TVドラマ 感想
1983年〜1985年オンエアー作品

■1985年
特捜最前線 第403話 「死体番号6001のミステリー!」
■1985年
火曜サスペンス 「消えた郵便配達人」
■1985年
遠山の金さん 「愛よ甦れ!傷だらけの娼婦」
■1985年
必殺仕事人 「主水、下町の玉三郎と出会う」
■1985年
木曜ゴールデンドラマ 「我が子にぶつかれ」
■1985年
特捜最前線 第414話 「喫茶店ジャック 25時の謎!」
■1984年
家族ゲームU
■1984年
ロマンス 第82話、83話
■1983年
青が散る 第1話〜最終話
エンケンさんとの出会い!「青が散る」

私がエンケンさんを初めて見たドラマ「青が散る」は1983年にTBSで放映された作品です。
とても古いのですが、どなたも感想を書かれていないようですし、プロフィールを見るとエンケン
さんデビューの年の作品という事になりますので、僭越ながら書かせて頂きます。


私はとにかくこのドラマが大好きだったのですが、周りの人に言っても知っている人がほとんど
いませんでした。ところがある時、何とホームページで「青が散るファンクラブ」なるものを見つけ
ました。20年近く前のドラマなのに、たくさんの人がこのドラマに対する熱い思いを今でも掲示板
に書き込んでいます。この事からもわかるように、こんなにも多くの人の心に残る作品と言う事は、
間違いなく名作だったのではないかと私は思っています。


ストーリーは宮本輝氏の同名小説を原作として、大学のテニス部を中心に青春の希望、不安、
悩みなどをキャンパスライフとともに描くさわやかな青春ドラマです。

一浪して大学に入った椎名遼平(石黒賢)は入学手続きの日に出会ったお嬢様で美人の新入生
佐野夏子(二谷友里恵)にひと目ボレ。そんな遼平は新設大学のため、コート作りから始める
金子慎一(佐藤浩市)につき合わされテニス部に入部する。

一方では、遼平に好意をよせる星野祐子(川上麻衣子)、テニスでは一流の腕を持ちながら余命
を宣告される病気に苦しむ安斎克己(清水善三)、そして初恋の相手祐子と大学で再会し再び思い
をあらたにする貝谷朝海(エンケン)らも同じくテニス部に入部する。


主なストーリーは遼平、夏子、祐子の恋物語を中心に進んで行きますが、私の中でとても印象に
残っているのが、安斎と貝谷の練習試合のシーンです。

ケタ違いに強く、どう考えても勝てない安斎を相手に、勝つという猛烈な執念で果敢に挑む貝谷の
試合はものすごいものでした。貝谷のテニスは超変則的でフォームもめちゃくちゃ、時には暴言を
吐きながら、時にはラケットを地面に叩き付けながら試合を続けていくうち、ついにはその迫力に
安斎が負け、貝谷が勝つのです。

私は今でもそのシーンのエンケンさんが強烈に心に残っています。勝てるとは思えない相手なのに
必死に、がむしゃらに、そして自分の力をすべて出し切って挑むエンケンさんのひたむきな姿は本当
に美しく心を打たれました。

とにかくこの時のエンケンさんの迫力と言ったらありませんでした。試合後に息を切らせ、安斎と
貝谷が握手するシーンは、私も目の前であたかもその試合を見ていたかのように息が切れました。


他にも、祐子の結婚を知ったあとのクリスマスパーティーで、祐子とチークダンスを踊るシーンや、
その後祐子の結婚式場で、みんながにぎやかに通り過ぎる中、そっと後ろを振り返る時の表情や、
最後に結ばれる事になるテニス部の荒井ゆかり(広田玲央名)を追いかけ、バイト先の女子大生
クラブ(80年代の話です。今で言うとキャバクラですか?)に乗り込み、こてんぱに殴られるシーン
などなど、エンケンさんの見所は満載です。

そして、結局は余命の宣告に耐えられず自殺してしまう安斎を思い、一人安斎のロッカールームに
火を点けたタバコを置くシーンは本当に涙が止まりませんでした。


20年近く前にもかかわらず、石黒賢さんは今よりもちょっとかわいいと言うくらいだし、佐藤浩市さんに
関しては今とほとんどかわらない感じです。

それに比べてエンケンさんは、サラサラの長い髪型のせいもありますが、今よりももっと鋭くて切れ長
の目、そしてとんがったアゴなど、パッと見た感じではエンケンさんとはわからないくらいです。

それでも、あの素敵なお声は今と全く同じで、絶叫したりケンカしたり(お風呂でモザイクもあります。
この頃からすでにやってたんだね・・・。)するシーンなど、情熱的でエネルギー溢れる演技はデビュー
の頃からすでに完成されていたのではないかと思いました。


これまで数え切れない程の多くの作品に出演され、バイプレイヤーと名をはすエンケンさんの原点に
出会えた気がして、私はとても幸せだと思いました。

02/01/13まきんこさん
■1983年
火曜サスペンス 「愛しき妻よさらば」


再放送「愛しき妻よ さらば」
こちらには初めてカキコします。83年の火サスの作品です。一体どんなふうに出てくるのかなあ、と思って見て
いたら、電車の中で若い女性にからむ役で登場。えんけんさん、さすがに若いし、細い。(今でも細いですが)
髪型は今と同じオールバックで眉毛があまりないような感じでした。えんけんさんと一緒に2人の男性がいたの
ですが、そのうちの1人が元一世風靡セピアの武野功雄さんでびっくり!武野さんも若い。

ここで三國連太郎さんが1人の男の人を殴って女性と逃げるのですが、翌朝、その人が死んだことを知り、そこ
から思ってもみなかった事態に巻き込まれていく。というのがあらすじ。えんけんさんは暴走族で、仲間を殺された
ことで三國さんを駅で待ち伏せしたりするのですが、最後は悲惨です。

いわゆるチンピラ役ですが、あのとがりかたは、やはりただものではないという雰囲気でよかったです。
あと主題歌が岩崎宏美の「マドンナたちのララバイ」で、確かこの曲は火サスの最所の主題歌なので、この作品は
火サスの本当の初期の作品ですね。今年になってから、20周年記念作品が放送されているから、計算上はそう
なんだけど、少し時代を感じてしまいました。

02/02/07 オレンジクリームさん

★★★
口径が小さいので至近距離から確実に。
まいどです。
今日の1本は「愛しき妻よ さらば」。
定年があと1月と迫るしがない中間管理職の男の元に届いた荷物。
それは亡くなった戦友の形見。黒く鈍く光るピストル。
捨てようと思いつつ、捨て場所が見つけられず、鞄の奥に押し込めて帰路につく。
毎日乗る国電の車内でチンピラ(ツッパリ…?)にからまれる女性に縋り付かれ、巻き添えで殴られる。
思わず殴り返した手に握られていたピストル。
平凡でつつましやかな日常を狂わせ始める一瞬の出来事。
「これが私の最後の戦争なんだ…」

19年前のドラマですが、重い。重すぎる。
三國連太郎さんの鬼気迫る演技に感服。
エンケンさんは女性にからむ暴走族のリーダー格、コウジ。
眉毛が後ろ半分ありません。やられ方はまだ固いです。
青くていきがってるチンピラっぽさは地でしょうか、演技でしょうか。
武野功雄さんがスキンヘッドに口紅、でこに薔薇の刺青と強烈。

脚本が石井輝夫で監督が鈴木則文…そりゃハードになりますわな(笑)
02/04/16 はまさん


■1983年
お庭番忍びの構図
■1983年
太陽にほえろ!第569話 「ホームラン」

■1983年
ただいま放課後3
ただいま放課後3

たまたま見ていた(しかも途中から)、かなり古いのですが
『ただいま放課後3』〜涙涙!デートはおあずけ〜(サブタイトルどうよ)に
エンケン様を発見しました。
ドンガメ(本田博太郎)とチョロ(今泉哲章)率いる、あけぼの高校ラクビー部は
二流。その高校生役に堤大二郎と大村波彦(なっ、なつかしい〜)。
エンケン様はライバル校、湘南旭高校の超一流ラクビー部員でした。
しかし、作品リストにはのってないし、映像は古いし、エンケン様若いし、
眉が...。ほんとにエンケン様なのか?エンディングロールもないし
自信がありませんでした。
どうしても確かめたくて、再放送日に録画して出演者に「遠藤憲一」を確認。
間違ってない!ほんものでした。バンサーイ!!
(みささん)


■1983年
壬生の恋歌