和平会食

 

名前

セリフ&ナレーション

ジュン われわれが帝国に着いた時にはもうすでに、このありさまじゃった
バナン これはいったいどういうことじゃ…? ………!! なんと、幻獣が!? そんな……
ガストラ よせ、わしはもう戦う気はない
シド 皇帝は心を入れ替えた
―― シド!!
シド 幻獣が仲間を取り返しにやってきたんじゃ。仲間が皆殺しにされた事を知ると町を荒らして去って行った…わしはこの耳でしっかりと聞いた…幻獣達の怒りの声を…
帝国兵 われわれはもう戦う気はない。戦争は終わったのだ
ガストラ 幻獣の力…わしは、あまく見ていたようだ…このまま幻獣達をほっておけば世界は滅びる。帝国の力など赤子に等しい。なんとか幻獣を説得しその怒りを静めなければならぬ。
シド 人は、その手にあまる力を持ってはならない……
ガストラ 戦士達よ。ともかく、今夜、ゆっくりと食事をしながら話したい
シド 和平を快く思っていない兵士もいる。会食の前に、なるべく多くの兵士と話をしておいてくれ。たのむ
ナレーター 会食が始まる
シド わしはリターナーがわにすわらせてもらうよ。
ガストラ さて、ようやく、こうして同じテーブルにつける時がきた。まずは、乾杯だな。何に、乾杯するかだが…
―― こきょうに
ガストラ では…故郷に乾杯!! ところで、ケフカのことだが…ドマに毒を流した罪で牢にいれてあるのだが、さてどうしたものか…?
―― 今のまま牢に入れておくべき……
ガストラ そうか…まあ、ひとまずは、牢にいれておき後で考えることにしよう。ドマ城の件は本当にすまなかった。まさか、ケフカが毒を使うとは誰も思わなかったのだ。
―― それだけは許されないことだ
ガストラ 本当にすまなかった。ケフカには、厳しく罰を与える。また、すべての毒をこの世界からなくすことを、誓おう。ところで、セリス将軍のことだが…
―― セリスは仲間だ
ガストラ ケフカが嘘をついていたのだ。セリス将軍は、わたしより先にこの戦争の愚かさに気づき、リターナーにくみしたのだよ。さて、何か聞きたいことがあれば答えるが……?
―― なぜ戦争を始めた?
ガストラ すべてはわしの支配欲のさせたこと…いまは、後悔している……早速だが…幻獣のことについて話し合いたいのだが…
―― なぜ、和平を考えた?
ガストラ おぬし達の力と帝国の力をあわせなければならぬと考えたからだ…
―― なぜ、兵士と話をさせた?
ガストラ まだ、この和平に賛成していない者がいる。直接、会えばその者たちもわかってくえると思ったのだ
―― 幻獣の話をしよう
ガストラ 封魔壁から飛び出してきた幻獣によって帝国は大きなダメージを受けた。あの力は強大すぎる…ほうっておけば世界を滅ぼすやもしれん…
―― 確かに、幻獣の力は強すぎると思う…
ガストラ 封魔壁から出てきた幻獣の力によって帝国が破壊された時にわしの支配欲も消えた。今にして思えばなぜ、しべてが欲しくなったのか自分でもわからないのだ…だからといって、自分のしてきた事を帳消しにしようとは思わないが…ところで…さっきの質問だが、いちばん最初に聞かれたのはなんだったかな?
―― なぜ戦争を始めた?
ガストラ そうだった。とにかく、わしは和平を望んでいるのだ。それは真実だ。わかってほしい…
シド 少し疲れましたな…休憩にしてはどうですかな?
ガストラ わしに望む言葉があるかね?
―― 「戦いの終わりを誓う」と
ガストラ わかった。戦いの終わりを誓おう。そして、たのみがある…
幻獣は帝国を攻撃したあと、北の方角、大三角島のほうへ飛び去った。これをほうっておいては、また、いつ暴れ出すとも限らない。幻獣を探し出し、和解をはかりたいのだが…今まで帝国が幻獣にしてきたことを考えれば、われわれだけが行っても解決しないだろう…そこで…ティナの力を借りたい。
―― 幻獣と人間の、はしわたしができるとすれば…確かに、ティナしかいない…
ガストラ 今すぐにでも、アルブルクからアーマー運搬船で大三角島に向かおうと思うのだが…同行してくれるか? 帝国からも優秀な将軍と兵士を同行させる。レオ将軍!!
レオ 将軍レオでございます。よろしく。
マッシュ ドマで見かけた…? そうか、あの時の…敵ながらできたヤツ。レオ将軍というのか……
レオ あなたは!? ドマの戦士カイエンとの。ケフカが毒を使うのを止められなかったこと… ゆるしてほしい。
カイエン ………おぬしのせいではござらんよ。
レオ それでは、アルブルグで待っております
ガストラ 幻獣を見つけ出し、彼らと和解してくれ。お前達だけが頼りなのだ…たのむぞ。
ロック ティナが行くのなら俺が行く。
ティナ ロック…ありがとう。
ロック みんなは帝国に残ってくれ。どうも、クサイにおいがする…
エドガー 確かに…皇帝の言ったことをそのまま信用するのは難しいな……
カイエン 我々がここに残って帝国を監視するでござる。
ロック そうしてくれ。頼んだぜ!
エドガー ああ。お前も気をつけてな! アルブルグは帝国を出て南に言ったところにある港町だ。そこから魔導アーマーの運搬船で大三角島へわたる計画だったな…帝国の監視は俺達でやる。幻獣のほうはたのんだぞ。
マッシュ 本当に帝国を信用しても大丈夫だろうか…俺はなんだかいやな予感がする…
バナン ガストラがそんな事を言ったのか……帝国と手を結んで幻獣を探しに行くというのか…フーム
ジュン ……なるほど。確かに幻獣をほっておくわけにはいかないな…
カイエン やはり、せっしゃ…ケフカだけは許せんでござる…
ケフカ けっ!どいつもこいつもなんで俺がこんなところに入れられるんだ!! カーッ!
シンジラレナーイ!!
(高笑い後に)つまらん。
こうてい アルブルグでレオ将軍が待っている。共同で、大三角島に向かった幻獣を探し出してくれ。たのむぞ…
ガウ 酒のにおい…おやじのにおい……?
モグ クポ!

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