱え始めた |
ロック | それは!? |
村長 | 魔法は禁じたはずじゃ! |
ティナ | 魔法!? |
ストラゴス | そんな事……!! リルムが中にいるのじゃゾイ! |
―― | 村長! |
村長 | うむむ…いたしかたあるまい。はなれていなされ。 |
ストラゴス | だめじゃ 火の勢いが強すぎるゾイ! |
村長 | この家には、ほのおのロッドがつんであったから… |
ストラゴス | わしが行くゾイ! |
ティナ | 待って、私も行くわ。 |
ロック | そうだぜ、じいさん。みずくさいじゃないか。 |
ストラゴス | 何をいう! わしはじいさんと呼ばれるほど老いぼれてはおらんゾイ! |
―― | 急ごう! |
ロック | 火のまわりが早いな。 |
ティナ | 今にもくずれてきそう… |
ストラゴス | はやくリルムを見つけないと! |
―― | 火を放ったのはこいつか!? |
ナレーター | 戦闘終了後 |
ストラゴス | リルムは! リルムはどこじゃ〜っ!! |
ナレーター | インターセプターがリルムを助ける |
ストラゴス | リルムー!! |
―― | うぁ。間に合わなかった |
ナレーター | シャドウ現れて敵を一掃した(強いw) |
シャドウ | 脱出するぞ。けむりだま! |
ストラゴス | よくなったかの? |
リルム | うん。おじいちゃん。 |
ストラゴス | この人達のおかげじゃ。 |
リルム | ありがとう。 |
ストラゴス | しかし…恥かしいところを見せてしまったようじゃな。 |
ロック | ここの人は、皆魔法を使えるようだが、いったいこの村は…? |
ストラゴス | ここは……魔導士達の村。 昔、人間は魔石から魔導の力をとりだした。 そして魔法を使えるようになった人間が魔導士とよばれる人。 |
ロック | 魔導士はもうこの世にいないと思っていました。 |
ストラゴス | 魔大戦の後、幻獣達は封魔壁の向こうに結界をはりそこにかくれ住んだ。 自分達の魔導の力を利用される事を恐れたのじゃ。そして、残ったのは人間だけ。 普通の人間達が最も恐れたのが魔導士達の力。皆、魔大戦の悲惨さが身にしみておるからの。 そこで行われたのが魔導士狩り。不当な裁判により魔導士達は次々と殺されていったのじゃ。 |
ティナ | 魔法を使えること以外何も変らない人間なのに…… |
ストラゴス | その時に逃げ出しこの土地にかくれ住んだ魔導士達がわれわれの先祖じゃ。 血がうすまり、魔導の力はだいぶおとろえたが、なんらかの形でまだ残っておる。 |
ティナ | もし、よければ…私達に協力してくれませんか? |
ストラゴス | 幻獣がえどうのと言っておったな。 リルムの命をすくってくれた恩を返さなくては。その幻獣さがし、わしも手伝うゾイ。 |
リルム | リルムも! |
ストラゴス | だめじゃ。 |
リルム | リルムつまんない…… |
ロック | しかし、どうすれば? |
ストラゴス | む〜〜この島に幻獣が逃げ込んだのなら、村の西にある山かもしれんゾイ。 |
ロック | 山? |
ストラゴス | 強い魔力をおびた山ゾイ。伝説では、幻獣の聖地と言われとる。 |
ティナ | 暴走した幻獣達は、その魔力に引きよせられた…? |
ナレーター | シャドウとインターセプター去る。 |
ロック | 行ってみよう。 |
リルム | リルムつまんない…… |
ナレーター | ストラゴス、シャドウに話し掛ける。 |
シャドウ | カン違いするな。こいつのためだ。 |
ロック | 出ていくのか? |
シャドウ | 俺は、俺のやり方で幻獣をさがす。 |
ナレーター | リルム、インターセプターに駆け寄る。 |
シャドウ | インターセプター! 行くぞ! |